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アレハ
アキトジャナカッタノ?
頭の中でぐるぐると
同じ疑問が回っていた。
少し経ってから
ナツキとアキトが現れた。
2人とも
全く同じ服装で、
鏡で映しあったみたいに
なっていた。
「最初から小細工する必要なかったな」
話を切り出したのはナツキ。
私が思っていた通り、
最初に私の前に
現れたのはアキトだった。
アキトはナツキのフリをして、
私と付き合っていたのも事実。
そして
トイレに行った時に
ナツキと入れ替わり、
ナツキが私の前に現れていた。
私はアキトを
ナツキと思い込むあまり、
本物のナツキが現れたことに
気づかなかった。
「じゃあオレはこれで。
あとは2人でごゆっくり」
ナツキは
戸惑う私を残して
さっさと帰ってしまった。
残ったのは
ナツキのフリをしていたアキト
と私。
どうすればいいか
わからない私に
アキトが声をかけてきた。
「1回でいいからデートしたかったんだ。
でもオレ、誘えなくて。
だからナツキが誘ってくれて。
でも誘ったのはナツキだから
オレが行くとおかしくなるから、
それでナツキのフリをして…」
少しはにかみながら
話すアキトを
責めることは
できなかった。
アキトジャナカッタノ?
頭の中でぐるぐると
同じ疑問が回っていた。
少し経ってから
ナツキとアキトが現れた。
2人とも
全く同じ服装で、
鏡で映しあったみたいに
なっていた。
「最初から小細工する必要なかったな」
話を切り出したのはナツキ。
私が思っていた通り、
最初に私の前に
現れたのはアキトだった。
アキトはナツキのフリをして、
私と付き合っていたのも事実。
そして
トイレに行った時に
ナツキと入れ替わり、
ナツキが私の前に現れていた。
私はアキトを
ナツキと思い込むあまり、
本物のナツキが現れたことに
気づかなかった。
「じゃあオレはこれで。
あとは2人でごゆっくり」
ナツキは
戸惑う私を残して
さっさと帰ってしまった。
残ったのは
ナツキのフリをしていたアキト
と私。
どうすればいいか
わからない私に
アキトが声をかけてきた。
「1回でいいからデートしたかったんだ。
でもオレ、誘えなくて。
だからナツキが誘ってくれて。
でも誘ったのはナツキだから
オレが行くとおかしくなるから、
それでナツキのフリをして…」
少しはにかみながら
話すアキトを
責めることは
できなかった。
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