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YAMATO

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Chapter4(晩夏編)

Chapter4-②【21st Century Schizoid Man】

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ゴウは一眼レフでの撮影に余念がない。
全頭マスクを被った二匹の雄の抱擁に満足する。
非日常的で無機質な絵面はゴウの美意識を充たした。
しかし見る者は美感など求めていない。
よりえげつないエロさを好んだ。
そんな者達に向け写真を撮る。
ジョージの鎖を緩め、行動範囲を広げた。
ぎりぎりの抱擁から解き放たれたジョージはイオリを抱き寄せる。
イオリも荒れ狂う想いをジョージにぶつけていた。
ジョージはイオリの両足を開くと、アナルと巨根を露にする。
ゴウはその瞬間を逃さない。
ケージ越しの巨根に、読者は興奮するだろう。
ゴウはシャッターを押し続ける。
ジョージは剛毛の中の熱り立つペニスをアナルに突っ込む。
飢えた二匹の雄が快楽を貪る。
えげつない画像が次々に記録されていった。
 
ジョージをアナルに感じたイオリは全身が多幸感に包まれる。
酩酊状態での一体感は至極の享楽を教えてくれた。
ジョージはイオリの両手を持ち、下に寝そべる。
徐々にイオリは持ち上げられていく。
ジョージが強靭な筋肉を駆使してブリッジをしたのだ。
全身の筋肉が張り出し、血管が浮かぶ。
そして下から突き上げられた。
足の浮いたイオリは身体が震える。
究極の快楽は痙攣となって、全身を襲う。
 
ゴウはファインダー越しにオーガズムを感じた。
年の割に自身の射精には興味はない。
Mの醜態を記録する事が唯一の自慰だった。
久し振りに漲る力を下半身に感じ、ゴウは動揺した。
『俺は何に興奮しているんだ?』
シャッターを押す指が止まらない。
意識が雑駁する中でも、理性を失わないゴウがいた。
二匹をバトルのショーで使う事を考える。
収支を瞬時に弾き出す。
飛行機代を差し引いても充分な利益が出た。
もうひとりのゴウはカメラを置くと、ケージの中へ入っっていく。
 
ジョージは渾身の力で腰を突き上げる。
呼吸が荒くなるほど、ラッシュを吸い込む量が増えた。
頭がクラクラするが、突き上げるのを止めない。
雄の本能がフィニッシュへ向かう。
己の竿で悶え狂っているイオリが愛おしい。
ケージの扉が開くのと同時に、ジョージは果てた。
脈打つペニスから迸るザーメンがイオリの体内に流れて行く。
満足感に充たされると、ブリッジが崩れた。
 
ゴウはジョージの射精を確認すると、マラを革ベルトで締め上げる。
真っ赤に充血したマラが戦闘態勢に入る。
ぐったりした二匹を引き離す。
イオリを無理矢理立たせると、一気にアナルを責めた。
ジョージのザーメンを感じ、不快感の中に快楽を覚える。
イオリの巨根を掴むが、片手では足りない。
握り潰そうと試みるが、押し返す力に屈服する。
それがゴウに火を点けた。
一旦離れると、ケージに繋がった鎖を外す。
そして鎖を上部に括った。
イオリは爪先立ちで必死に堪える。
ゴウはその足をブーツで払った。
 
釣鐘を突く撞木の如く、イオリは吊された。
「ぐおぉぉお!」
イオリの絶叫はキャニスターが吸収する。
全体重がマラの付け根に伸し掛かり、悶絶していた。
「J!呑気に伸びてると、お前の大事なイオリの金玉が使い物にならなくなるぞ。
下から支えろ。」
ジョージの大胸筋を踏み締める。
目を覚ましたジョージは中腰になり、背中にイオリを乗せた。
鎖が弛む事には成功したが、足が震えている。
長く支えるのは無理そうだ。
足が攣るのは時間の問題だろう。
ゴウは散漫な動作でタバコを咥える。
イオリの足を持ち上げると、ベルトで締め上げたマラを押し込んだ。
ジョージは意識が飛びそうになるのを必死に堪えている。
震える背中がイオリの命綱だ。
ゴウはのんびりと腰を振る事に終始する。
タバコの燃え滓が落ちても気にならなかった。
 
 
(つづく)
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