【悲報】みんながボクを狙ってる?~婚姻したら裸にされるし拐われそうになるし、挙げ句、狙われてるって誰得ですか?~

ペロりねった

文字の大きさ
上 下
83 / 203
3.喜多村本家に居候

83.蒼湖ニュースが終わって

しおりを挟む


 ニュース・バラエティー番組を終わる。放送は次の番組までCMに入っている。

「私も欲しい。キョウのパネル」
「欲しい」
「私も私も!」

 幼女たちには、ボクが居るから要らないよ、と黙らせる。

 そなたらには、裏から手配してやる、とサキちゃんが幼女たちに約束してる。あの放送の首謀しゅぼう者って、まさか?

「女どもは節度がないのぉ~」

 いや、サキちゃんも女でしょうに──って前もこんなやり取り、やったような。今はそれどころじゃない。

「あれ、回収できないかなあ~」
「あれ?……ああ、ソックスか?」

 そうそうと答える。まあ、タイツなんだけど別に名前はどっちでもいい。

「一つじゃから取り合うのじゃ。脱ぎたてをそなたが放出すれば万事うまくゆく」
「そんなの嫌だよ」

 そんなことしたら何に使われるか……考えるの、よそう。

「仕方の無いやつじゃのう。着替えのたび新しいものを着て脱いだものはてたと思えばよい。そうじゃの~──」

 明日、買い出しに出るか?……と脈略みゃくらくのないつぶきが聴こえる。

 絶対、行かない……とも言えない。新しい端末機をあつらえないと。

「明日、買い物に行ける? 携帯が欲しいんだよね」
「──そうか! 行くか? 男どもも外に行きたいと言ってったしの~」

 乗り気のボクの発言でサキちゃんは晴れやかな表情を見せると一転、物思いにふける。

 男どもって、本館に男の人がいるの? 上の階に行けないってのはソレ?

「よし、万全の態勢で男の買い物! じゃな」

 いいこと思い付いたって顔でサキちゃんが断言する。

「私もキョウと行く~」
「わたしも」
「行く行く!」

「そなたら、朝の勉強があるじゃろう?」
「勉強なんかどーでも良いのよ──です」
「うんうん」
「退屈なのです」

「しょうがないヤツらじゃ。分かった。ちゃんと勉強を終わらせたら昼から連れて行く」

 しっかり朝、勉強するのだゾ、と念押ししてサキちゃんがけ負う。

 忙しくなってきたと、いさんで部屋を出ていく。

 大丈夫かな? 一抹いちまつの不安がよぎる。いや、百まつくらいの不安がありそうだけど。


「そういえば、学園の皆はどうしてるかな?」

 全然、連絡してないや。登校しなくて心配してるだろう。でも携帯を壊しマキナの使ってるので、いろいろ分からない。

 学園のSNSアカウントをかろうじて覚えてるけど、個人アカウントは覚えてない。

誠臨せいりん、がく、えん……っと」

 検索サイトから学園のホームページに入って、学内SNSにログイン。

 ええっと……水無ミナちゃん……タマちゃん……っと……

 グループミーティングを作って入り呼び掛ける。

キョウ:ミナちゃん、タマちゃん、元気してる?〕
 ・
 ・
 ・
 ・
 ・
ミナ:キョウちゃん! 無事? 学園に来ないし連絡取れないし心配したんだよ!〕

タマキ:連絡おそい! 心配で心配で……お昼はご飯お代わりしちゃうしお腹いっぱいで授業は寝ちゃうし気づいたら放課後だしおしっこれそうだしミナに付いて行って料理部でお菓子食べまくっちゃったし、それに──〕

 そうか、今日は部活の日か……。タマちゃん、ストレスかかると食べまくるんだね?

〔京:あ~、はいはい。ゴメンて。病院に運ばれてさ~〕

ミナ:あ~聞いた。五条センセが内密って教えてくれて〕

タマ:病院って大丈夫だった? 病気? ケガ? もういいの? 病院って嫌だよね? 変なニオイするし看護士は嫌らしい顔で見てくるし触られるし私は嫌い、行きたくないキョウちゃんは無事だった?〕

〔京:あ~大丈夫だよ。部屋で皆を迎えてちょっと気疲れしたみたい。そしたら深夜、襲撃しゅうげきされてさ~〕

ミナ:聞いたけど大丈夫だったのね? それで今どこ?〕

タマ:襲われて無事?貞操ていそうは?凌辱りょうじょく?どんなにされたの?嫌がるキョウちゃんを前から後ろからけがして、ぐへへ~ってされたの?どんなだった?嫌がっても次第に快感にまれて悦楽えつらくに身をゆだねてしまって──〕

〔京:いや、襲ってきたけど逃げて無事。今、古都・蒼湖おうみに避難してる。週末には実家へ挨拶あいさつに行く予定だったから〕

ミナ:へ~、蒼湖おうみってどう?〕

タマ:古都って治安悪いよね? 襲われてない? キョウちゃん街に出たら絶対襲われて戻れない快楽に引きり込まれて不特定多数と関係を持ってただれた人生を──〕

 どうしてもタマちゃんはボクを快楽のとりこにさせたいらしい……

「キョウ、何、携帯で遊んでるの?」
「わたしも遊んで」
「遊んで……」
「旦那を置いて浮気の連絡ね?」
「うわき……」

 夢中でやり取りしてたら、幼女ーズが不機嫌に。

「ゴメン。学校の友達に連絡してるの。無事を知らせたから終わるね」

〔京:ゴメン、これで終わる。ボクは無事だから安心して。週明けには帰れると思うから〕

ミナ:エ~、残念。また連絡して〕

タマ:まだ話したい。夜は長いよ。やめる理由が分からない。女ね?女が邪魔じゃましてるでしょ?家から離れてアバンチュールをたのしんでる。きっとそう〕

〔京:ち、違うよ? 子供たちが相手してないとねたんでくるから……〕

ミナ:子供? 子供って何?〕

タマ:女、幼女?もう女を連れ込んだ?まったくキョウちゃんはびっち、旦那だんなが居ないからって幼女にまで手を出して、実は幼女に拉致らちられて監禁かんきんされて、ありとあらゆるめ苦の享楽きょうらくを──〕

 なんて言うか、タマちゃんの妄言もうげんが止まらない。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

隣人の女性がDVされてたから助けてみたら、なぜかその人(年下の女子大生)と同棲することになった(なんで?)

チドリ正明@不労所得発売中!!
青春
マンションの隣の部屋から女性の悲鳴と男性の怒鳴り声が聞こえた。 主人公 時田宗利(ときたむねとし)の判断は早かった。迷わず訪問し時間を稼ぎ、確証が取れた段階で警察に通報。DV男を現行犯でとっちめることに成功した。 ちっぽけな勇気と小心者が持つ単なる親切心でやった宗利は日常に戻る。 しかし、しばらくして宗時は見覚えのある女性が部屋の前にしゃがみ込んでいる姿を発見した。 その女性はDVを受けていたあの時の隣人だった。 「頼れる人がいないんです……私と一緒に暮らしてくれませんか?」 これはDVから女性を守ったことで始まる新たな恋物語。

ナースコール

wawabubu
青春
腹膜炎で緊急手術になったおれ。若い看護師さんに剃毛されるが…

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

大好きな幼なじみが超イケメンの彼女になったので諦めたって話

家紋武範
青春
大好きな幼なじみの奈都(なつ)。 高校に入ったら告白してラブラブカップルになる予定だったのに、超イケメンのサッカー部の柊斗(シュート)の彼女になっちまった。 全く勝ち目がないこの恋。 潔く諦めることにした。

処理中です...