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Chapter10(鵠沼編)
Chapter10-③【風を感じて】
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「兄貴もMなの?」
少年が聞く。
「そ、そうだよ。」
何故かどぎまぎして吃ってしまう。
「さっき一緒だった人はカレシ?
絶対Sでしょ?
兄貴には勿体ないから、僕が奪っちゃおうかな。」
すっかり少年のペースだ。
「そこはいつも僕が焼いている場所なんだけどなぁ。」
勝手な理屈で抗議してきた。
そう言われても困る。
「だったらもっと早く来ればいいじゃないか!」
無駄だと思いながらも反撃を試みる。
「そんな怒らないでよ。
大人気ないなぁ。」
想定通り、呆れ顔で言われた。
「ここ人通りが多いから、直ぐちょっかい出されるんだ。」
少年は事もなげに言う。
「そんな場所なのか、ここ?」
びっくりして問い質す。
木々の下に捨てられたティッシュの意味を知る。
「兄貴だってそれが目的で、ここを陣取ったんでしょ?」
少年が聞き返す。
「ねえ、1時間だけ、ここ貸して!
抜いたら直ぐにどくから。」
少年は両手を合わせて頼む。
「しょうがないな。」
しぶしぶ承諾する。
「サンキュ。
だったらその間泳いで来てもいいし。
そこの茂みから、僕のイクところを見ててもいいよ。」
中途半端なウインクは幼さを残していた。
少年はシートに座ると、勝手にオイルを使いだす。
「おい、それ俺のだぜ。」
小声で苦情を言う。
「いいじゃん。
減る物じゃないんだし。」
漫画の様に舌を出す。
ずばずば言うが、憎めない性格だ。
とても一時間で目的が達成できるとは思えない。
呆れながらも、先程少年の指した茂みに身を隠す。
日陰に入ると、若干風を感じる。
暫くすると、ガサガサと音がした。
「おう!ケイスケ、今日もいるな。」
声が聞こえる。
主は競パンを穿いた30才前後のスイム体型の男だ。
ケイスケは顔を上げず、寝た振りをしてる。
男は手でケイスケの身体のオイルと汗を撫で回す。
手をべとべとにすると、ケイスケのマラを扱き出す。
マラはどんどん硬さを増すが、まだ寝ている振りを通すらしい。
スイム男が競パンを脱ぐ。
寝ていた筈のケイスケはパクっとペニスを咥えた。
スイム男は気持ち良さそうにフェラされている。
そこに40代半ばの六尺を締めた熊の様な男が現れた。
「何だケイスケ、先客か?」
熊男が言うと、スイム男と視線が搗ち合う。
スイム男は直ぐに目を閉じ、熊男を無視する。
熊男は暫く二人の動向を眺めていたが、我慢出来なくなったらしい。
ケイスケの尻を持ち上げ、四つん這いの体勢にする。
フェラを止めることなく、ケイスケは尻を突き出す。
熊男は六尺の脇からマラを引っ張り出すと、オイルをたっぷりと注ぐ。
『俺のオイルだ!』
ケイスケのアナルを指で解すと、マラを突き刺した。
上下の口を犯され、全身が波打つケイスケに少年の面影はない。
スイム男が顔を顰め、射精体勢に入る。
「イクぞ!」
熊男も吠える。
ほぼ同時に射精した様だ。
三人共、肩で息しながら離れた。
「兄貴、もういいよ。」
口と尻から白濁の汁を垂らしたケイスケが言う。
スイム男と熊男が振り返る。
茂みの中で視線が合う。
スイム男の目が輝き、熊男は舌なめずりした。
「こんな所に上玉がいたとはなぁ。」
熊男が近寄ってきた。
俺は立ち上がり、後退りする。
背中に当たったネットから砂が舞う。
「その変態振りはお前もドMだな。
ケイスケみたく気持ち良くしてやるぜ。」
スイム男が太陽側に回り込む。
二人が目配せした。
熊男は反対側から間合いを詰める。
防砂林の外へ逃げれば追っては来ないだろう。
しかし今の格好ではそれは無理だ。
この状況を客観的に捉えると、かなりのピンチに陥っていた。
(つづく)
少年が聞く。
「そ、そうだよ。」
何故かどぎまぎして吃ってしまう。
「さっき一緒だった人はカレシ?
絶対Sでしょ?
兄貴には勿体ないから、僕が奪っちゃおうかな。」
すっかり少年のペースだ。
「そこはいつも僕が焼いている場所なんだけどなぁ。」
勝手な理屈で抗議してきた。
そう言われても困る。
「だったらもっと早く来ればいいじゃないか!」
無駄だと思いながらも反撃を試みる。
「そんな怒らないでよ。
大人気ないなぁ。」
想定通り、呆れ顔で言われた。
「ここ人通りが多いから、直ぐちょっかい出されるんだ。」
少年は事もなげに言う。
「そんな場所なのか、ここ?」
びっくりして問い質す。
木々の下に捨てられたティッシュの意味を知る。
「兄貴だってそれが目的で、ここを陣取ったんでしょ?」
少年が聞き返す。
「ねえ、1時間だけ、ここ貸して!
抜いたら直ぐにどくから。」
少年は両手を合わせて頼む。
「しょうがないな。」
しぶしぶ承諾する。
「サンキュ。
だったらその間泳いで来てもいいし。
そこの茂みから、僕のイクところを見ててもいいよ。」
中途半端なウインクは幼さを残していた。
少年はシートに座ると、勝手にオイルを使いだす。
「おい、それ俺のだぜ。」
小声で苦情を言う。
「いいじゃん。
減る物じゃないんだし。」
漫画の様に舌を出す。
ずばずば言うが、憎めない性格だ。
とても一時間で目的が達成できるとは思えない。
呆れながらも、先程少年の指した茂みに身を隠す。
日陰に入ると、若干風を感じる。
暫くすると、ガサガサと音がした。
「おう!ケイスケ、今日もいるな。」
声が聞こえる。
主は競パンを穿いた30才前後のスイム体型の男だ。
ケイスケは顔を上げず、寝た振りをしてる。
男は手でケイスケの身体のオイルと汗を撫で回す。
手をべとべとにすると、ケイスケのマラを扱き出す。
マラはどんどん硬さを増すが、まだ寝ている振りを通すらしい。
スイム男が競パンを脱ぐ。
寝ていた筈のケイスケはパクっとペニスを咥えた。
スイム男は気持ち良さそうにフェラされている。
そこに40代半ばの六尺を締めた熊の様な男が現れた。
「何だケイスケ、先客か?」
熊男が言うと、スイム男と視線が搗ち合う。
スイム男は直ぐに目を閉じ、熊男を無視する。
熊男は暫く二人の動向を眺めていたが、我慢出来なくなったらしい。
ケイスケの尻を持ち上げ、四つん這いの体勢にする。
フェラを止めることなく、ケイスケは尻を突き出す。
熊男は六尺の脇からマラを引っ張り出すと、オイルをたっぷりと注ぐ。
『俺のオイルだ!』
ケイスケのアナルを指で解すと、マラを突き刺した。
上下の口を犯され、全身が波打つケイスケに少年の面影はない。
スイム男が顔を顰め、射精体勢に入る。
「イクぞ!」
熊男も吠える。
ほぼ同時に射精した様だ。
三人共、肩で息しながら離れた。
「兄貴、もういいよ。」
口と尻から白濁の汁を垂らしたケイスケが言う。
スイム男と熊男が振り返る。
茂みの中で視線が合う。
スイム男の目が輝き、熊男は舌なめずりした。
「こんな所に上玉がいたとはなぁ。」
熊男が近寄ってきた。
俺は立ち上がり、後退りする。
背中に当たったネットから砂が舞う。
「その変態振りはお前もドMだな。
ケイスケみたく気持ち良くしてやるぜ。」
スイム男が太陽側に回り込む。
二人が目配せした。
熊男は反対側から間合いを詰める。
防砂林の外へ逃げれば追っては来ないだろう。
しかし今の格好ではそれは無理だ。
この状況を客観的に捉えると、かなりのピンチに陥っていた。
(つづく)
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