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Chapter2(惜春編)
Chapter2-⑦【SUMMER TIME】
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平日ということもあり、人出は余りない。
見渡すところ、10人程度の人が焼いていた。
ここは普通のビーチと繋がっているので、一般の人も往来する。
そのため日焼けしている人の格好も、かなり地味だった。
殆どの人が競パンやボックス型で、六尺やTバックの人は数える程だ。
一際目立つ場所に、ヒョウ柄のTバックを穿いたビルダーが寝ていた。
「あれ、スバルさんじゃないか?」
ヨウが驚きの声をあげる。
近付いてみると、スバルが鼾を掻いて熟睡していた。
「よくこんなクソ暑い中、寝れるよな!」
ヨウが汗を拭きながら、感心する。
隣にシートを敷くが、全く起きる気配はない。
「悪戯してみようか?」
イオリがスバルのTバックに手を掛ける。
そのまま引っ張ると、スルッと膝まで脱げた。
起こさない様に足を抜いて、スバルを真っ裸にする。
ヨウが声を押し殺して笑う。
「ヨウ、これ穿いちゃえば。」
温もりのあるTバックを渡す。
「こんな小せぇ、透け透けのヤツを穿くのか?」
ヨウは両端を引っ張ると、太陽に透かす。
決して嫌がっている様子はない。
「ビルパン穿いた時に焼け跡が出ない様に、ビルダーは小さいビキニで焼くんだ
よ。」
それらしい理由を口実にして、好奇心に訴える。
「確かに日焼け跡のあるビルダーなんて見たことないしな。
なら穿いてみるか!」
顔を赤らめたヨウが着替え始めた。
「めちゃイケてるよ!モデルみたい!
やっぱ筋肉が付くと、こんなエロいインナーも似合うんだ。」
イオリは大袈裟に褒め称える。
「そうかな?そんなに似合うか?」
ヨウも満更でもない。
「うるせぇな!あれっ、お前達こんな所で何してるんだ?」
目を擦りながら、スバルが起きた。
胡座をかくと、熱り立つペニスが露わになる。
「スバルさん、朝起ち?
元気がいいな!」
二人の笑みに気付き、視線が股間へ向く。
「マジか!俺のTバックはどこだ?」
スバルが慌てて股間を押さえ、辺りをキョロキョロと探す。
「ここだよ。」
ヨウが自分の股間を指し、大笑いした。
スバルがヨウに襲い掛かる。
縺れ合う二人が芝の上を転がった。
『夏前にヨウに逢えたから、今最高の波が来ている。』
イオリはこの波を決して逃がすまいと、心に誓う。
「スバルさん、これ穿けば?」
イオリは真新しいインナーを投げる。
「クッソ!ヒョウ柄のTバック気に入ってたのによ!
これか?」スバルが芝の上に落ちたインナーを拾い上げた。
「すっげえ!前もTになってるぜ!」
ヨウが興奮気味に言う。
白いTフロントはスバルのペニスを包み込む。
「やはりパイパンのスバルさんじゃないと、これは似合わないな!」
イオリも絶賛する。
「まあ、俺クラスになると、どんな下着でも着こなせるんだ。」
スバルが胸を張る。
透けるヒョウ柄のTバックもエロいが、この最小限の生地で作られたTフロントは更
にスバルの筋肉を引き立てた。
「よし、相撲取ろうぜ。」
気を良くしたスバルは砂浜に円を描く。
「俺、子供の頃、わんぱく相撲で優勝したんだぜ。」
ヨウもやる気充分だ。
二人が円の真ん中で見合う。
身体がぶつかると、汗が飛び散る。
スバルがまわし代わりに、Tバックのサイドを掴む。
それを持ち上げると、ヨウの尻に食い込んだ。
ヨウも負けじと、サイドの紐を持ち上げる。
スバルの縦褌がずれて、アナルが露わになった。
しかしサイドの紐はどちらも伸び切り、決め手に欠ける。
膠着状態が続く。
裸体に近い二人の取り組みに欲情した。
イオリはローライズのボックス型の水着を脱ぎ捨てたい衝動に駆られた。
「引き分けだな。」
スバルがヨウの尻を叩き、二人は離れる。
「マジ、暑い!」滝の様な汗が噴き出ているヨウは勃起したペニスを隠しもしない。
「ダメだ。もう立ってられない!」
スバルも砂場に倒れ込み、大の字になった。
ペニスがTフロントを持ち上げ、リングをした睾丸が丸見えだ。
(つづく)
見渡すところ、10人程度の人が焼いていた。
ここは普通のビーチと繋がっているので、一般の人も往来する。
そのため日焼けしている人の格好も、かなり地味だった。
殆どの人が競パンやボックス型で、六尺やTバックの人は数える程だ。
一際目立つ場所に、ヒョウ柄のTバックを穿いたビルダーが寝ていた。
「あれ、スバルさんじゃないか?」
ヨウが驚きの声をあげる。
近付いてみると、スバルが鼾を掻いて熟睡していた。
「よくこんなクソ暑い中、寝れるよな!」
ヨウが汗を拭きながら、感心する。
隣にシートを敷くが、全く起きる気配はない。
「悪戯してみようか?」
イオリがスバルのTバックに手を掛ける。
そのまま引っ張ると、スルッと膝まで脱げた。
起こさない様に足を抜いて、スバルを真っ裸にする。
ヨウが声を押し殺して笑う。
「ヨウ、これ穿いちゃえば。」
温もりのあるTバックを渡す。
「こんな小せぇ、透け透けのヤツを穿くのか?」
ヨウは両端を引っ張ると、太陽に透かす。
決して嫌がっている様子はない。
「ビルパン穿いた時に焼け跡が出ない様に、ビルダーは小さいビキニで焼くんだ
よ。」
それらしい理由を口実にして、好奇心に訴える。
「確かに日焼け跡のあるビルダーなんて見たことないしな。
なら穿いてみるか!」
顔を赤らめたヨウが着替え始めた。
「めちゃイケてるよ!モデルみたい!
やっぱ筋肉が付くと、こんなエロいインナーも似合うんだ。」
イオリは大袈裟に褒め称える。
「そうかな?そんなに似合うか?」
ヨウも満更でもない。
「うるせぇな!あれっ、お前達こんな所で何してるんだ?」
目を擦りながら、スバルが起きた。
胡座をかくと、熱り立つペニスが露わになる。
「スバルさん、朝起ち?
元気がいいな!」
二人の笑みに気付き、視線が股間へ向く。
「マジか!俺のTバックはどこだ?」
スバルが慌てて股間を押さえ、辺りをキョロキョロと探す。
「ここだよ。」
ヨウが自分の股間を指し、大笑いした。
スバルがヨウに襲い掛かる。
縺れ合う二人が芝の上を転がった。
『夏前にヨウに逢えたから、今最高の波が来ている。』
イオリはこの波を決して逃がすまいと、心に誓う。
「スバルさん、これ穿けば?」
イオリは真新しいインナーを投げる。
「クッソ!ヒョウ柄のTバック気に入ってたのによ!
これか?」スバルが芝の上に落ちたインナーを拾い上げた。
「すっげえ!前もTになってるぜ!」
ヨウが興奮気味に言う。
白いTフロントはスバルのペニスを包み込む。
「やはりパイパンのスバルさんじゃないと、これは似合わないな!」
イオリも絶賛する。
「まあ、俺クラスになると、どんな下着でも着こなせるんだ。」
スバルが胸を張る。
透けるヒョウ柄のTバックもエロいが、この最小限の生地で作られたTフロントは更
にスバルの筋肉を引き立てた。
「よし、相撲取ろうぜ。」
気を良くしたスバルは砂浜に円を描く。
「俺、子供の頃、わんぱく相撲で優勝したんだぜ。」
ヨウもやる気充分だ。
二人が円の真ん中で見合う。
身体がぶつかると、汗が飛び散る。
スバルがまわし代わりに、Tバックのサイドを掴む。
それを持ち上げると、ヨウの尻に食い込んだ。
ヨウも負けじと、サイドの紐を持ち上げる。
スバルの縦褌がずれて、アナルが露わになった。
しかしサイドの紐はどちらも伸び切り、決め手に欠ける。
膠着状態が続く。
裸体に近い二人の取り組みに欲情した。
イオリはローライズのボックス型の水着を脱ぎ捨てたい衝動に駆られた。
「引き分けだな。」
スバルがヨウの尻を叩き、二人は離れる。
「マジ、暑い!」滝の様な汗が噴き出ているヨウは勃起したペニスを隠しもしない。
「ダメだ。もう立ってられない!」
スバルも砂場に倒れ込み、大の字になった。
ペニスがTフロントを持ち上げ、リングをした睾丸が丸見えだ。
(つづく)
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