妄想日記1<<ORIGIN>>

YAMATO

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Chapter4(タケルとイオリ編)

Chapter4-⑥【Over Drive】

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「こいつに貞操帯管理しようと思ったが、流石に合うサイズがないんだ。」
タケルが苦笑した。
「タケル、今その貞操帯は持っているか?」
前を見たまま聞く。
バックミラーを見たら、引き込まれそうだ。
「ああ、あるぜ。
竿全部をカバーするタイプと竿の根元と玉に鍵を掛けるタイプだ。
タクミ使うか?」
俺の真意を察してくれた。
 
「なら後に言った方を貸してくれ。」
兄貴の表情を窺う。
好奇心で一杯の兄貴は股間に手を置いている。
手を離したら、勃起したマラが再び露わになる筈だ。
 
「イオリはタケルのどこが良かったんだ?」
敢えて普通の質問をしてみる。
欲望に押し潰されそうで、運転がしんどい。
「タケルさんは全てがクールで格好良いです。
そして一番はピアスに惹かれました。」
その答えを、タケルはニヤニヤしながら聞いている。
結局、話題は卑猥な方へ戻ってしまった。
 
タケルの自慢は、両乳首と亀頭に入れたピアスだった。
「タクミもピアス入れれば、リピーターが絶えないぜ。」
タケルが口を挟んだ。
「俺には必要ないよ。」
兄貴を横目で見る。
ただ兄貴には入れさせたい願望もあるが、無理強いはしたくない。
 
「イオリは来月入れるんだ。
俺が開けた所を紹介してやるんだ。」
タケルはイオリを見ながら言った。
確かにこの巨根にピアスを入れたら、鬼に金棒だろう。
 
「イオリはどこに入れるんだ?」
続けて聞く。
「最初は乳首。
その後に亀頭にも入れます。」
目を輝かせて言う姿は眩しい。
「タケルさんみたいになりたくて、ジムと日サロにも通っています。」
可愛らしい事を言った。
 
タケルの祖父は黒人のアメリカンだと聞いている。
その遺伝で日焼けしないにも関わらず、そのしなやかな筋肉は黒く光っていた。
「お前のここにピアスが入るかと思うと、俺も楽しみだぜ。」
タケルは言いながら、イオリのマラを掴む。
愛らしくて堪らない様子が伺える。
こんなタケルを見るのは初めてだ。
 
「今日は縛りの合宿だ。
手始めに金玉縛りを実演してやろう。」
タケルは鞄から麻紐を取り出す。
その紐を器用に使い、瞬時に金玉を縛り上げる。
竿と二つの玉は分割され、それぞれが最大限の大きさに膨れ上がった。
 
「よし、これで完了。
ジーンズ穿いていいぞ。」
タケルがイオリの尻を叩く。
「そろそろ昼飯にするか。
次のサービスエリアに入ろうぜ。」
スパンキングの音を振り払うように大声で言う。
隣の兄貴の股間は先走りが滲み、ジーンズの隙間から肉棒がはみ出さんばかりだ。
 
パーキングに車を止め、4人は降りた。
通り過ぎる人達は立ち止まり、振り返る。
やはり世間の人達には、四人が異様に映るのだろう。
イオリを見ると、ストレッチジーンズにくっきり亀頭と玉の形が浮き出ている。
それで堂々と歩いているイオリに対して、前屈みでひょこひょこ歩いている兄貴は滑稽だった。
 
 
(つづく)
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