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Chapter9(念望編)
Chapter9-⑤【君のAchoo!】
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「七時に上がるんで、それ迄待っててもらえないっすか?
その淫らな格好で。」
小宮山がマスクのジッパーを上げた。
大量の汗が身体を伝って、流れ落ちていく。
「分かった。二時間待ってる。」
「そのゴーグルとキャップは使っていいっすよ。
泳いでて下さい。」
小宮山は耳を済まし、外の様子を伺う。
「じゃあ、後で。」
扉を少し開けると、すり抜ける様に出ていった。
プールで泳ぐのは久しい。
クロールで一気に往復する。
だが疲れは全く感じない。
逆に火照った身体に油を注いだ様だ。
ゴーグル越しに辺りを見渡す。
まだ会社帰りの人はいない。
コースで泳いでている人は数人だ。
隣のコースをバタフライで泳いでてくる人が目に入る。
豪快なフォームで泳ぐ姿を目で追う。
ミラー型のゴーグルが精悍だ。
泳ぎ切った男が水中に沈む。
泡だけが水面に浮かぶ。
壁に背中を付けたままその気泡を見続けた。
水中から男が現れる。
ゴーグル同士が対峙した。
男は壁に持たれ、呼吸を整えている。
男の意識が自分に向いている事が犇々と伝わってきた。
水を弾く初々しい筋肉は大学生だろうか。
それに触れたい衝動に抗う。
男は身を翻すと、プールサイドに手を伸ばす。
身軽に身体を持ち上げると、水中から下半身が現れた。
小さ過ぎる競パンでは尻の割れ目は覆いきれない。
挑発している事を確信した。
男がプールサイドを歩いていく。
その先にカウンターがあり、小宮山が会員に対応していた。
明らかに節度のない水着を穿いた男は臆する事なくカウンターの前を通り過ぎる。
そして採暖室へ入っていった。
採暖室の木製の扉は重い。
中は思いの外広かった。
一番奥にテレビがあり、その手前に男は足を組んで座っていた。
反対側に二人の女性会員が賑やかに話している。
男の隣に腰を下ろす。
ゴーグルを付けたまま男は床を見ていた。
外し掛けた手を止め、ゴーグル越しに男の股間を見る。
小さな競パンから亀頭がはみ出していた。
キラキラ光る鈴口は汗の所為ではなさそうだ。
男の口から糸を引く液体が溢れた。
それが亀頭に付着する。
男は顔を上げる事なく、指で唾液を伸ばす。
大きなくしゃみが響き渡る。
男が発生源だ。
「そろそろ小宮山先生のレッスンが始まるわ。」
「あらっ、もうこんな時間。
急がなくちゃ。」
「また先生の筋肉にタッチしちゃおうかしら。」
二人の女性が出ていった。
男は組んでいた足を解き、股を広げた。
俯いていた顔を上げると、小さく笑う。
「あっ!」盛り上がった大胸筋に肥大した乳首が君臨していた。
その大きさは小宮山の比ではない。
凛々しいを通り越して、グロテスクだ。
だがそのグロテスクさに魅了された。
これだけ大きければ、普段から好奇の目で見られるだろう。
それを恥ずかしいと思うか、武器にするかは本人次第だ。
男はそれを最大限に利用し、煽ってきた。
突き出した胸は挑発のサインだ。
扉に目を向け、指を伸ばす。
弾力のある触り心地はタピオカの様だ。
押しても跳ね返す反発力がその屈強さを物語っていた。
爪を立て、潰しに掛かる。
「おおっ。」声が漏れ、ペニスが上を向く。
競パンを押し退け、竿が露出した。
男の手が尻の下に滑り込む。
くたくたの競パンでは防御は不可能だ。
直ぐに到達した指は無抵抗なアナルへ侵入してきた。
(つづく)
その淫らな格好で。」
小宮山がマスクのジッパーを上げた。
大量の汗が身体を伝って、流れ落ちていく。
「分かった。二時間待ってる。」
「そのゴーグルとキャップは使っていいっすよ。
泳いでて下さい。」
小宮山は耳を済まし、外の様子を伺う。
「じゃあ、後で。」
扉を少し開けると、すり抜ける様に出ていった。
プールで泳ぐのは久しい。
クロールで一気に往復する。
だが疲れは全く感じない。
逆に火照った身体に油を注いだ様だ。
ゴーグル越しに辺りを見渡す。
まだ会社帰りの人はいない。
コースで泳いでている人は数人だ。
隣のコースをバタフライで泳いでてくる人が目に入る。
豪快なフォームで泳ぐ姿を目で追う。
ミラー型のゴーグルが精悍だ。
泳ぎ切った男が水中に沈む。
泡だけが水面に浮かぶ。
壁に背中を付けたままその気泡を見続けた。
水中から男が現れる。
ゴーグル同士が対峙した。
男は壁に持たれ、呼吸を整えている。
男の意識が自分に向いている事が犇々と伝わってきた。
水を弾く初々しい筋肉は大学生だろうか。
それに触れたい衝動に抗う。
男は身を翻すと、プールサイドに手を伸ばす。
身軽に身体を持ち上げると、水中から下半身が現れた。
小さ過ぎる競パンでは尻の割れ目は覆いきれない。
挑発している事を確信した。
男がプールサイドを歩いていく。
その先にカウンターがあり、小宮山が会員に対応していた。
明らかに節度のない水着を穿いた男は臆する事なくカウンターの前を通り過ぎる。
そして採暖室へ入っていった。
採暖室の木製の扉は重い。
中は思いの外広かった。
一番奥にテレビがあり、その手前に男は足を組んで座っていた。
反対側に二人の女性会員が賑やかに話している。
男の隣に腰を下ろす。
ゴーグルを付けたまま男は床を見ていた。
外し掛けた手を止め、ゴーグル越しに男の股間を見る。
小さな競パンから亀頭がはみ出していた。
キラキラ光る鈴口は汗の所為ではなさそうだ。
男の口から糸を引く液体が溢れた。
それが亀頭に付着する。
男は顔を上げる事なく、指で唾液を伸ばす。
大きなくしゃみが響き渡る。
男が発生源だ。
「そろそろ小宮山先生のレッスンが始まるわ。」
「あらっ、もうこんな時間。
急がなくちゃ。」
「また先生の筋肉にタッチしちゃおうかしら。」
二人の女性が出ていった。
男は組んでいた足を解き、股を広げた。
俯いていた顔を上げると、小さく笑う。
「あっ!」盛り上がった大胸筋に肥大した乳首が君臨していた。
その大きさは小宮山の比ではない。
凛々しいを通り越して、グロテスクだ。
だがそのグロテスクさに魅了された。
これだけ大きければ、普段から好奇の目で見られるだろう。
それを恥ずかしいと思うか、武器にするかは本人次第だ。
男はそれを最大限に利用し、煽ってきた。
突き出した胸は挑発のサインだ。
扉に目を向け、指を伸ばす。
弾力のある触り心地はタピオカの様だ。
押しても跳ね返す反発力がその屈強さを物語っていた。
爪を立て、潰しに掛かる。
「おおっ。」声が漏れ、ペニスが上を向く。
競パンを押し退け、竿が露出した。
男の手が尻の下に滑り込む。
くたくたの競パンでは防御は不可能だ。
直ぐに到達した指は無抵抗なアナルへ侵入してきた。
(つづく)
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