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Chapter11(焦燥編)
Chapter11-⑪【WILD RUSH】
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「年末営業だから五時に終わる。
待ってるか?」
シャワールームから出て来たリョウに聞く。
頷く顔を見て、胸を撫で下ろした。
「だったら雑誌でも読んでろ。」
ソウイチロウがボディビル誌を取ってやる。
受け取ったリョウは食い入る様に読み出した。
この性に貪欲な高校生が、比類なき原石に思えた。
『おいらが磨き込んでやるぜ。』
ソウイチロウは拳を握り締める。
「ソウちゃん、サポートを頼む。」
その言葉で我に返ると、ソウイチロウは股間を膨らませたまま駆け出していた。
リョウはこのボディビルジムに入会する事を決めていた。
ここに入れば簡単にビルダーと知り合える。
そして安易に勃起したペニスが見れる。
トレーニング後はテンションが高く、興奮状態にいる事をグンジから学んだ。
もうエロ本など必要ない。
「待たせたな。」
リョウはその言葉に顔を上げる。
ピッタリしたライダースとタイトなレザーパンツを着たソウイチロウが立っていた。
開いた胸元からエナメルの光沢が覗く。
リョウはレザーを纏ったソウイチロウを観察する。
「朝、お前から電話があったから、気合い入れて来たんだ。」
ソウイチロウが浮き立っているのが分かる。
勉強は出来ないが、リョウには人の機微を察する才能があった。
「ねぇ、ビルパン持ってる?」
リョウはシミュレーションした会話を試してみる。
「ああ、持ってるぜ。
穿きたいか?」
想定通りの質問が返ってきた。
「うん、穿いてみたい。
ソウさんも穿くの?」
次の質問をしてみる。
「勿論、穿くぞ。
リョウの目の前で穿いてやってもいいぜ。」
シミュレーション通りの答えに笑ってしまう。
お前には、おいらが一番穿き古したビルパンを穿かせてやるから。」
リョウの笑いを勘違いし、ソウイチロウはそそる言葉を口にした様だ。
ソウイチロウのアパートは、駅の反対口から15分程歩いた所にあった。
目の前にある銭湯の煙突から出た白煙が、夜空に吸い込まれて行く。
「駅から遠いけど、風呂屋が近いのが救いだ。
ジムのシャワーじゃ、身体が温まらないからな。
後で行ってみるか?」
リョウは饒舌なソウイチロウが喜びそうな答えを探す。
「うん。ソウさんのビルパン穿いて行ってもいい?」
卑猥な笑みを浮かべて聞いてみる。
これが正解か自信がない。
「ああ、勿論いいぜ。
この辺りはビルダーが多いから、勃起させるなよ。」
ソウイチロウが口元を緩めるのを、リョウは満面の笑顔で眺めた。
「コーヒーを入れてやるから、ちょっと待ってろ。」
リビングにリョウを通すと、ソウイチロウはキッチンに引っ込む。
カップを持ってリビングに戻ると、ハーネス姿のリョウが待っていた。
「お前も好きだな。」
ソウイチロウは思わず笑ってしまう。
抱き寄せ、唇を重ねる。
唾液を送り込むと、ごくごくと音を立てて飲み込んだ。
空いた手でアナルに手を伸ばすと、ディルドをきちんと挿入していた。
『この用意周到振りは何なんだ?』
流石に呆気に取られた。
少し離れてリョウを観察する。
高校生離れした筋肉だ。
スキンヘッドが醸し出す雰囲気を含め、とても高校生には見えない。
単なる坊主頭ではなく、剃っている事が要因だろう。
ハーネスと繋がったリングに、勃起したペニスが食い込んでいる。
滴り落ちる先走りは途切れる事なく床まで繋がっていた。
「おらっ、極楽に連れて行ってやるぜ。
四つん這いになれ!」
ソウイチロウはカップを置くと、声を張り上げる。
「ちょっと待って。
極楽の風景を撮影したいんだ。」
その真意が分からない。
リョウはバックからホームビデオを出すと、三脚で立てた。
そして四つん這いになり、ビデオに尻を向ける。
張りのある大臀筋は、やはり10代の物だった。
ハーネスの金具を外すと、解放されたディルドをニュルニュルと排出しだした。
『ボトッ!』
アナルが緩やかに閉まり、ディルドが床に転がる。
発達途中の大臀筋に反比例し、アナルは凄惨な物だった。
赤く爛れた腸が露出し、完全なアナルローズが咲き誇る。
ソウイチロウは手袋を装着すると、リドカインゼリーの塗りたくった。
窄めた指先を花心に押し入れる。
「うひっ!」
冷たいゼリーを感じたリョウが変哲な声を出す。
流石のスーパー高校生も、この先の展開は読めない様子だ。
ただソウイチロウが撮影の影にならないか、気にしている事は分かった。
(つづく)
待ってるか?」
シャワールームから出て来たリョウに聞く。
頷く顔を見て、胸を撫で下ろした。
「だったら雑誌でも読んでろ。」
ソウイチロウがボディビル誌を取ってやる。
受け取ったリョウは食い入る様に読み出した。
この性に貪欲な高校生が、比類なき原石に思えた。
『おいらが磨き込んでやるぜ。』
ソウイチロウは拳を握り締める。
「ソウちゃん、サポートを頼む。」
その言葉で我に返ると、ソウイチロウは股間を膨らませたまま駆け出していた。
リョウはこのボディビルジムに入会する事を決めていた。
ここに入れば簡単にビルダーと知り合える。
そして安易に勃起したペニスが見れる。
トレーニング後はテンションが高く、興奮状態にいる事をグンジから学んだ。
もうエロ本など必要ない。
「待たせたな。」
リョウはその言葉に顔を上げる。
ピッタリしたライダースとタイトなレザーパンツを着たソウイチロウが立っていた。
開いた胸元からエナメルの光沢が覗く。
リョウはレザーを纏ったソウイチロウを観察する。
「朝、お前から電話があったから、気合い入れて来たんだ。」
ソウイチロウが浮き立っているのが分かる。
勉強は出来ないが、リョウには人の機微を察する才能があった。
「ねぇ、ビルパン持ってる?」
リョウはシミュレーションした会話を試してみる。
「ああ、持ってるぜ。
穿きたいか?」
想定通りの質問が返ってきた。
「うん、穿いてみたい。
ソウさんも穿くの?」
次の質問をしてみる。
「勿論、穿くぞ。
リョウの目の前で穿いてやってもいいぜ。」
シミュレーション通りの答えに笑ってしまう。
お前には、おいらが一番穿き古したビルパンを穿かせてやるから。」
リョウの笑いを勘違いし、ソウイチロウはそそる言葉を口にした様だ。
ソウイチロウのアパートは、駅の反対口から15分程歩いた所にあった。
目の前にある銭湯の煙突から出た白煙が、夜空に吸い込まれて行く。
「駅から遠いけど、風呂屋が近いのが救いだ。
ジムのシャワーじゃ、身体が温まらないからな。
後で行ってみるか?」
リョウは饒舌なソウイチロウが喜びそうな答えを探す。
「うん。ソウさんのビルパン穿いて行ってもいい?」
卑猥な笑みを浮かべて聞いてみる。
これが正解か自信がない。
「ああ、勿論いいぜ。
この辺りはビルダーが多いから、勃起させるなよ。」
ソウイチロウが口元を緩めるのを、リョウは満面の笑顔で眺めた。
「コーヒーを入れてやるから、ちょっと待ってろ。」
リビングにリョウを通すと、ソウイチロウはキッチンに引っ込む。
カップを持ってリビングに戻ると、ハーネス姿のリョウが待っていた。
「お前も好きだな。」
ソウイチロウは思わず笑ってしまう。
抱き寄せ、唇を重ねる。
唾液を送り込むと、ごくごくと音を立てて飲み込んだ。
空いた手でアナルに手を伸ばすと、ディルドをきちんと挿入していた。
『この用意周到振りは何なんだ?』
流石に呆気に取られた。
少し離れてリョウを観察する。
高校生離れした筋肉だ。
スキンヘッドが醸し出す雰囲気を含め、とても高校生には見えない。
単なる坊主頭ではなく、剃っている事が要因だろう。
ハーネスと繋がったリングに、勃起したペニスが食い込んでいる。
滴り落ちる先走りは途切れる事なく床まで繋がっていた。
「おらっ、極楽に連れて行ってやるぜ。
四つん這いになれ!」
ソウイチロウはカップを置くと、声を張り上げる。
「ちょっと待って。
極楽の風景を撮影したいんだ。」
その真意が分からない。
リョウはバックからホームビデオを出すと、三脚で立てた。
そして四つん這いになり、ビデオに尻を向ける。
張りのある大臀筋は、やはり10代の物だった。
ハーネスの金具を外すと、解放されたディルドをニュルニュルと排出しだした。
『ボトッ!』
アナルが緩やかに閉まり、ディルドが床に転がる。
発達途中の大臀筋に反比例し、アナルは凄惨な物だった。
赤く爛れた腸が露出し、完全なアナルローズが咲き誇る。
ソウイチロウは手袋を装着すると、リドカインゼリーの塗りたくった。
窄めた指先を花心に押し入れる。
「うひっ!」
冷たいゼリーを感じたリョウが変哲な声を出す。
流石のスーパー高校生も、この先の展開は読めない様子だ。
ただソウイチロウが撮影の影にならないか、気にしている事は分かった。
(つづく)
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