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YAMATO

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Chapter11(焦燥編)

Chapter11-⑩【十七歳の地図~Seventeen's Map~】

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言われた通りにリョウがバーを担ぐ。
そして胸を張り、尻を突き出した。
後ろにいるソウイチロウはニヤ付きながら、それを見守る。
「腰を一番深く下ろした時に、腿の張りを意識しろ。」
注意するが、視線は突き出たアナルに向いていた。
腰が下りると、排出されまいとディルドが藻掻く。
透けたシングレットの中で、それが確認出来た。
この高校生のアナルを征服出来ると思うと、血潮が股間に集まる。
「よし、一回バーを置け。
少しウエイトを付けるぞ。」
ソウイチロウは勃起したマラが他の会員に覚られぬ様、ポジションを直す。
軽目のウエイトを付けたバーをリョウが担ぐ。
軽いとはいえ、初心者のリョウはバランスを崩す。
想定済みだ。
身体を寄せて、サポートする。
「均等に下ろせ!」
大声で密着した補助を正当化させた。
リョウがゆっくり腰を下ろすと、ディルドがシングレットを持ち上げる。
ソウイチロウは股間を押し付け、それを戻した。
「ううっ…。」
押し殺したリョウの声が聞こえる。
「おらっ、声を出せ!
気合い入れろ!」
激を飛ばす。
「うおぉ!」
遠慮していたのか、声が大きくなった。
ソウイチロウは面白いおもちゃを手に入れ、笑みが零れる。
リョウは何セットやっても、音を上げない。
「ちょっと休むか。」
結局ソウイチロウが先に音を上げた。
汗だくのリョウのウエアは一層透けている。
こんな淫乱な姿で、トレーニングに励むリョウが気に入った。
『もっと淫乱なウエアを着せてやるぜ。』
透けるアナルに微笑みかける。
「ソウちゃん、何ニヤニヤしてるんだよ。
一発補助頼むわ。」
隣のラックでスクワットしていたビルダーが、声を掛けてきた。
「よっしゃ!グンさん、気合い入れろよ!」
ソウイチロウは立ち上がると、ビルダーの背後に回る。
グンと呼ばれたビルダーは、己の尻を何度も張った。
『バシッ!バシッ!』
尻を叩く音が、リョウの耳に心地好く届いた。
 
「今日はこれくらいにしておくか。」
ソウイチロウの声で時計を見ると、もう四時だった。
足だけで、三時間近くやった事になる。
「シャワーを浴びて来い。」
タオルを受け取り、重い腰を上げる。
大腿の前が張り、歩くのもやっとだ。
シャワー室は小さく、シャワーノズルが三口あるだけで、仕切もカーテンもない。
熱い湯を浴びていると、背後から声を掛けられた。
「お疲れ様さん。」
リョウは振り向く事が出来ず、頭だけを下げる。
タオルで顔を拭き、やっと目を開ける。
隣で小柄な小父さんがシャワーを浴びていた。
先程、グンと呼ばれていた人だ。
真冬とは思えない程良く焼けていて、頭髪はかなり薄い。
「お疲れ様です。」
ビルダーがシャワーを弱めたのを見計らって、挨拶し直す。
「ああ、お疲れさん。」
相好を崩す表情は人が好さそうだ。
「私はグンジと申します。
初めてお見掛けしますが、良くいらっしゃるのですか?」
グンジはシャワーを止めると、身体を拭き出した。
丁寧な話し方に警戒心は緩み、好奇心が剥き出しになる。
ソウイチロウが言う通り、陰毛は綺麗に剃り上げられていた。
リョウの視線に反応したのか、グンジのペニスがやや上を向く。
「今日初めて来ました。
グンジさんみたいな素晴らしい筋肉を初めて見ました。
触っていいですか?」
リョウは返事を待たずして、大胸筋に触れる。
「素晴らしい筋肉ですね。」
相手に有無を言わせず、触りまくった。
腹直筋、広背筋、大臀筋とあらゆる筋肉を触る。
グンジも悪い気はしないらしく、ポージングをして応えてくれた。
リョウは『素晴らしい!』を連呼してグンジを煽てる。
グンジのペニスは更に角度を上げていた。
 
「これがサイドチェスト、これはバックダブルバイセップスと言うんです。」
そう説明するグンジのペニスは完全に勃起していた。
「あなたもやってみませんか?」
グンジが勧める。
リョウは言われるままに、サイドチェストを真似てみた。
「このポーズは腰をより細く見せて、それに反比例して胸と腿の筋力をアピールする
のです。」
グンジはしゃがみ込むと、リョウの左足の角度を調整する。
その眼前にはリョウの勃起しきったマラが熱り立つ。
触られる度に、亀頭が膨らんだ。
堪り兼ねた雫が糸を引き肩に落ちていく。
グンジはその事には一言も触れず、指導を進めた。
「ここに入会しようと思っているんです。
また教えて貰えますか?」
一段落付いた所で聞いてみる。
「ええ、勿論です。
私にも大学生の息子がいるのです。
と言ってもボディビルには全く興味を示さないのですが。
出来る事であればお手伝いします。」
グンジが手を差し出す。
リョウはその手をがっちりと握り返した。
 
 
(つづく)
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