妄想日記2<<BEGINS>>

YAMATO

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Chapter7(朋友編)

Chapter7-⑤【擬態】

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『何でこの俺が、こんなガキのマラをしゃぶらなきゃならないんだ!』
ヨウはこの嘔吐感を伴う屈辱に涙を浮かべる。
「先輩、泣いているんすか?
でもチンポはビンビンじゃないっすか!
もしかしてくせぇチンポが美味くて、嬉し泣きっすか?」
ジュンヤは益々調子に乗った。
確かにヨウは奇妙な興奮を覚えていた。
落ちて行く感覚にペニスが反応する。
イケメンに汚れや老け専が多いのは、この思考が働くからだ。
綺麗な自分が汚れ、落ちて行く。
崩壊の美顔は、変型したナルシズムだった。
自己愛の強い者ほどその傾向は強い。
落ち行く自分を俯瞰的に見ては興奮するのだ。
「そろそろケツが欲しいんじゃないすか?」
ジュンヤの目に残忍な光が宿った。
「マ、マジか!
ジュンヤ、経験あるのか?」
ヨウは怯えた表情でジュンヤを見る。
イオリの為に何度かディルドで試してみたが、アナルが数日ヒリヒリした。
快楽は得られず、痛みだけが残る。
その度に便所で難儀し、以来アナルは一切使っていない。
「たまに新入生のケツでぶっ放しているから、大丈夫っすよ。」
ジュンヤは立ち上がると、ヨウの背後に回り込む。
「さあ先輩、手を付いて、ケツを突き出して。」
ジュンヤがヨウのアナルに亀頭を宛がう。
潤滑油も付けず、一気に突き刺してきた。
「うがぁ!」ヨウの悲鳴が夜空に響く。
若いジュンヤは前戯もなく、アナルを解しもしない。
 
さすがにジュンヤは焦り、辺りを見回す。
「ふざけんな!誰か来たらどうすんだ!」
ジュンヤは思い切りヨウの尻を叩く。
暫く様子を伺ったが、何の変化もない。
ジュンヤはタオルに挟んである競パンを外すと、ヨウの口に押し込む。
「これで声も出せねぇだろ。
俺の穿きっ放しの競パンの味はどうだ?」
ジュンヤはヨウの腰をガッシリ掴むと、腰を振り出す。
気分は最高だ。
レコードホルダーを持つ大先輩のケツを、俺は掘っている。
伝説の先輩が、俺の思いのままだ。
有頂天のジュンヤは簡単にピークに達する。
 
「おおっ!先輩、イクゼ!」
ジュンヤが全身を預けてきた。
大量のザーメンが流れ込んでくるのが、感覚で分かる。
ヨウはその感覚の中で、射精した。
熱い湯舟の中に白濁の液が滴り落ちる。
そして直ぐに固まり、水面をゆらゆらと漂った。
 
「先輩、イッちゃった?」
驚愕の表情でヨウを見詰める。
「もしかして気持ち良かったんすか?」
ジュンヤは信じられない。
新入生のケツを掘っても、皆苦痛に顔を歪ませていた。
ジュンヤが射精すると、逃げる様に便所に駆け込んだ。
それなのに先輩は俺を受け入れ、一緒に感じた。
ジュンヤはヨウの口から競パンを取り出すと、子供の様に吸い付く。
もっと強くなれる気がした。
 
その一部始終をリョウは見ていた。
片手にはバスタオルで覆ったビデオカメラを持っている。
あまりに帰りが遅いので、様子を見に来た。
誰もいないと思ったが、スリッパが二組ある。
露天風呂まで行ってみると、ヨウの声が聞こえた。
「止めろ!」声の方を覗き込む。
「ジュンヤとヨウ先輩が…。」
雷に打たれた様な衝撃を受ける。
リョウにとって、ジュンヤは親友以上の存在だ。
部室で二人きりになると、ジュンヤはリョウの背後に立つ。
それが始まりの合図だ。
大胸筋を押し付け、後ろから回した手でリョウのマラを扱く。
そのまま相互オナニーに突入するのが常だった。
ジュンヤはあくまでもスポーツの乗りであっけらかんとしている。
しかしリョウは淡い恋心を抱いていた。
リョウは暫く二人の動向を伺う。
ヨウがジュンヤのペニスを口に含んだ。
リョウはいたたまれず部屋に戻る。
タクローはまだ部屋に帰ってない。
二人の事を考えると、怒りが沸々と沸いて来る。
「裏切りやがって!」
リョウはビデオカメラを持つと、大浴場へ向かった。
 
 
(つづく)
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