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YAMATO

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Chapter7(朋友編)

Chapter7-⑪【花鳥風月】

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「少し休もうか?」
ヨウが声を掛けてきた。
「うっす!大分コツが掴めてきたっす。
先輩は先に上がって下さい。」
ジュンヤは水中でペニスとアナルを責める。
ヨウのペニスは瞬く間に勢いを取り戻す。
プールから上がる時、丸見えのディルドを押し込んだ。
水分をタップリ吸い込んだハイドロは、隠す機能を失っている。
ペニスも尻の割れ目もディルドも全てが透けていた。
「先輩、マジ格好いいっす!
こんなエロい先輩に教えて貰えて、最高に幸福っすよ。」
ジュンヤは興奮を抑え切れない。
 
「黒いキャップがずっと先輩の事、見てるの気付いてます?」
プールサイドを歩きながら、ジュンヤが小声で聞く。
黒キャップは反対側で休んでいた。
ベンチに座るとディルドが押し込まれ、得も言われぬ感覚に襲われる。
圧迫されたマラが思考を遮断した。
「先輩、聞いているっすか?
勃起ばかりしてないで、俺の話を聞いて下さいよ。」
夢心地で聞く苦情は耳に届かない。
 
ジュンヤは黒キャップを観察してみる。
身長は170もないだろう。
体脂肪の低い筋肉質だ。
キャップを外すと餃子耳が現れ、格闘家だと分かる。
最初は単にヨウの露出が気を引いたのだと思った。
しかし時間が経つにつれヨウはがりか、ジュンヤも見ている事に気付く。
『何者何だろう?』
ジュンヤは餌を撒く事を思い付く。
黒キャップがプールサイドを歩いて来るのが見えた。
「先輩、腹痛くなっちゃった。
ちょっと便所行って来るっす。」
丁度、黒キャップが前に差し掛かったタイミングで、ジュンヤは言った。
黒キャップがちらっと見たのを確認すると、便所へ向かう。
便所の入口から様子を伺った。
一度ヨウの前を通り過ぎた黒キャップは向きを変える。
暫く立ち止まっていたが、ヨウの方向に歩き始めた。
発達した広背筋が睨んでいる様だ。
黒キャップがヨウに話し掛けた。
ヨウが頷くのが見える。
目を見開いたヨウが立ち上がった。
黒キャップはヨウに背を向けると、片手を振る。
そのままジュンヤの方に向かってきた。
ゴーグルをしたままで視線は分からない。
「先輩をしっかり調教して、手放すなよ。」
擦れ違い様に、黒キャップはそう言った。
 
ジュンヤが戻ると、体育座りをしたヨウは爪先を見ていた。
「先輩、何言われたんすか?」
心配で、顔を覗き込む。
「いや、別に。プールで派手にいちゃつくなってさ。」
ヨウは笑って誤魔化す。
ジュンヤはそれが嘘だと察した。
しかしこの楽しい雰囲気を壊したくないので、質問を打ち切る。
「先輩、何か食って帰ろうよ。
アメ村行かないっすか?
先輩と初デートだから、友達から洒落た店を聞いてきたっす。」
頭を掻くと、水飛沫が飛んだ。
 
ヨウは照れ顔のジュンヤを見て、黒キャップの言葉を封印する。
ジュンヤには最後まで笑顔でいて欲しいと、気持ちを切り替えた。
「冷てえな!
よし、アメ村をぶらついて、飯を食おう。
ジュンヤは何が食いたいんだ?」
ヨウはジュンヤをヘッドロックする。
「先輩、痛いよ!と、とんかつが食いたい!」
ジュンヤが吠えた。
「とんかつのどこが洒落ているんだ!」
二人の笑い声が高い天井に吸い込まれていく。
 
シャワーを浴びると、ヨウは素早くケツワレとジャージを着込む。
そこにバスタオルを腰に巻いたジュンヤが寄って来た。
「先輩、折角アメ村へ行くのにそんな地味な格好じゃ、詰まらないっすよ。
これに着替えて下さい。
勿論、ハリガタは突っ込んだままっすよ。」
ジュンヤが耳元で捲し立てた。
受け取ったのはショートパンツの様だ。
ヨウは安堵し、穿き替える。
今日は小春日和で、短パンの者もちらりほらり見掛けた。
「な、何だ!これは…。」
ショートパンツを穿き終え、違和感を覚える。
やけに風通しが良い。
鏡の前に立つと、開いた口が塞がらない。
メッシュ生地で出来たショートパンツは中が透けて見える。
ケツワレは勿論、ディルドの根元も伺えそうだ。
 
 
(つづく)
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