妄想日記2<<BEGINS>>

YAMATO

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Chapter2(惜春編)

Chapter2-③【Real Face】

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「興味あるのか?」
近付いたジョガーに声を掛ける。
坊主頭が無言で頷く。
「なら、脱げよ。」
闇の中に浮かぶ白いウエアに言う。
一瞬躊躇したジョガーだが、背を向けるとジョギングパンツを脱ぎ捨てた。
黄色いケツワレが夜目にも鮮やかだ。
「随分、派手なの穿いているな。」
イオリは手を伸ばすと、ケツワレの盛り上がりを鷲掴みにする。
「うっ!」ジョガーが声をあげた。
「どうしたい?」イオリは悪戯っ子の様に聞く。
「このマッチョを掘りたいっす!」
ジョガーはそう言うと、掴んだ掌を内側から押し返してきた。
かなりの大きさだ。
15センチ近くあるだろう。
イオリはスバルのスパッツを膝までずり下ろすと、ディルドの付け根を持つ。
そして強引に引きずり出した。
「ぐぅおぉ!」スバルが叫ぶ。
アナルはぽっかりと開いたままだ。
「ここに入れたいの?」
イオリは引きずり出したディルドをその穴に出し入れする。
「ぶ、ぶち込みたいっす!」
細身の身体は震えていた。
「じゃあ、好きに使っていいよ。但し3分間。
3分経つと、この人普通に戻っちゃうんだ。
変態モードは短いから、頑張って。」
スバルの尻を思い切り叩き、開始の合図とした。
 
ジョガーはケツワレから勃起したペニスを引きずり出すと、一気にアナルへ挿入し
た。
何故か両手を頭の後ろで組み、腰だけを振る。
そのコミカルな動きが、却ってエロティックに見えた。
案の定、ジョガーのペニスは15センチ以上あり、スバルは悲鳴の様な喘ぎ声をあげ
る。
口から涎が溢れ、頭を揺らす度に汗と涎が飛び散った。
テニスコートの喚声が、スバルの声を掻き消す。
ジョガーがピークに達するのに、3分は必要なかった。
身体がどんどん仰け反り、最後に動きが止まる。
小刻みな痙攣が、射精した事を表していた。
「す、すいません。」
ジョガーがペニスを抜くと、アナルから白濁の液が滴り落ちる。
イオリはそれをディルドで塞ぐと、スパッツを元に戻す。
「さあ、帰るよ。飯にしよう!」
汗だくの肩を叩いた。
 
「イオリ、頼むから出させてくれよぉ。」
消え入りそうな声でスバルが訴える。
「ちょっと待ってよ。
もう少しで冷し中華が出来るから。」
フライパンをひっくり返し、卵焼きを作っている。
それをまな板に移し、細かく刻んだ。
「出来たよ!じゃあ、乾杯しよう!」
イオリは冷蔵庫から冷やしたワインを持ってきた。
グラスに注ぐと、目の高さに掲げる。
スバルも仕方なく、それに合わす。
グラスの中の波打つワインを見て、笑みが零れる。
「乾杯!」イオリは楽しげに言った。
スバルは無言で飲み干す。
「ちょっとスバルさん!
高いんだから、もっと味わって飲んでよ!」
イオリは膨れっ面をする。
「こっちは口からザーメンが出そうなんだ!」
スバルは自分でボトルを持つと、グラスに並々と注ぐ。
そして一気に飲み込んだ。
「こんな飲み方するんだったら、安いワインにすれば良かった。
それにしてもスバルさんの感じ方って、マジ凄かったよ。」
イオリは皮肉ではなく、本心から褒めた。
「ああ、俺はリアルが好きなんだ。
あんま賢くないから、頭より心で考えるタイプなんだよ。」
頬を赤く染めたスバルが答える。
「心じゃなくて、身体でしょ!」
イオリが茶化す。
ヨウがこんな感じ方をしてくれる事をイオリは望んでいた。
しかしヨウの中に『ウケ=女』の方程式が根強くあり、なかなかウケのセックスにの
めり込まない。
そんなヨウに無理強いはしたくない。
結果、セックスの回数は減っていた。
それに最近のヨウはトレーニングにのめり込んでいる。
睡眠は最大の筋トレと言って、家に来ても直ぐに寝てしまう。
 
 
(つづく)
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