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Chapter9(対峙編)
Chapter9-③【硝子の少年】
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「早かったな。」
ドアから顔を覗かせた男はシャワーを浴びたらしく、バスローブ姿だ。
「おっ、お邪魔します…。」
リョウはドギマギして、靴紐を解くのに手間取る。
広い玄関の先に長い廊下が続いていた。
「か、家族がいるんですか?」
リョウは足元を見たまま聞いてみる。
「いや、独りだ。」
素っ気ない答えが返ってきた。
靴を脱ぎ終え、顔を上げる。
バスローブの前が開けていた。
獰猛そうなペニスが熱り立っている。
ペニスは幾つものリングで武装されていた。
亀頭の下、竿と睾丸の根元に、軽く10は超えている。
その獰猛なペニスの付け根で、スカルが不気味に笑っていた。
「こっちに来い。」
男が長い廊下を先に歩く。
磨き込まれたフローリングは歩く度にキュッキュと音を立てる。
幾つかのドアを通り過ぎると、ひとつだけドアが開いていた。
ぼんやりと明かりが漏れている。
覗くと、キャンドルタワーの蝋燭が微かに揺れていた。
「入れ。」男が促す。
膝はガクガクと震えた。
中に入ると、男は後ろ手でドアを閉める。
リョウの中で好奇心と恐怖心が混沌とした。
「服を脱げ。」
男が命じた。
「うっ、うっす。」
リョウは返事をすると、服を脱ぎ始める。
下着代わりに穿いていた競パンだけの姿になった。
寒い訳でもないのに身体が震えた。
「そんな緊張するな。
まあ、直ぐに欲望が勝るだろうがな。」
男が豪快に笑う。
「俺はナリヒラだ。」と名乗った。
「お、俺、リ、リョウっす。」
カラカラの喉から、言葉を絞り出す。
「先ずは身体検査だ。
足を肩幅に開き、手を頭の後ろで組め。
何があっても動くな。」
ナリヒラが次の命令を発した。
「うっす。」リョウは言われた通りの体勢になる。
「なかなかのガタイだな。
何かやっているのか?」
ナリヒラが大胸筋を摩りながら聞く。
「うっ、うっす。
水泳…、やってます。」
リョウは膝に力を入れるが、その震えは止まらない。
掌はどんどん下に降り、大臀から大腿の筋肉を念入りに確かめている。
「弾力があって、叩き甲斐がありそうだな。」
ナリヒラは満足そうだ。
『叩く』その単語にリョウの好奇心が反応した。
競パンの中で徐々に固さが増していく。
「なんだ。急に元気になったな。」
言うより早く競パンを下げると、ナリヒラはマラを口に含む。
「うわぁ!」初めての出来事に驚き、両手が解けた。
「動くな!」怒鳴り声が飛ぶ。
「うっす!」リョウは慌てて後頭部で手を組み直す。
初めてされたフェラだ。
下半身が熱く、得体の知れない感覚が全身を支配していく。
亀頭はパンパンに張り、今にも噴射しそうだ。
「ちっ、陰毛が邪魔だ。
剃っちまおうぜ。」
ナリヒラは陰湿な笑みを浮かべると、部屋を出て行った。
戻って来たナリヒラはバケツとバスタオルを抱えていた。
リョウの下にバスタオルを敷くと、シェービングクリームを股間に塗りたくる。
「絶対に動くな。」
手に持った剃刀の刃先が炎を反射した。
肌に冷たい刃が当たる。
剃刀を動かす度に白い肌が露出し、陰毛がタオルに積もっていく。
リョウのマラは限界と思われる程の固さに達している。
「剃られてこんな勃起するなんて、見込みがあんぜ。
よし、次は肛門だ。
ケツを突き出せ。」
ナリヒラが尻を叩く。
両手を組んだままリョウは尻を突き出す。
こんな至近距離でアナルを見られる事も初めてだった。
リョウは目を固く閉じる。
恥ずかしさが、欲望を掻き立てた。
刃先の当たる感触にゾクッとする。
軽く瞼を開けると、先走りで濡れたタオルが逆さまに見えた。
丸でビー玉から覗いた景色の様だ。
(つづく)
ドアから顔を覗かせた男はシャワーを浴びたらしく、バスローブ姿だ。
「おっ、お邪魔します…。」
リョウはドギマギして、靴紐を解くのに手間取る。
広い玄関の先に長い廊下が続いていた。
「か、家族がいるんですか?」
リョウは足元を見たまま聞いてみる。
「いや、独りだ。」
素っ気ない答えが返ってきた。
靴を脱ぎ終え、顔を上げる。
バスローブの前が開けていた。
獰猛そうなペニスが熱り立っている。
ペニスは幾つものリングで武装されていた。
亀頭の下、竿と睾丸の根元に、軽く10は超えている。
その獰猛なペニスの付け根で、スカルが不気味に笑っていた。
「こっちに来い。」
男が長い廊下を先に歩く。
磨き込まれたフローリングは歩く度にキュッキュと音を立てる。
幾つかのドアを通り過ぎると、ひとつだけドアが開いていた。
ぼんやりと明かりが漏れている。
覗くと、キャンドルタワーの蝋燭が微かに揺れていた。
「入れ。」男が促す。
膝はガクガクと震えた。
中に入ると、男は後ろ手でドアを閉める。
リョウの中で好奇心と恐怖心が混沌とした。
「服を脱げ。」
男が命じた。
「うっ、うっす。」
リョウは返事をすると、服を脱ぎ始める。
下着代わりに穿いていた競パンだけの姿になった。
寒い訳でもないのに身体が震えた。
「そんな緊張するな。
まあ、直ぐに欲望が勝るだろうがな。」
男が豪快に笑う。
「俺はナリヒラだ。」と名乗った。
「お、俺、リ、リョウっす。」
カラカラの喉から、言葉を絞り出す。
「先ずは身体検査だ。
足を肩幅に開き、手を頭の後ろで組め。
何があっても動くな。」
ナリヒラが次の命令を発した。
「うっす。」リョウは言われた通りの体勢になる。
「なかなかのガタイだな。
何かやっているのか?」
ナリヒラが大胸筋を摩りながら聞く。
「うっ、うっす。
水泳…、やってます。」
リョウは膝に力を入れるが、その震えは止まらない。
掌はどんどん下に降り、大臀から大腿の筋肉を念入りに確かめている。
「弾力があって、叩き甲斐がありそうだな。」
ナリヒラは満足そうだ。
『叩く』その単語にリョウの好奇心が反応した。
競パンの中で徐々に固さが増していく。
「なんだ。急に元気になったな。」
言うより早く競パンを下げると、ナリヒラはマラを口に含む。
「うわぁ!」初めての出来事に驚き、両手が解けた。
「動くな!」怒鳴り声が飛ぶ。
「うっす!」リョウは慌てて後頭部で手を組み直す。
初めてされたフェラだ。
下半身が熱く、得体の知れない感覚が全身を支配していく。
亀頭はパンパンに張り、今にも噴射しそうだ。
「ちっ、陰毛が邪魔だ。
剃っちまおうぜ。」
ナリヒラは陰湿な笑みを浮かべると、部屋を出て行った。
戻って来たナリヒラはバケツとバスタオルを抱えていた。
リョウの下にバスタオルを敷くと、シェービングクリームを股間に塗りたくる。
「絶対に動くな。」
手に持った剃刀の刃先が炎を反射した。
肌に冷たい刃が当たる。
剃刀を動かす度に白い肌が露出し、陰毛がタオルに積もっていく。
リョウのマラは限界と思われる程の固さに達している。
「剃られてこんな勃起するなんて、見込みがあんぜ。
よし、次は肛門だ。
ケツを突き出せ。」
ナリヒラが尻を叩く。
両手を組んだままリョウは尻を突き出す。
こんな至近距離でアナルを見られる事も初めてだった。
リョウは目を固く閉じる。
恥ずかしさが、欲望を掻き立てた。
刃先の当たる感触にゾクッとする。
軽く瞼を開けると、先走りで濡れたタオルが逆さまに見えた。
丸でビー玉から覗いた景色の様だ。
(つづく)
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