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YAMATO

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Chapter10(覚醒編)

Chapter10-⑭【スキャンダラスに行こう!】

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トールは5分以上その体勢を保持した。
回りを見たが、他の部員達はスパーリングに余念がない。
邪魔者のいない中、トールのブリッジに魅入る。
次第に竿の形がハッキリしてきた。
極太の竿に血管が浮かぶ。
『えっ!』リョウは我が目を疑う。
逆さまの顔に視線を移す。
真っ赤な顔をしたトールがウインクをした。
するとペニスがウエアを持ち上げだす。
『うおっ!すげぇ!』
この挑発的なブリッジに、リョウのマラからジワジワと先走りが染み出る。
汗塗れだったお陰で、先走りが目立たず済んだ。
10分経ったのを見計らうと、トールは起き上がった。
「これが男のブリッジだ。
同じ様にやってみろ!」
トールは『同じ』を強調して言った。
『パーン!』リョウは自分の尻を叩き、気合いを込める。
『絶対、5分は堪えてやる!』
リョウはブリッジの体勢に入る。
マラがウエアを突き破りそうな勢いで上空を向く。
ケツワレなど穿いてないに等しい。
「気合い入ってるな!
おらっ!もっと汗を出せ!」
トールが激を飛ばす。
遠目には分からないが、リョウの股間では粘着質な液が光っている。
近くで見れば、汗でないことは一目瞭然だ。
『憧れの先輩に褒められたい!』
この一心で、淫らな苦行に立ち向かう。
「がんばったな!
いい気合いだ!」
5分過ぎたところで、トールがマラの上に座った。
その重みでブリッジは一気に潰れ、汗が飛び散る。
リョウは全身でトールを感じた。
 
「次はこれで1分堪えるのが目標だ。」
トールが新たなハードルを提示した。
「うっ、うす!」
息の上がった声で返事する。
「ほらっ、乗ってみろ!」
トールは身体を反らすと、そのまま手を付きブリッジした。
突き出した股間はびしょ濡れだ。
その湿った股間に座ってみる。
固い竿を感じ、口が勝手に動く。
「先輩!いい汗出てるっすよ!」
唾を飛ばし、声を掛ける。
二人の間に陰語が生まれた。
『勃起』が『気合い』、『先走り』が『汗』だ。
一瞬下がりかけた体勢が元に戻る。
その上下運動は20回繰り返えされた。
尻に感じる熱い鼓動で射精してまう。
「あっ!」ヤバいと思った時は既に手遅れだった。
ウエアから白濁の液が染み出し、腿を伝っていく。
リョウは慌てて背中を見せる。
羞恥で押し潰されそうだ。
「今日は頑張ったな!
汗はみんな掻くもんだ。
気合いは男の勲章だ。
明日はリョウのブリッジに俺が乗るからな。」
トールが何気なくタオルを渡してくれた。
「おい、ミキオ!
初日から飛ばし過ぎてリョウがへばったから、今日は上がるぞ。」
トールが声を掛ける。
「リョウ、大丈夫か?
自分ペースでやればいいんだ。
調子の乗って、金の卵を潰すなよ。」
ミキオは睨みながらも、OKサインを出す。
「ああ、分かっているさ。
じゃ、後を頼むぜ。」
トールは手を挙げると、リョウを促した。
 
「別に恥ずかしい事じゃないんだ。
練習中にアレドナリンが出まくって、射精しちまう奴なんて山ほどいるぞ。
逆に言えばそれだけ集中してるって事さ。
自信を持て!」
トールの励ましが心に染み入る。
「俺も始めの頃は良く射精した。
だから、リョウの穿いてるケツワレはそんな色になっちまったんだ。」
トールが豪快に笑う。
「先輩もすっか!」
破顔大笑に顔を上げる。
「俺はそれだけ真剣に練習したんだ。
だから胸を張ってたぜ。」
トールがタオルで溢れ出たザーメンを拭ってくれた。
「これでよし。
早く着替えて帰ろうぜ。
ラーメン屋寄って行くぞ。」
トールがリョウの尻を思い切り叩く。
「詰まらない事でくよくよして、すんませんでした!
これからは先輩だけを見て、練習に集中します!
もう一発、お願いします!」
後頭部で手を組み、尻を突き出す。
頭の中はトールで一杯だ。
 
ラーメン屋を出ると、トールは駅に向かった。
リョウは夜の街を自転車で疾走する。
上り坂も全く苦にならない。
家に辿り着くと、二階へ駆け上がる。
「ご飯はどうしますか?」
桃の声が追ってきた。
「後で食べる。」
それだけ言うとドアをバタンと閉めた。
学生服を脱ぎ捨て、ケツワレの匂いを嗅ぐ。
トールの体臭と自分のザーメンがシンクロし、甘酸っぱい香りが鼻孔を擽る。
それを口に入れ、オナニーに耽った。
「先輩…。」
淫らなブリッジが頭から離れない。
今日、三回目の射精だった。
 
 
(つづく)
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