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YAMATO

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Chapter3(臥籠編)

Chapter3-②【完璧ぐ~のね】

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派手なソフトモヒカンの男は、30代半ばだろう。
耳にピアスの跡があるイカホモという外観だ。
「お二人はトレーニングの経験はありますか?」
ロッカーの入口で待っていたジョージが聞く。
「二人とも先月まで東京のジムに通ってました。」
ヨウがよそ行きの声で答える。
「だったら初回説明はかっ飛ばしちゃいましょうか。
即、トレーニングした方がいいっすよね?」
急に言葉遣いの変わったジョージが屈託なく笑う。
「俺もその方がいいっす!」
ヨウも調子を合わせ、フレンドリーに答える。
「まずはマシンの種類と配置を説明しちゃいましょうか。」
ジョージはトレーニングエリアを歩きながら、説明を始めた。
ローカルな場所にある為か、皆地味な格好だ。
ジャージやスエットばかりで、トップもTシャツが大半を占めている。
たまに本格的に鍛えている人が、海外ジムのウエアを着ているくらいだ。
スパッツ姿のヨウと、ショートのボックスを穿いたイオリは、完璧に浮いている。
「東京は皆、そんな派手な格好なんすか?」
一通り説明が終わったところでジョージが聞いてきた。
「まあ、少なくはないよ。」
イオリは微妙な答えでその場を凌ぐ。
「とりあえず使ってみて、分からない事があれば聞いて下さい。」
ジョージがパーソナルシートを二人に手渡す。
「これからアクアに行くんで、良かったらプールにも寄って下さい。」
片手を挙げたジョージが去って行った。
「間違いないね?」
確信したイオリが聞く。
「ああ、イカホモだもんな。」
ヨウがジョージの後ろ姿を追いながら、相槌を打つ。
尻を振って歩く姿はエロいフェロモンをばら撒いている様だ。
久し振りのトレーニングに熱中した。
時計を見ると、二時間を経過している。
「プールに寄ってみようか?」
含み笑いするヨウの手を引っ張り、ロッカーへ向かう。
水着を持ってきた甲斐があった訳だ。
 
プールはさほど混んでおらず、ジョージがプールサイドを暇そうに歩いていた。
「ジョージさん、来てみたよ!」
イオリが声を掛ける。
振り返ったジョージの視線が、イオリの股間に留まった。
ローライズのボックス型の水着に、丸太が横たわっていたからだ。
生唾を飲み込んだジョージの股間が、見る見る盛り上がる。
そこがやけに凸凹していた。
ジョージは淡い色の競パンを穿いている。
臍からの剛毛が競パンの中に繋がっていた。
『これじゃ濡れたら、透けちゃうんじゃない?』
イオリに悪戯心が芽生える。
「シャワーはどこにあるの?」
イオリの問い掛けに、ジョージは我に返った様子だ。
「こ、こっちっす。」
吃りながら歩き出す。
シャワー口がジョージの方を向いているのを確認する。
「あっ!」足が滑った振りをして、腰でボタンを押す。
勢い良く放出した水が、ジョージの股間を濡らしていく。
「うわぁ!」
大声を出したジョージの股間は水分を吸い込み、勃起したペニスが張り付く。
瞬時にジョージは股間を隠す。
「スゲー、エロいな!」
透けた競パンにヨウが感嘆する。
「ちょっと着替えて来ます。」
ジョージは足早に、スタッフルームへ向かう。
「ジョージさんの陰毛が透けてたな。
何か大人の色気を感じたぜ。」
ヨウも興奮したらしく、競パンが盛り上がっている。
しかしイオリの意識が別に向いていた。
やけに凸凹したシルエットに、違和感を拭えない。
「ヨウも今度、あんな透けパン穿いてみない?
パイパンリングが透けてた方がめちゃエロいよ。」
イオリはヨウの手を引っ張ると、プールへ向かった。
 
プールから上がると、腕組みしたジョージが待っていた。
「態とやっただろう?」
ジョージが睨む。
「アクシデントだよ。
あくまでも事故さ。」
イオリは笑いを堪えて訴える。
ジョージが手を差し出す。
その手を掴むと、引き上げてくれた。
勢い余って、イオリは体勢を崩す。
ジョージが咄嗟に支えてくれた。
その手はがっちりと、イオリの巨根を握っている。
「あっ!」イオリは思わず声を漏らす。
「この巨根を近い内に戴くぜ。」
ジョージが耳元で囁く。
イオリは完璧に言葉を失った。
 
 
(つづく)
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