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Chapter3(変化編)
Chapter3-①【HAPPY X'MAS!】
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街はクリスマスのイルミネーションで華やいでいる。
今の俺と同じだった。
目の前の兄貴は、最近起こった出来事を身振り手振りを交えながら話している。
穏やかな時間が永遠に続く事を祈った。
「タクミ!ちゃんと話を聞いてるか?」
7つも年上の兄貴が頬を膨らまし言う。
子供の様な表情に笑みが零れる。
「勿論聞いているよ。」
駄々っ子を宥めた。
「さっきから笑いながら、頷いているだけじゃないか。」
納得しない様子でナイフとフォークを置いた。
「さてはエッチな事考えていたな。」
兄貴の目が妖しく光る。
空になった皿が並ぶ。
兄貴はパスタとピザとデザートを平らげていた。
食欲が満たされて、今度は性欲にシフトしたらしい。
「俺の言った事が信じられないのか?」
冗談できつめに言ってみる。
みるみる内に顔が曇り出す。
兄貴は気持ちがストレートに顔に出る。
顔を見れば、嬉しいのか怒っているか直ぐ分かった。
「そんな奴はお仕置きだ。」
ポケットの中に忍ばせていたリモコンのスイッチを入れる。
テーブルの下から微かな振動音が聞こえてきた。
同時に兄貴の表情が変わる。
苦悶と快楽の入り混じった表情に。
「な、何?これ?」
突然の刺激が何に由来しているか、まだ理解出来ないらしい。
「これで操作しれるのさ。」
さっき渡したローターはリモコン型である事を説明し、リモコンを見せた。
「急に動たから驚いたよ。
じゃあ、今の俺はタクミの思いのままだな。」
満更でもない様子だ。
「ユーキはセンズリする時は何をオカズにしてる?」
振動に身悶えている兄貴にエロ話を振る。
「D、DVDが多いよ…。」
言葉が続かない。
淫乱な兄貴がそれだけの筈がない。
「オモチャは何を使っているの?」
答え易い様に、使っている事を前提に聞く。
俺なりの優しさだ。
「たまにハリガタを使うけど…。
い、いつもじゃないぞ…。」
落ち着かない兄貴はそう言うのがやっとだった。
まだまだ聞きたい事があったので、一旦ローターを停止する。
「これ、凄い威力だな!」
興奮が冷めやらぬ様だ。
(つづく)
今の俺と同じだった。
目の前の兄貴は、最近起こった出来事を身振り手振りを交えながら話している。
穏やかな時間が永遠に続く事を祈った。
「タクミ!ちゃんと話を聞いてるか?」
7つも年上の兄貴が頬を膨らまし言う。
子供の様な表情に笑みが零れる。
「勿論聞いているよ。」
駄々っ子を宥めた。
「さっきから笑いながら、頷いているだけじゃないか。」
納得しない様子でナイフとフォークを置いた。
「さてはエッチな事考えていたな。」
兄貴の目が妖しく光る。
空になった皿が並ぶ。
兄貴はパスタとピザとデザートを平らげていた。
食欲が満たされて、今度は性欲にシフトしたらしい。
「俺の言った事が信じられないのか?」
冗談できつめに言ってみる。
みるみる内に顔が曇り出す。
兄貴は気持ちがストレートに顔に出る。
顔を見れば、嬉しいのか怒っているか直ぐ分かった。
「そんな奴はお仕置きだ。」
ポケットの中に忍ばせていたリモコンのスイッチを入れる。
テーブルの下から微かな振動音が聞こえてきた。
同時に兄貴の表情が変わる。
苦悶と快楽の入り混じった表情に。
「な、何?これ?」
突然の刺激が何に由来しているか、まだ理解出来ないらしい。
「これで操作しれるのさ。」
さっき渡したローターはリモコン型である事を説明し、リモコンを見せた。
「急に動たから驚いたよ。
じゃあ、今の俺はタクミの思いのままだな。」
満更でもない様子だ。
「ユーキはセンズリする時は何をオカズにしてる?」
振動に身悶えている兄貴にエロ話を振る。
「D、DVDが多いよ…。」
言葉が続かない。
淫乱な兄貴がそれだけの筈がない。
「オモチャは何を使っているの?」
答え易い様に、使っている事を前提に聞く。
俺なりの優しさだ。
「たまにハリガタを使うけど…。
い、いつもじゃないぞ…。」
落ち着かない兄貴はそう言うのがやっとだった。
まだまだ聞きたい事があったので、一旦ローターを停止する。
「これ、凄い威力だな!」
興奮が冷めやらぬ様だ。
(つづく)
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