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Chapter7(朋友編)
Chapter7-⑦【恋文~ラブレター~】
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帰りの電車の中でヨウは後悔していた。
『負けた選手に見返してやれ。』は失言だった。
もう少し言葉を選べなかったのか?
ヨウは何度も自分を責めた。
先生は持ち上げて言ったが、俺がコーチなんて100年早い。
一人失笑する。
地元の駅で降りると、もう夕闇が迫っていた。
玄関の照明は消えている。
部屋は西日が微かに差し込んでいるだけで、ひっそりとしていた。
「イオリはまだ戻ってないのか。」
独り言を口にしたヨウは、独りの空間を持てた事に安堵する。
ソファーに腰掛け、紙袋の中身を取り出す。
ジュンヤが試合で穿いた競パンと手紙が入っていた。
競パンはジッパー付きのビニールの中で、汗を拭いている。
ジッパーをスライドすると、狂おしい臭気が鼻孔を刺激した。
ビニールに鼻を押し付け、思い切り息を吸う。
臭気が露天風呂での出来事を再生させる。
屈辱感が蘇ると同時に、むくむくと亀頭を持ち上げた。
ジャージの上からマラを扱きながら、手紙を手にする。
封筒から滑り落ちた切手が机に乗った。
『先輩のおかげで2位になれたっすよ。
記念の競パンは先輩に持ってて欲しいっす。
良かったら手紙を貰えますか?
ヨロシクお願いします!』
文末に住所が書いてあった。
部屋の明かりは点けずにデスクライトを燈す。
ヨウは便箋を持って来ると、文章を書き出した。
途中まで書いては破り捨てる。
それを何度も繰り返す。
躊躇しながら、イオリを待つ。
イオリさえ帰ってくれば、再生モードは停止する筈だった。
完全に暗くなった部屋の中、デスクライトの下の切手だけが明るく光る。
ヨウは切手を貼ると家を出た。
『お疲れ。2位になったのはジュンヤの実力だ。
ジュンヤがパフォーマンスを出し切れば、インターハイでもイイ線いけるぞ。
頑張れ!』競パンには触れず、激励で終始した内容とした。
一週間後、返信が届く。
『俺、先輩がいたから頑張れだっす。
先輩がインターハイにも来てくれたら、また頑張れそうっす。』
可愛い内容だ。
頼られているという感じが、自尊心を擽る。
『そんな事はない。
ジュンヤは実力で2位を勝ち取ったんだ。
先生の言ってた通り、邪念を捨て、己に勝て!』
ヨウは心底ジュンヤを応援していた。
『先輩、試合は邪念だけで泳いだっすよ。
淫らな先輩を思い出しながら。
俺が先輩のチンポを扱いた時、顔を歪めて先走り垂らしたじゃないすか。
実は泳ぐ先にエロい先輩が見えて、それを追い掛けただけなんです。』
手紙を読んだヨウは唖然とする。
「そんな気持ちで泳いでいたのか…。」
つい言葉が漏れた。
返信を書きあぐね、二枚目に目を通す。
『先輩、俺の記念の競パンどうしたっすか?
穿いてくれました?
もしかして口に入れたとか?』
次第に卑猥な内容が加わる。
ヨウはいつしかジャージを脱ぎ、ケツワレ姿になっていた。
競パンを口に押し込み、ラッシュ代わりにする。
魂が競パンを欲した。
『ああ、ジュンヤのクセェ競パンを口に押し込んでいるぜ。
気が遠退きそうな臭さだ。』
ヨウは扱く手を止めずに、手紙を書きなぐる。
『マジっすか!
変態先輩のチンポは今どうなっているっすか?
写真を送って下さい。
俺の競パンを咥えて、情けないチンポから先走り垂らしているんじゃないっすか?』
ジュンヤの手紙がエスカレートしてきた。
しかしヨウも歯止めか利かない。
後輩の命令に従う自分に酔っていた。
プライドの高いヨウは羞恥心が増すほどに興奮した。
ヨウは先走りの溢れ出るマラをカメラに収める。
『マジ情けないチンポっすね。
憧れの先輩のチンポとは思えないっすよ。
俺のも送るっす。』
同封されていた写真に目を見開く。
18センチくらいだろうか。
亀頭が膨れ、血管の浮かんだ雄々しいペニスが写っていた。
飛び出してきそうな迫力だ。
(つづく)
『負けた選手に見返してやれ。』は失言だった。
もう少し言葉を選べなかったのか?
ヨウは何度も自分を責めた。
先生は持ち上げて言ったが、俺がコーチなんて100年早い。
一人失笑する。
地元の駅で降りると、もう夕闇が迫っていた。
玄関の照明は消えている。
部屋は西日が微かに差し込んでいるだけで、ひっそりとしていた。
「イオリはまだ戻ってないのか。」
独り言を口にしたヨウは、独りの空間を持てた事に安堵する。
ソファーに腰掛け、紙袋の中身を取り出す。
ジュンヤが試合で穿いた競パンと手紙が入っていた。
競パンはジッパー付きのビニールの中で、汗を拭いている。
ジッパーをスライドすると、狂おしい臭気が鼻孔を刺激した。
ビニールに鼻を押し付け、思い切り息を吸う。
臭気が露天風呂での出来事を再生させる。
屈辱感が蘇ると同時に、むくむくと亀頭を持ち上げた。
ジャージの上からマラを扱きながら、手紙を手にする。
封筒から滑り落ちた切手が机に乗った。
『先輩のおかげで2位になれたっすよ。
記念の競パンは先輩に持ってて欲しいっす。
良かったら手紙を貰えますか?
ヨロシクお願いします!』
文末に住所が書いてあった。
部屋の明かりは点けずにデスクライトを燈す。
ヨウは便箋を持って来ると、文章を書き出した。
途中まで書いては破り捨てる。
それを何度も繰り返す。
躊躇しながら、イオリを待つ。
イオリさえ帰ってくれば、再生モードは停止する筈だった。
完全に暗くなった部屋の中、デスクライトの下の切手だけが明るく光る。
ヨウは切手を貼ると家を出た。
『お疲れ。2位になったのはジュンヤの実力だ。
ジュンヤがパフォーマンスを出し切れば、インターハイでもイイ線いけるぞ。
頑張れ!』競パンには触れず、激励で終始した内容とした。
一週間後、返信が届く。
『俺、先輩がいたから頑張れだっす。
先輩がインターハイにも来てくれたら、また頑張れそうっす。』
可愛い内容だ。
頼られているという感じが、自尊心を擽る。
『そんな事はない。
ジュンヤは実力で2位を勝ち取ったんだ。
先生の言ってた通り、邪念を捨て、己に勝て!』
ヨウは心底ジュンヤを応援していた。
『先輩、試合は邪念だけで泳いだっすよ。
淫らな先輩を思い出しながら。
俺が先輩のチンポを扱いた時、顔を歪めて先走り垂らしたじゃないすか。
実は泳ぐ先にエロい先輩が見えて、それを追い掛けただけなんです。』
手紙を読んだヨウは唖然とする。
「そんな気持ちで泳いでいたのか…。」
つい言葉が漏れた。
返信を書きあぐね、二枚目に目を通す。
『先輩、俺の記念の競パンどうしたっすか?
穿いてくれました?
もしかして口に入れたとか?』
次第に卑猥な内容が加わる。
ヨウはいつしかジャージを脱ぎ、ケツワレ姿になっていた。
競パンを口に押し込み、ラッシュ代わりにする。
魂が競パンを欲した。
『ああ、ジュンヤのクセェ競パンを口に押し込んでいるぜ。
気が遠退きそうな臭さだ。』
ヨウは扱く手を止めずに、手紙を書きなぐる。
『マジっすか!
変態先輩のチンポは今どうなっているっすか?
写真を送って下さい。
俺の競パンを咥えて、情けないチンポから先走り垂らしているんじゃないっすか?』
ジュンヤの手紙がエスカレートしてきた。
しかしヨウも歯止めか利かない。
後輩の命令に従う自分に酔っていた。
プライドの高いヨウは羞恥心が増すほどに興奮した。
ヨウは先走りの溢れ出るマラをカメラに収める。
『マジ情けないチンポっすね。
憧れの先輩のチンポとは思えないっすよ。
俺のも送るっす。』
同封されていた写真に目を見開く。
18センチくらいだろうか。
亀頭が膨れ、血管の浮かんだ雄々しいペニスが写っていた。
飛び出してきそうな迫力だ。
(つづく)
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