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7.ロックオン
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「おめでとークスミさん」
「ユノモトと仲良くねー」
「公開告白なんてやるぅー」
「心配しなくても取らないよー」
大勢の人から声をかけられたのを覚えている
ずっと殻に閉じこもって
1人の世界に入り込んでいたから
人から話しかけられることに戸惑って
曖昧にうなずくことしかできなくて
だけどそれを心配することもなく
時間とともに私の接し方も戻って
今まで通りの生活
それが寂しいとは思わないし
悲しいとも思わなくなった
自分の好きなものを
好きなだけ語れる人と
一緒にいられる時間が
増えたからだと思う
ユノモトくんは
私が告白する前と後とで
特に何も変わらなくて
居心地の良い状態を
ずっと維持してくれている
もう1人だけずっと私に
変わりなく接してくれている人
最初から今まで
変わらず私に話しかけてくれて
誰に対してもそうするように
態度は変わらない
今まで私と私以外で
対応が変わる人が多かったから
それが違和感だった
それも気にならないようになるほど
接することが多くなって
違和感が普通になり始めた頃
今度はユノモトくんが
違和感を抱くようになったみたいで
不機嫌な表情が増えてきた
だけどきっとそれもいつか消える
当たり前じゃないことが
当たり前になっていくように
人は慣れたら受け入れられるように
なっているのかもしれない
だからあともう少しこれを続ければ
感情は変わっていくのかもしれない
そう思っていたらその人が現れて
私と目が合うと
ニッコリ笑って片目を閉じた
「ユノモトと仲良くねー」
「公開告白なんてやるぅー」
「心配しなくても取らないよー」
大勢の人から声をかけられたのを覚えている
ずっと殻に閉じこもって
1人の世界に入り込んでいたから
人から話しかけられることに戸惑って
曖昧にうなずくことしかできなくて
だけどそれを心配することもなく
時間とともに私の接し方も戻って
今まで通りの生活
それが寂しいとは思わないし
悲しいとも思わなくなった
自分の好きなものを
好きなだけ語れる人と
一緒にいられる時間が
増えたからだと思う
ユノモトくんは
私が告白する前と後とで
特に何も変わらなくて
居心地の良い状態を
ずっと維持してくれている
もう1人だけずっと私に
変わりなく接してくれている人
最初から今まで
変わらず私に話しかけてくれて
誰に対してもそうするように
態度は変わらない
今まで私と私以外で
対応が変わる人が多かったから
それが違和感だった
それも気にならないようになるほど
接することが多くなって
違和感が普通になり始めた頃
今度はユノモトくんが
違和感を抱くようになったみたいで
不機嫌な表情が増えてきた
だけどきっとそれもいつか消える
当たり前じゃないことが
当たり前になっていくように
人は慣れたら受け入れられるように
なっているのかもしれない
だからあともう少しこれを続ければ
感情は変わっていくのかもしれない
そう思っていたらその人が現れて
私と目が合うと
ニッコリ笑って片目を閉じた
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