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Chapter4(傾斜編)
Chapter4-⑫【ジェットコースター・ロマンス】
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膨らんだ亀頭が破裂し、迸る雄汁が腸を駆け上る。
「あっ!」同時にケージから白濁の液が飛び散った。
壁に広がった液体が自分の発した物とは信じ難い。
「ケツだけでイッたのか。マジ感激。
俺のテクも捨てたモンじゃないな。」
テツオがゼリー塗れのペニスを拭きながら言う。
「よしっ、ここ迄は予定通りだ。
場所は違うがな。」
「えっ、違う場所で掘るつもりだったって事?」
シオンは飛沫をトイレットペーパーで拭きながら聞く。
「まあな。お楽しみが前倒しになっただけだから、問題なしだ。
この間、買ったハリガタ持ってきたか?」
ドアのフックに掛けたリュックからディルドを出す。
血管の浮かぶ特大のサイズはテツオのぺニスより大きい。
「ほらっ、入れてみろよ。
こんなデカいのがシオンに入っているかと思うだけで興奮するぜ。」
萎えかけたぺニスが活気付く。
ゼリーが付着し、キラキラと輝いている。
大層なご馳走に見えた。
「舐めてもいい?」
「マジか?さっき迄、シオンの中に入ってたんだぞ。」
膨らんだ亀頭の鈴口が開く。
そこから聞こえている錯覚を覚えた。
「テツオの物なら何でも欲しいんだ。
構わないだろ?」
「俺ば別にいいけどよ…。」
言葉とは裏腹に、開いた口から液体が溢れている。
テツオの欲情が手に取る様に分かった。
「まだ出してないけど。」
体内に残った違和感を口にする。
「出したければ出していいぞ。
無理強いはしない。
けど、出来れば俺のザーメンを残したまま、入れてて欲しいんだ。
俺を感じて欲しい。」
そう言われたら、断る理由はない。
それはシオンの望みでもあるのだから。
ディルドで出口を塞がれ、テツオの分身が体内に留まる。
それを感じながら、膨らんだ亀頭を口に含む。
ゼリーの甘いの風味と雄の饐えた臭いが混じり合う。
至極の幸福感の中、ポケットに手を伸ばす。
取り出したチューブをテツオの背後に忍ばせる。
キャップを外し、呑み口をテツオの肛門へ宛がう。
「うっ、何してんだ?」
開き切った口では返事が出来ない。
無言のまま一気にチューブを握ると、中身が減っていく。
「うおっ、変な感じ…。」
だがテツオは嫌がる様子は見せずに、ぺニスを押し付けてきた。
テツオは性に貪欲だ。
嫌がる前に必ず試してみる。
その思考を理解していた。
「はぁ、はぁ…。」
運転席から荒い息遣いが聞こえる。
「とんな気分?」
「腹がゴロゴロ言って、今にも糞が出そうだ。
まさかこんな醜態を晒すとはな。」
その口調から楽しんでいる事が伺えた。
こんな刺激的なプレイをテツオと出来る事が夢の様だ。
「着いたぜ。」車は砂浜に伸びた道路で停まった。
片側に寄せた車が数台並んでいる。
真上から照り付ける陽射しは容赦ない。
「海なんか来たのは学生時代以来かも。」
シオンは掌で汗を拭う。
「折角筋肉付いたのにさ、そんな真っ白じゃ、冴えないぜ。
筋肉は黒光りしてないとな。
まあ、サトルさん迄行くと、ちょい引くけどよ。」
ディルドを買った店の店員を思い出す。
確かにあの黒さは精悍さの中に淫らさがあった。
「あれで喋らなければ、イケてるのに残念だぜ。」
同じ感想を持った事で顔が緩む。
「だったら久し振りに焼いてみるか!」
シオンは伸びをする。
町中で受ける陽射しは憂鬱以外の何者でもない。
しかし今日の陽射しとは仲良くなれそうだ。
汗だくのテツオが前を歩く。
大量の汗を吸ったウェアが肌に張り付いていた。
露になった筋肉が眩しい。
「ちょっと待って。歩くのが早いよ。」
シオンはアナルを引き締めると、走り出す。
初めで暑い季節を好きだと思えた。
(完)
「あっ!」同時にケージから白濁の液が飛び散った。
壁に広がった液体が自分の発した物とは信じ難い。
「ケツだけでイッたのか。マジ感激。
俺のテクも捨てたモンじゃないな。」
テツオがゼリー塗れのペニスを拭きながら言う。
「よしっ、ここ迄は予定通りだ。
場所は違うがな。」
「えっ、違う場所で掘るつもりだったって事?」
シオンは飛沫をトイレットペーパーで拭きながら聞く。
「まあな。お楽しみが前倒しになっただけだから、問題なしだ。
この間、買ったハリガタ持ってきたか?」
ドアのフックに掛けたリュックからディルドを出す。
血管の浮かぶ特大のサイズはテツオのぺニスより大きい。
「ほらっ、入れてみろよ。
こんなデカいのがシオンに入っているかと思うだけで興奮するぜ。」
萎えかけたぺニスが活気付く。
ゼリーが付着し、キラキラと輝いている。
大層なご馳走に見えた。
「舐めてもいい?」
「マジか?さっき迄、シオンの中に入ってたんだぞ。」
膨らんだ亀頭の鈴口が開く。
そこから聞こえている錯覚を覚えた。
「テツオの物なら何でも欲しいんだ。
構わないだろ?」
「俺ば別にいいけどよ…。」
言葉とは裏腹に、開いた口から液体が溢れている。
テツオの欲情が手に取る様に分かった。
「まだ出してないけど。」
体内に残った違和感を口にする。
「出したければ出していいぞ。
無理強いはしない。
けど、出来れば俺のザーメンを残したまま、入れてて欲しいんだ。
俺を感じて欲しい。」
そう言われたら、断る理由はない。
それはシオンの望みでもあるのだから。
ディルドで出口を塞がれ、テツオの分身が体内に留まる。
それを感じながら、膨らんだ亀頭を口に含む。
ゼリーの甘いの風味と雄の饐えた臭いが混じり合う。
至極の幸福感の中、ポケットに手を伸ばす。
取り出したチューブをテツオの背後に忍ばせる。
キャップを外し、呑み口をテツオの肛門へ宛がう。
「うっ、何してんだ?」
開き切った口では返事が出来ない。
無言のまま一気にチューブを握ると、中身が減っていく。
「うおっ、変な感じ…。」
だがテツオは嫌がる様子は見せずに、ぺニスを押し付けてきた。
テツオは性に貪欲だ。
嫌がる前に必ず試してみる。
その思考を理解していた。
「はぁ、はぁ…。」
運転席から荒い息遣いが聞こえる。
「とんな気分?」
「腹がゴロゴロ言って、今にも糞が出そうだ。
まさかこんな醜態を晒すとはな。」
その口調から楽しんでいる事が伺えた。
こんな刺激的なプレイをテツオと出来る事が夢の様だ。
「着いたぜ。」車は砂浜に伸びた道路で停まった。
片側に寄せた車が数台並んでいる。
真上から照り付ける陽射しは容赦ない。
「海なんか来たのは学生時代以来かも。」
シオンは掌で汗を拭う。
「折角筋肉付いたのにさ、そんな真っ白じゃ、冴えないぜ。
筋肉は黒光りしてないとな。
まあ、サトルさん迄行くと、ちょい引くけどよ。」
ディルドを買った店の店員を思い出す。
確かにあの黒さは精悍さの中に淫らさがあった。
「あれで喋らなければ、イケてるのに残念だぜ。」
同じ感想を持った事で顔が緩む。
「だったら久し振りに焼いてみるか!」
シオンは伸びをする。
町中で受ける陽射しは憂鬱以外の何者でもない。
しかし今日の陽射しとは仲良くなれそうだ。
汗だくのテツオが前を歩く。
大量の汗を吸ったウェアが肌に張り付いていた。
露になった筋肉が眩しい。
「ちょっと待って。歩くのが早いよ。」
シオンはアナルを引き締めると、走り出す。
初めで暑い季節を好きだと思えた。
(完)
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