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Chapter3(変化編)
Chapter3-④【Any Way You Want It】
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「これクリスマスのプレゼントだよ。」
照れながら言う。
「マ、マジ?でも悪いよ…。
しかも高いし。」嬉し恥ずかしの兄貴は言い淀む。
「俺は大したもの買ってないんだ。」と付け加えた。
「えー!俺にプレゼントがあるの?」
兄貴からのプレゼントがあるとなるとテンションは上がる一方だ
確かに値段は張るが、迷いは消えた。
「お兄ちゃん、元気やね。」
突然、声を掛けられた。
シーンとした店内には場違いな音だ。
声の方向を向くと、ニヤニヤした年配の人が兄貴の『ボンレスハム』を覗き込んでい
た。
驚いた兄貴は、俺の後ろに回り込む。
ジーンズは先走りの波状攻撃により、限界に達していたのだろう。
一歩踏み出した途端に、ジーンズの横糸を破ってしまった。
勢い良く現れたマラは元気一杯だ。
「お兄ちゃん、威勢が良いな。
こんな所でチンコ出していると、店員さんに怒られるよ。」と楽しげだ。
『お前の所為だろ!』
内心毒づくが、敢えて言わない。
狼狽した兄貴はマラを収めようと必死だ。
先走りの出まくったマラはうなぎの如くヌルヌルと暴れている。
やっとの思いで収納に成功した兄貴は赤面したまま硬直していた。
店中の人が事の成り行きを見詰めている。
「先に出てて良いよ。
買ったら直ぐに行くから。」
さすがに不憫に思い、背中を押す。
会計する前にレザー製全頭マスクと乳首の肥大グッズをチェックする。
早く追い掛けたいが、気に入った物が多過ぎた。
ボディハーネスと全頭マスクを装着した兄貴を想像すると胸が高まる。
チェックインが待ち遠しい。
店を出て、兄貴を探す。
少し離れた街灯の下に兄貴はいた。
先程の年配者がまとわり付いている。
俺はブーツの足音が響かせながら近付く。
二人が振り向いた。
「俺の兄貴に何か用か?」
ドスを利かせて言うと、そそくさと行ってしまった。
「何か言われた?」
優しく訊いてみる。
「3万でやらないか?って言われた…。」
俯き加減で表情は分からない。
『俺がいなかったら、付いて行ったのではないか?』
北風が不安を運んできた。
(つづく)
照れながら言う。
「マ、マジ?でも悪いよ…。
しかも高いし。」嬉し恥ずかしの兄貴は言い淀む。
「俺は大したもの買ってないんだ。」と付け加えた。
「えー!俺にプレゼントがあるの?」
兄貴からのプレゼントがあるとなるとテンションは上がる一方だ
確かに値段は張るが、迷いは消えた。
「お兄ちゃん、元気やね。」
突然、声を掛けられた。
シーンとした店内には場違いな音だ。
声の方向を向くと、ニヤニヤした年配の人が兄貴の『ボンレスハム』を覗き込んでい
た。
驚いた兄貴は、俺の後ろに回り込む。
ジーンズは先走りの波状攻撃により、限界に達していたのだろう。
一歩踏み出した途端に、ジーンズの横糸を破ってしまった。
勢い良く現れたマラは元気一杯だ。
「お兄ちゃん、威勢が良いな。
こんな所でチンコ出していると、店員さんに怒られるよ。」と楽しげだ。
『お前の所為だろ!』
内心毒づくが、敢えて言わない。
狼狽した兄貴はマラを収めようと必死だ。
先走りの出まくったマラはうなぎの如くヌルヌルと暴れている。
やっとの思いで収納に成功した兄貴は赤面したまま硬直していた。
店中の人が事の成り行きを見詰めている。
「先に出てて良いよ。
買ったら直ぐに行くから。」
さすがに不憫に思い、背中を押す。
会計する前にレザー製全頭マスクと乳首の肥大グッズをチェックする。
早く追い掛けたいが、気に入った物が多過ぎた。
ボディハーネスと全頭マスクを装着した兄貴を想像すると胸が高まる。
チェックインが待ち遠しい。
店を出て、兄貴を探す。
少し離れた街灯の下に兄貴はいた。
先程の年配者がまとわり付いている。
俺はブーツの足音が響かせながら近付く。
二人が振り向いた。
「俺の兄貴に何か用か?」
ドスを利かせて言うと、そそくさと行ってしまった。
「何か言われた?」
優しく訊いてみる。
「3万でやらないか?って言われた…。」
俯き加減で表情は分からない。
『俺がいなかったら、付いて行ったのではないか?』
北風が不安を運んできた。
(つづく)
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