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学校ではシャーペンの使用は禁止されていたが、少し流行の冷めたキャラクターがプリントされているシャーペンは使わなくても見ているだけで満足だったから、ペンケースに入れていたのだ。
けいすけはあのシャーペンをまだ持っていてくれているだろうか。
当時を思い出しながら教室に着くと、しんと静まり返った教室に呆然とした。
出た時は騒がしかった教室内は今や誰もいない。
まぁそれもそうか。
こんな所で残ってたわいない話をするより別の場所へ遊びに出かけた方が楽しいに決まっている。
それにしても戸締りは日直の仕事と決まっているにも関わらず、日直の姿すら見えないなんて。
僕はこの状況を不条理に思いながら戸締りをして再び職員室へ向かった。
教室の鍵は職員室に入ってすぐの所にフックがあり、そこに各教室の鍵をかけることになっている。
先日日直をしたから知っている。
鍵は入口付近にあるから先ほどのように中に踏み込んだことはなかったけど。
ちらっと河口先生の机を見てみる。
さっきの今でまた顔を会わせたら面倒だとは思ったけど、机の場所を覚えてしまうと自然と目がそちらを気にしてしまう。
しかし先生の姿はなかった。
ホッとしたようなそうでもないような微妙な感じを抱きながら、僕は職員室を後にした。
けいすけはあのシャーペンをまだ持っていてくれているだろうか。
当時を思い出しながら教室に着くと、しんと静まり返った教室に呆然とした。
出た時は騒がしかった教室内は今や誰もいない。
まぁそれもそうか。
こんな所で残ってたわいない話をするより別の場所へ遊びに出かけた方が楽しいに決まっている。
それにしても戸締りは日直の仕事と決まっているにも関わらず、日直の姿すら見えないなんて。
僕はこの状況を不条理に思いながら戸締りをして再び職員室へ向かった。
教室の鍵は職員室に入ってすぐの所にフックがあり、そこに各教室の鍵をかけることになっている。
先日日直をしたから知っている。
鍵は入口付近にあるから先ほどのように中に踏み込んだことはなかったけど。
ちらっと河口先生の机を見てみる。
さっきの今でまた顔を会わせたら面倒だとは思ったけど、机の場所を覚えてしまうと自然と目がそちらを気にしてしまう。
しかし先生の姿はなかった。
ホッとしたようなそうでもないような微妙な感じを抱きながら、僕は職員室を後にした。
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※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
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