67 / 354
Chapter6(沖縄アツシ編)
Chapter6-⑨【Hot Stuff】
しおりを挟む
途中の自販機でペットボトルを買う。
「日焼けの後はビタミンを補充しないと。
これ飲んでみて。」
白い錠剤を渡す。
兄貴は受け取った錠剤をペットボトルのコークで一気に流し込んだ。
疑っている様子はない。
俺は内心でほくそ笑んだ。
向かった銭湯は高台に建っていて、漁港と隣接する町全体を見下ろせた。
真っ黒に焼けて、黄ばんだスパッツを穿いている兄貴は一歩間違うとホームレスだ。
銭湯のフロントスタッフも目を丸くする。
脱衣場で全裸になった兄貴は室内灯の下で一段と黒く見える。
そしてTフロントとTバックの焼け跡がMの証として存在感を示していた。
「タクミ、何か変な気分なんだ。」
兄貴が不審な表情を浮かべて、振り返った。
「どうしたの?」
しらばっくれて、聞き返す。
「身体が火照るんだ。
ほら、こんなにギンギンになっちまった。」
タオルの下から勃起したマラを覗かせた。
「日焼けているから、血行が良くなったんじゃない。」
適当な事を言う。
さっき渡した錠剤はビタミン剤ではない。
タケルから貰ったバイアグラ系の錠剤を嘘付いて飲ませた。
「少し冷静になれば落ち着くよ。
俺は離れているから、興奮を抑えなよ。」
背中を押し、先に風呂に向かわせる。
俺は喫煙所に行って、一服タバコを燻らせる。
遅れて風呂場に入った。
風呂場には10人以上の人がいる。
組合員もかなりいて、海で見掛けた奴もいた。
身体を軽く洗ってから、でかい湯船に入る。
ガラス張りの窓からは、眼下に海が見渡せた。
小さな漁港には舟が集まっている。
その周辺を家屋が集まり、町を形成していた。
ミニチュアの様に見えた。
熱目のお湯が心地良い。
兄貴は一番奥の湯船に浸かっていた。
俺が来たことも気付かず、前方を凝視している。
身体をずらして、手摺の陰に隠れているモノを確認した。
兄貴の丁度正面の湯船の縁に腰掛けている奴がいた。
腰にタオルを巻いているが、兄貴のポジションからはその中身が見えている筈だ。
暫くその様子を楽しむ事にした。
(つづく)
「日焼けの後はビタミンを補充しないと。
これ飲んでみて。」
白い錠剤を渡す。
兄貴は受け取った錠剤をペットボトルのコークで一気に流し込んだ。
疑っている様子はない。
俺は内心でほくそ笑んだ。
向かった銭湯は高台に建っていて、漁港と隣接する町全体を見下ろせた。
真っ黒に焼けて、黄ばんだスパッツを穿いている兄貴は一歩間違うとホームレスだ。
銭湯のフロントスタッフも目を丸くする。
脱衣場で全裸になった兄貴は室内灯の下で一段と黒く見える。
そしてTフロントとTバックの焼け跡がMの証として存在感を示していた。
「タクミ、何か変な気分なんだ。」
兄貴が不審な表情を浮かべて、振り返った。
「どうしたの?」
しらばっくれて、聞き返す。
「身体が火照るんだ。
ほら、こんなにギンギンになっちまった。」
タオルの下から勃起したマラを覗かせた。
「日焼けているから、血行が良くなったんじゃない。」
適当な事を言う。
さっき渡した錠剤はビタミン剤ではない。
タケルから貰ったバイアグラ系の錠剤を嘘付いて飲ませた。
「少し冷静になれば落ち着くよ。
俺は離れているから、興奮を抑えなよ。」
背中を押し、先に風呂に向かわせる。
俺は喫煙所に行って、一服タバコを燻らせる。
遅れて風呂場に入った。
風呂場には10人以上の人がいる。
組合員もかなりいて、海で見掛けた奴もいた。
身体を軽く洗ってから、でかい湯船に入る。
ガラス張りの窓からは、眼下に海が見渡せた。
小さな漁港には舟が集まっている。
その周辺を家屋が集まり、町を形成していた。
ミニチュアの様に見えた。
熱目のお湯が心地良い。
兄貴は一番奥の湯船に浸かっていた。
俺が来たことも気付かず、前方を凝視している。
身体をずらして、手摺の陰に隠れているモノを確認した。
兄貴の丁度正面の湯船の縁に腰掛けている奴がいた。
腰にタオルを巻いているが、兄貴のポジションからはその中身が見えている筈だ。
暫くその様子を楽しむ事にした。
(つづく)
0
お気に入りに追加
94
あなたにおすすめの小説
性的イジメ
ポコたん
BL
この小説は性行為・同性愛・SM・イジメ的要素が含まれます。理解のある方のみこの先にお進みください。
作品説明:いじめの性的部分を取り上げて現代風にアレンジして作成。
全二話 毎週日曜日正午にUPされます。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
プライド
東雲 乱丸
BL
「俺は屈しない! 」男子高校生が身体とプライドを蹂躙され調教されていく…
ある日突然直之は男達に拉致され、強制的に肉体を弄ばれてしまう。
監禁されレイプによる肉体的苦痛と精神的陵辱を受ける続ける直之。
「ヤメてくれー! 」そう叫びながら必死に抵抗するも、肉体と精神の自由を奪われ、徐々に快楽に身を委ねてしまう。そして遂に――
この小説はR-18です。
18歳未満の方の閲覧は固くお断りいたします。
エロのみのポルノ作品です。
過激な生掘り中出しシーン等を含む暴力的な性表現がありますのでご注意下さい。
詳しくはタグを確認頂き、苦手要素が含まれる方はお避け下さい。
この小説はフィクションです。
登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
また皆様に於かれましては、性感染症防止の観点からもコンドームを着用し、セーファーセックスを心掛けましょう。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる