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Chapter2(Hotel Pacific編)
Chapter2-⑤【Synchrogazer】
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持ち上げた腕を鋭角に曲げ、頭の後ろで組む。
腹筋に力を入れ、アブドミナル&サイのポーズをする。
「もうちょい腰を突き出して。
そう、その方が脚が太く見える。」
ケンユウは動き回り、様々な角度から撮っていく。
「凄い筋肉だよ。
本物のビルダーみたい。」
ファインダーを覗くケンユウは別人の様だ。
シャッターを押しながらも、褒め讃える事を忘れない。
最初は渋々だったが、煽てられれば悪い気はしない。
「こんな感じでいいか?
こっちの方が二頭筋が太く見えないか?」
次第にその気になってくる。
カメラが徐々に寄って来た。
「メッシュ越しの筋肉がギリシャ彫刻の様だ。
素晴らしいよ!」
最大限の賛辞にタカユキは有頂天になる。
「裾を少し捲ってみて。」
ケンユウが新たな指示を出す。
ノースリーブの裾を持ち、捲って見せる。
「うわぁ!最高!
もっと持ち上げて。」
シャッター音が止まらない。
指図に従う内、股間に異変を覚える。
何故かもぞもぞした。
『まさか、勃起?』
タカユキ自身がその変化に戸惑う。
「あれ?タカユキ、起ってない?
でも起ってた方が男らしくていいよ!
どうせだったら、ギンギンに勃起させてよ!」
異変に気付いたケンユウは事もなく言う。
「そんな事言われても…。」
股間を捉えるレンズに狼狽する。
「光の陰影からすると、こっちの角度だな。」
ケンユウはカメラを置くと、タカユキの前に跪く。
すると半起ちの竿を持ち、向きを変えた。
外部から刺激を受けたマラは瞬く間に変形し出す。
薄手のスパッツを持ち上げ、亀頭を浮かび上がらせた。
「おおっ、グレート!
凄いよ、タカユキ!」
ケンユウは股間を中心に接写を始めた。
「海へ行ってみない?
背景が自然になれば、もっといい作品になるよ。」
興奮が冷めぬタカユキに、ケンユウが提案した。
「作品?
まあ、ケンユウがそう言うなら…。」
毒を食らわば皿までの心境だ。
春先の海には誰もいない。
最初は海をバックにして撮り始めた。
「ちょっと海に入ってみて。」
またしてもケンユウの無茶振りが始まる。
「そう、そのまま腰を下ろして。」
「最高!ねぇ、スパッツ脱いじゃえば?」
「筋肉が夕日を浴びて、神々しいよ。」
上品な言い方に、ついスパッツを脱いでしまう。
サイドストリングのビキニがテントを張る。
水の冷たさも気にならない。
「濡れたシャツが筋肉に張り付いて、海外ブランドのモデルみたい!
モデルの経験は?」
滑らかな口調は饒舌だ。
初対面時の暗い印象は跡形もなく失せていた。
「最後に全裸で撮ってみない?
別に変な意味じゃない。
あくまでも芸術作品としてさ。
心底、その素晴らしい筋肉を撮りたいんだ。」
ケンユウの顔が夕日で紅く染まる。
「ああ、分かったよ。
で、どうすればいい?」
サイドの紐を持ち、聞いてみる。
「じゃあ、起ったチンコを握って。
そう、そしてゆっくりと扱くんだ。
視線は沖を見て。」
ケンユウも海に入り、シャッターを押し続けた。
撮影されているにも拘わらず、オーガズムが押し寄せる。
引いては寄せる波と同期していた。
そして波は次第に大きくなっていく。
『あれっ、まただ。
この感覚、前にも感じた事かある…。』
心中に浮かんだ波紋は、直ぐ大波に飲み込まれた。
「何か、ヤバい感じだ。
手を止めていいか?」
白々しく聞く。
もう手遅れな事は自分自身が一番良く分かっていた。
「自然のままでいい。
タカユキがイキたければ、イケばいい。
自然な摂理さ。
ボクの存在を無にすればいいんだ。」
年下のケンユウが諭す。
小さく頷き、扱くスピードを上げていく。
ピークはそぐそこまで来ていた。
「うっ!」
勢い良く飛んだ飛沫は、次々と波間に着水した。
ケンユウはタカユキの顰めた顔と波間に漂うザーメンを最後に写す。
「タカユキが羨ましいよ。」
ケンユウがボソッと言った。
(つづく)
腹筋に力を入れ、アブドミナル&サイのポーズをする。
「もうちょい腰を突き出して。
そう、その方が脚が太く見える。」
ケンユウは動き回り、様々な角度から撮っていく。
「凄い筋肉だよ。
本物のビルダーみたい。」
ファインダーを覗くケンユウは別人の様だ。
シャッターを押しながらも、褒め讃える事を忘れない。
最初は渋々だったが、煽てられれば悪い気はしない。
「こんな感じでいいか?
こっちの方が二頭筋が太く見えないか?」
次第にその気になってくる。
カメラが徐々に寄って来た。
「メッシュ越しの筋肉がギリシャ彫刻の様だ。
素晴らしいよ!」
最大限の賛辞にタカユキは有頂天になる。
「裾を少し捲ってみて。」
ケンユウが新たな指示を出す。
ノースリーブの裾を持ち、捲って見せる。
「うわぁ!最高!
もっと持ち上げて。」
シャッター音が止まらない。
指図に従う内、股間に異変を覚える。
何故かもぞもぞした。
『まさか、勃起?』
タカユキ自身がその変化に戸惑う。
「あれ?タカユキ、起ってない?
でも起ってた方が男らしくていいよ!
どうせだったら、ギンギンに勃起させてよ!」
異変に気付いたケンユウは事もなく言う。
「そんな事言われても…。」
股間を捉えるレンズに狼狽する。
「光の陰影からすると、こっちの角度だな。」
ケンユウはカメラを置くと、タカユキの前に跪く。
すると半起ちの竿を持ち、向きを変えた。
外部から刺激を受けたマラは瞬く間に変形し出す。
薄手のスパッツを持ち上げ、亀頭を浮かび上がらせた。
「おおっ、グレート!
凄いよ、タカユキ!」
ケンユウは股間を中心に接写を始めた。
「海へ行ってみない?
背景が自然になれば、もっといい作品になるよ。」
興奮が冷めぬタカユキに、ケンユウが提案した。
「作品?
まあ、ケンユウがそう言うなら…。」
毒を食らわば皿までの心境だ。
春先の海には誰もいない。
最初は海をバックにして撮り始めた。
「ちょっと海に入ってみて。」
またしてもケンユウの無茶振りが始まる。
「そう、そのまま腰を下ろして。」
「最高!ねぇ、スパッツ脱いじゃえば?」
「筋肉が夕日を浴びて、神々しいよ。」
上品な言い方に、ついスパッツを脱いでしまう。
サイドストリングのビキニがテントを張る。
水の冷たさも気にならない。
「濡れたシャツが筋肉に張り付いて、海外ブランドのモデルみたい!
モデルの経験は?」
滑らかな口調は饒舌だ。
初対面時の暗い印象は跡形もなく失せていた。
「最後に全裸で撮ってみない?
別に変な意味じゃない。
あくまでも芸術作品としてさ。
心底、その素晴らしい筋肉を撮りたいんだ。」
ケンユウの顔が夕日で紅く染まる。
「ああ、分かったよ。
で、どうすればいい?」
サイドの紐を持ち、聞いてみる。
「じゃあ、起ったチンコを握って。
そう、そしてゆっくりと扱くんだ。
視線は沖を見て。」
ケンユウも海に入り、シャッターを押し続けた。
撮影されているにも拘わらず、オーガズムが押し寄せる。
引いては寄せる波と同期していた。
そして波は次第に大きくなっていく。
『あれっ、まただ。
この感覚、前にも感じた事かある…。』
心中に浮かんだ波紋は、直ぐ大波に飲み込まれた。
「何か、ヤバい感じだ。
手を止めていいか?」
白々しく聞く。
もう手遅れな事は自分自身が一番良く分かっていた。
「自然のままでいい。
タカユキがイキたければ、イケばいい。
自然な摂理さ。
ボクの存在を無にすればいいんだ。」
年下のケンユウが諭す。
小さく頷き、扱くスピードを上げていく。
ピークはそぐそこまで来ていた。
「うっ!」
勢い良く飛んだ飛沫は、次々と波間に着水した。
ケンユウはタカユキの顰めた顔と波間に漂うザーメンを最後に写す。
「タカユキが羨ましいよ。」
ケンユウがボソッと言った。
(つづく)
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