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Chapter5(沖縄クニシゲ編)
Chapter5-⑨【Burning Up】
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国際通りの近くにあるホテルにチェックインしたのは8時近かった。
フロントは小さく、ビジネスホテルと変わりない。
学生時代にバイトをしていたのは恩納村のリゾートホテルだった。
それと比べると、落胆が勝ってしまう。
ここではオーシャンビューは望めないだろう。
ゴールデンウィークで満室だったので、マネージャーが系列のこのホテルを紹介して
くれた。
価格を優先させたと、自分を納得させる。
それにゲイビーチへ行くにはここの方がアクセスが良い。
通された部屋は最上階のデラックスルームだった。
マネージャーがグレードアップしてくれた様だ。
落胆は既に影を潜めていた。
シャワーを早く浴びたい。
熱い湯で全てを流し、さっぱりしたかった。
「ユーキ、一緒に風呂入ろうか?」
那覇の夜景を見ていた兄貴に声を掛ける。
真っ暗な夜の海よりロマンティックだ。
「先に入ってて。
後で行く。」
外を見たまま兄貴が答えた。
熱目のシャワーを顔面から浴びた。
口に含んで、吐き捨てる。
身体に付着していたオイルが排水口に流れて行く。
『クニさんへの想いも一緒に流れてくれば良いのに…。』
大分遅れて、ドアが開いた。
頭を振って、雑念を追い払う。
俺は既に身体を洗い終わっていた。
「ユーキ、頭を洗ってあげるよ。」
湯気の向こうに声を掛ける。
姿を現した兄貴は無言のまま足下に胡座をかいた。
ハンドルを捻ると、勢い良くお湯が出てきた。
「あっ、熱い!」
兄貴が飛び上がる。
「ごめん。温度の設定を戻してなかった。」
慌てレバーに手を伸ばす。
「本当に悪いと思っているのか?」
兄貴が真っすぐ目を見ながら聞いてきた。
「勿論…。」
狼狽しながら答える。
「じゃあ、罰としてこうだ!」
兄貴は目の前にあったマラを尺八し始めた。
俺の中で後悔が欲望へと変わっていく。
見下ろして、マラビンタで何度も顔を往復する。
『ピシッ!ピシッ!』
広い浴室に響く。
まだ身体を洗ってない兄貴から汗とオイルの臭いが発散する。
ラッシュの様な刺激臭となり、俺を欲情させた。
鏡の前に兄貴を立たせると、後ろから手を廻して乳首を摘む。
肥大した乳首は簡単に掴めた。
「うぉぉぉ。」
少し強めに引っ張ると、兄貴は直ぐに感じ始めた。
真っ黒に焼けた顔が淫らに崩れていく。
鏡に映る兄貴は涎を垂らし、半開きの口からは声が漏れた。
前に回り込み、乳首を口に含む。
そして思い切り歯を立てた。
「うおぉぉぉ!」
絶叫に近い大声に変わる。
「うるせぇ!これでも口に入れとけ!」
干してあった黒猫で口を塞ぐ。
更に強く乳首を噛んだ。
「うごぉぉぉ…。」
叫び声は濡れた黒猫が吸収し、呻き声に置き換わる。
その声がSっ気を更に増幅させた。
(つづく)
フロントは小さく、ビジネスホテルと変わりない。
学生時代にバイトをしていたのは恩納村のリゾートホテルだった。
それと比べると、落胆が勝ってしまう。
ここではオーシャンビューは望めないだろう。
ゴールデンウィークで満室だったので、マネージャーが系列のこのホテルを紹介して
くれた。
価格を優先させたと、自分を納得させる。
それにゲイビーチへ行くにはここの方がアクセスが良い。
通された部屋は最上階のデラックスルームだった。
マネージャーがグレードアップしてくれた様だ。
落胆は既に影を潜めていた。
シャワーを早く浴びたい。
熱い湯で全てを流し、さっぱりしたかった。
「ユーキ、一緒に風呂入ろうか?」
那覇の夜景を見ていた兄貴に声を掛ける。
真っ暗な夜の海よりロマンティックだ。
「先に入ってて。
後で行く。」
外を見たまま兄貴が答えた。
熱目のシャワーを顔面から浴びた。
口に含んで、吐き捨てる。
身体に付着していたオイルが排水口に流れて行く。
『クニさんへの想いも一緒に流れてくれば良いのに…。』
大分遅れて、ドアが開いた。
頭を振って、雑念を追い払う。
俺は既に身体を洗い終わっていた。
「ユーキ、頭を洗ってあげるよ。」
湯気の向こうに声を掛ける。
姿を現した兄貴は無言のまま足下に胡座をかいた。
ハンドルを捻ると、勢い良くお湯が出てきた。
「あっ、熱い!」
兄貴が飛び上がる。
「ごめん。温度の設定を戻してなかった。」
慌てレバーに手を伸ばす。
「本当に悪いと思っているのか?」
兄貴が真っすぐ目を見ながら聞いてきた。
「勿論…。」
狼狽しながら答える。
「じゃあ、罰としてこうだ!」
兄貴は目の前にあったマラを尺八し始めた。
俺の中で後悔が欲望へと変わっていく。
見下ろして、マラビンタで何度も顔を往復する。
『ピシッ!ピシッ!』
広い浴室に響く。
まだ身体を洗ってない兄貴から汗とオイルの臭いが発散する。
ラッシュの様な刺激臭となり、俺を欲情させた。
鏡の前に兄貴を立たせると、後ろから手を廻して乳首を摘む。
肥大した乳首は簡単に掴めた。
「うぉぉぉ。」
少し強めに引っ張ると、兄貴は直ぐに感じ始めた。
真っ黒に焼けた顔が淫らに崩れていく。
鏡に映る兄貴は涎を垂らし、半開きの口からは声が漏れた。
前に回り込み、乳首を口に含む。
そして思い切り歯を立てた。
「うおぉぉぉ!」
絶叫に近い大声に変わる。
「うるせぇ!これでも口に入れとけ!」
干してあった黒猫で口を塞ぐ。
更に強く乳首を噛んだ。
「うごぉぉぉ…。」
叫び声は濡れた黒猫が吸収し、呻き声に置き換わる。
その声がSっ気を更に増幅させた。
(つづく)
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