妄想日記2<<BEGINS>>

YAMATO

文字の大きさ
上 下
20 / 147
Chapter2(惜春編)

Chapter2-⑨【夜空ノムコウ】

しおりを挟む
起き上がったスバルの口元にザーメンがこびりついていた。
イオリは舌でそれを掬い取る。
「何だかんだ言っても、イオリも変態じゃねぇか!」
スバルが笑うと、勃起したペニスが腹を打つ。
「まだお互いに出し足りないみたいだね。」
笑ったイオリのマラも同様だ。
「今夜、ヨウは家に帰ると言ってたから、泊まりに来ない?」
イオリが誘う。
「だったらマスクプレーの続きしようぜ。
実はあのダクト連結で、失神しそうになったんだ。」
興奮しきったスバルのペニスはTフロントに収まりきれない。
 
ビーチに戻ると、ヨウは目を閉じて焼いていた。
「遅かったな。」
寝ていると思ったヨウの口が開く。
「起きてたんだ。
中出しされた方は後始末が大変なんだよ。」
イオリは軽く笑う。
「そろそろ帰るか?
俺車だから、途中飯食って帰ろうぜ。」
スバルが帰り支度を始める。
「俺さ、今晩支店長と飲みに行く約束してるから、電車で帰るよ。
渋滞に巻き込まれたらマズいんだ。
イオリは送ってもらえ。
二人の方がのんびり出来るだろ。」
拗ねた様な言い方に驚き、焼けた顔を伺う。
無表情からはその真意は測りかねた。
「なら、イオリは車で帰るよ。」
イオリはジーンズを穿きながら答える。
「先に駅に寄ってから、飯食いに行こうぜ。
何だ、そのデニム?
ケツの割れ目が見えているぞ!」
スバルが目を丸くした。
「これロスで買ったんだ。
セクシーでしょ?」
イオリは尻を突き出し、割れ目を強調する。
そんな二人を少し離れたヨウが見詰めていた。
 
「たまんねぇ!」
連結されたダクトを通して、スバルの絶叫が聞こえる。
「だったらこれを全部飲めよ!」
イオリは次々と唾液を送り込む。
「おおっ!ぐぅおぉく!」
スバルが飲み込む音が大きく響く。
その音がイオリを更に淫逸なプレイに駆り立てる。
自分のマスク側のノズルを外し、マラを差し込む。
身震いすると、一気に放尿した。
スバルが目を見開き、狂喜する顔に我を忘れる。
再びノズルをマスクに装着すると、淫らな香りに包まれた。
イオリは過去に経験した事のない、漲る力を己のマラから感じ取る。
自分で触ると、鋼鉄製の様な固さで誇示していた。
イオリは猛り狂うマラを、スバルのアナルに挿入する。
「ぐぅわぁ!」スバルは悲鳴をあげると、腰を引く。
フィスト経験者のスバルでも、そう簡単には受け入れられない。
これがヨウ相手だと諦めてしまうが、スバルだと勝手が違う。
悶え苦しむスバルを強姦する気分が味わえる。
引け気味の腰をがっちり掴み、強引に突き進む。
スバルの悲鳴が、次第に隠微な音色に変わっていく。
この順応性がスバルの魅力だった。
どんな性癖でも受け入れてくれるスバルが愛おしい。
強引にこじ開けたアナルは何時も優しく包み込んでくれた。
動きに合わせて、締め付けつける。
イオリは足を高々と持ち上げ、ピークに向かう。
スバルの括約筋が極上の物に感じられた。
 
イオリは二回、スバルは三回射精し、やっと淫逸なプレイは終極を迎えた。
「ヨウともこんな事しているのか?」
開口マスクを取ったスバルが聞く。
「ううん。ヨウとはこんな事しないよ。」
正直に答える。
「俺はイオリとヨウの邪魔はしないぜ。
ただ時たま会って、俺を狂わせてくれないか?」
スバルが小便臭い唇を押し付けてきた。
「うん。」イオリの答えはスバルの口内に飲み込まれた。
「やっぱ今日は帰るか。」
シャワー浴びたスバルが、頭をタオル拭きながら言う。
やる事をやったら直ぐに帰るのも、スバルらしい。
精神的な付き合いは望んでいない。
「じゃあ、パーキングまで送るよ。」
イオリが言うと、スバルは手で制する。
「必要ないぜ。それより窓開けて、換気しろ。
ザーメンの臭いが充満してるぞ。」
スバルは服を着ると、とっとと部屋を出て行った。
イオリは溜め息を吐くと、窓を開ける。
走り去る車のテールランプが目に入った。
灯りが夜空の向こうへ消えていく。
どんな明日が待っているか、皆目見当が付かなかった。
 
 
(つづく)
しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

アルバイトで実験台

夏向りん
BL
給料いいバイトあるよ、と教えてもらったバイト先は大人用玩具実験台だった! ローター、オナホ、フェラ、玩具責め、放置、等々の要素有り

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

捜査員達は木馬の上で過敏な反応を見せる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

完成した犬は新たな地獄が待つ飼育部屋へと連れ戻される

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

串刺しの男達は失神さえ認められずに絶頂へと導かれる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

二本の男根は一つの淫具の中で休み無く絶頂を強いられる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

屈した少年は仲間の隣で絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

処理中です...