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Chapter6(十三夜編)
Chapter6-⑥【青春】
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ボトルをプッシュすると、大量のオイルが溢れ出た。
オイルは見る見る内に、ウエアに浸透していく。
大胸筋に張り付き、血管が透け、乳首が盛り上がった。
背面にもたっぷり塗りたくる。
プリッとした尻とロングスパッツが一体化した。
黒々とした陰毛の中で、重量感のある竿がウエアを持ち上げている。
「たまんねぇな!」
マサルは自ら大胸筋を揉み、ペニスを上下に動かして見せた。
燦燦と降り注ぐ陽光を浴び、走り出す。
二人に驚き、目を見開くジョガー達が滑稽に映る。
「気分はどうだ?」
マサルが振り向く。
「最高の気分だよ。
気持ちいい!」
イオリは高揚を抑え切れない。
前を走る躍動する筋肉が眩しかった。
30分程走った所でコースを外れた。
葦の繁みの中へ入って行く。
「どこに行くの?」
イオリは濡れた背中に声を掛ける。
「いい所さ。」
マサルは振り向きざまにウインクをした。
獣道を突き進むと、河原に出た。
秋だというのに数人の男達が、日焼けに興じている。
どの男も真っ黒に焼けていた。
男達の視線をやり過ごし、更に奥まで進んで行く。
「クロさん、久し振り!」
マサルが一段と黒い男に声を掛けた。
「おう、マッスル元気そうだな。
大阪はどうだ?」
クロと呼ばれた男が起き上がり、手を挙げる。
男の焼け具合は半端でなく、誰も日本人とは思わないだろう。
「まあ、ボチボチかな。
ここで焼いてた夏が懐かしいよ。
いつもと変わらぬメンバーだな。」
マサルは辺りを見回して、苦笑する。
「今日は連れと一緒か?」
呆然としているイオリに気付き、男が聞く。
「ああ、大阪で知り合ったイオリ。
フェチが凄く合う奴なんだ。
だからこの秘密の場所に連れて来たのさ。」
マサルがイオリを紹介する。
「俺は黒川の名字の頭を取ってクロと呼ばれている。
色黒だからと思っている奴もいるがな。」
黒川が白い歯を零して、手を差し出す。
「イオリです。」
イオリは握った手の黒さに改めて驚く。
自分の手が驚く程白く見えた。
黒川は40歳前後だろうか、脂肪の全くないスジ筋のボディだ。
メッシュの黒猫を締めている為、中のペニスが丸見えだった。
スキンヘッドで、身体中のどこにも体毛と呼べる物がない。
『綺麗だ。』
陽光を浴びた裸体はキラキラと輝き、見惚れてしまう。
「イオリ君の格好を見れば、マッスルと趣味が合うのは直ぐに分かるさ。」
黒川が徐にイオリのマラを掴む。
「デカいな。マッスルには勿体ない。」
黒光りする顔がニヤリと笑う。
「クロさん、イオリはダメだぜ。」
マサルが慌ててイオリの手を引っ張り、黒川から離す。
「冗談さ。今日は二人のカラミをたっぷり見学させてもらうさ。」
厚い唇が乾いた笑い声をあげた。
イオリは心奥で落胆した自分に驚く。
大阪に来てから、自分の変化に気付いていた。
ずっと目を背けてきたが、もう自分を欺けない。
ジョージ、ソウイチロウ、マサル、そして黒川と変態的指向の強い者に惹かれた。
その指向が強ければ強い程、イオリの中の焔は猛火となって燃え盛る。
黒川の厚い唇と口髭がとても淫らに見えた。
ねっとりとした舌の動きを目で追ってしまう。
「シートを借りるぜ。」
マサルは黒川の荷物からレジャーシートを取り出すと、河原に広げた。
「イオリ、そこに寝ろよ。」
ウエストポーチを外したマサルがシートを指す。
イオリは言われるままに横たわる。
砂利の上だが、思いの外痛くない。
マサルが影が太陽を隠す。
『グチュ、グチャ!』
卑猥な音を伴って、大量のオイルが降り注ぐ。
飽和量を越えたオイルが、腹筋に溜まっていく。
腹筋の溝から零れるオイルを見たマサルが覆いかぶさってきた。
(つづく)
オイルは見る見る内に、ウエアに浸透していく。
大胸筋に張り付き、血管が透け、乳首が盛り上がった。
背面にもたっぷり塗りたくる。
プリッとした尻とロングスパッツが一体化した。
黒々とした陰毛の中で、重量感のある竿がウエアを持ち上げている。
「たまんねぇな!」
マサルは自ら大胸筋を揉み、ペニスを上下に動かして見せた。
燦燦と降り注ぐ陽光を浴び、走り出す。
二人に驚き、目を見開くジョガー達が滑稽に映る。
「気分はどうだ?」
マサルが振り向く。
「最高の気分だよ。
気持ちいい!」
イオリは高揚を抑え切れない。
前を走る躍動する筋肉が眩しかった。
30分程走った所でコースを外れた。
葦の繁みの中へ入って行く。
「どこに行くの?」
イオリは濡れた背中に声を掛ける。
「いい所さ。」
マサルは振り向きざまにウインクをした。
獣道を突き進むと、河原に出た。
秋だというのに数人の男達が、日焼けに興じている。
どの男も真っ黒に焼けていた。
男達の視線をやり過ごし、更に奥まで進んで行く。
「クロさん、久し振り!」
マサルが一段と黒い男に声を掛けた。
「おう、マッスル元気そうだな。
大阪はどうだ?」
クロと呼ばれた男が起き上がり、手を挙げる。
男の焼け具合は半端でなく、誰も日本人とは思わないだろう。
「まあ、ボチボチかな。
ここで焼いてた夏が懐かしいよ。
いつもと変わらぬメンバーだな。」
マサルは辺りを見回して、苦笑する。
「今日は連れと一緒か?」
呆然としているイオリに気付き、男が聞く。
「ああ、大阪で知り合ったイオリ。
フェチが凄く合う奴なんだ。
だからこの秘密の場所に連れて来たのさ。」
マサルがイオリを紹介する。
「俺は黒川の名字の頭を取ってクロと呼ばれている。
色黒だからと思っている奴もいるがな。」
黒川が白い歯を零して、手を差し出す。
「イオリです。」
イオリは握った手の黒さに改めて驚く。
自分の手が驚く程白く見えた。
黒川は40歳前後だろうか、脂肪の全くないスジ筋のボディだ。
メッシュの黒猫を締めている為、中のペニスが丸見えだった。
スキンヘッドで、身体中のどこにも体毛と呼べる物がない。
『綺麗だ。』
陽光を浴びた裸体はキラキラと輝き、見惚れてしまう。
「イオリ君の格好を見れば、マッスルと趣味が合うのは直ぐに分かるさ。」
黒川が徐にイオリのマラを掴む。
「デカいな。マッスルには勿体ない。」
黒光りする顔がニヤリと笑う。
「クロさん、イオリはダメだぜ。」
マサルが慌ててイオリの手を引っ張り、黒川から離す。
「冗談さ。今日は二人のカラミをたっぷり見学させてもらうさ。」
厚い唇が乾いた笑い声をあげた。
イオリは心奥で落胆した自分に驚く。
大阪に来てから、自分の変化に気付いていた。
ずっと目を背けてきたが、もう自分を欺けない。
ジョージ、ソウイチロウ、マサル、そして黒川と変態的指向の強い者に惹かれた。
その指向が強ければ強い程、イオリの中の焔は猛火となって燃え盛る。
黒川の厚い唇と口髭がとても淫らに見えた。
ねっとりとした舌の動きを目で追ってしまう。
「シートを借りるぜ。」
マサルは黒川の荷物からレジャーシートを取り出すと、河原に広げた。
「イオリ、そこに寝ろよ。」
ウエストポーチを外したマサルがシートを指す。
イオリは言われるままに横たわる。
砂利の上だが、思いの外痛くない。
マサルが影が太陽を隠す。
『グチュ、グチャ!』
卑猥な音を伴って、大量のオイルが降り注ぐ。
飽和量を越えたオイルが、腹筋に溜まっていく。
腹筋の溝から零れるオイルを見たマサルが覆いかぶさってきた。
(つづく)
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