妄想日記1<<ORIGIN>>

YAMATO

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Chapter2(ユーキ編)

Chapter2-⑥【青い二人】

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ジムに戻ると、兄貴はインクラインベンチでダンベルを挙げていた。
しかし先程の覇気は全くない。
30キロのダンベルでは兄貴としては軽過ぎる。
違和感を覚えながらベンチの後ろに立った。
 
やはり思った通りだ。
インクラインは全重量がベンチとの密着部に伸し掛かる。
故にハリガタが一番奥まで突き刺さっているだろう。
大した重さじゃないのに全身で息をしているのは、欲情している証拠だ。
ここらで組合員にサービスをしてあげようかと、悪巧みを思い付く。
 
「次のセットはマックスを挙げるから、悪いけどサポート頼むよ。」
兄貴は背後に立つ。
肘の下に手を置き、サポート態勢になる。
中腰になった兄貴は自然とケツを突き出す。
きっと透けたスパッツからケツワレのラインとハリガタがはっきりと見えている筈
だ。
 
鏡越しに周囲を眺める。
案の定、学生っぽい奴が兄貴の後ろ姿を凝視していた。
別の2人組はこちらを見ながら、ひそひそ話をしている。
「ユーキ鏡を見てみろよ。
みんな兄貴のハリガタ姿を見ているぜ。」
笑いを堪え、そっと囁く。
 
びっくりして、鏡を見る兄貴が可愛い。
「みんな仲間だから大丈夫だよ。
少しケツを突き出してサービスしてやれば。」
冗談めかして言う。
すると顔を赤らめながらもケツを突き出した。
『あまり調子に乗るとハリガタが出てきてしまうぜ。』
マックス重量がひどく軽く感じた。
 
最後はお決まりのスクワットだ。
このトレーニングが一番肌を密着出来る。
ハリガタを入れたままで高重量は危険だ。
両サイドに20キロの青いプレートをセットする。
兄貴に先を促す。
肩幅に足を開き、バーベルを肩に乗せる。
ゆっくりと膝を曲げ、腰を落としていく。
腿が床と平行になった。
「ストップ!その態勢で10秒キープだ。」
響く声で動作を止める。
 
強制筋トレの締めだから、更なる艶姿を見たい。
「1、2、3…。」ゆっくり数える。
兄貴のケツからハリガタが押し出されようとしていた。
『ハリガタの土台がスパッツを持ち上げている!』
鏡に苦悶の表情が映る。
全身に脂汗が浮かぶ。
兄貴は必死に肛門を閉めているた。
力を込める程に顔が歪む。
『マジ凄い!こんなにエロいトレーニングは初めてだ。』
スクワットで括約筋まで鍛えられるとは、想像もしなかった。
 
 
(つづく)
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