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「こらー、ダメよ。もうすぐご飯なんだから」
娘がお菓子を届かない位置まで上げると、それを取り戻そうと孫たちが足掻き出した。
「わー、いやだー。おみやげもらったのにー」
「かえしてー」
2人してわあわあ叫んでも娘は聞く耳を持たない。
食べ物じゃなくてキーホルダーやぬいぐるみにした方が良かったかと思ったが、やはり小さい子にはお菓子が喜ぶだろう。
現に今、こういう光景を見ると選択は間違っていなかったと安心できた。
渡すタイミングは間違った気はするけども。
「ちょっとこれ見てみてー」
泣きださんばかりの孫たちに、私は鞄からデジカメを取り出した。
電源を入れて、今日撮ってきた写真を映しだす。
パンプキン城を背景にベジタブルランドの門でおすまし顔の私。
写した写真を数枚画面に表示させると、次第に孫たちも静かになって覗き込んできた。
「ぱんぷきんじょうだー」
「ばぁばわらってるー」
「じいじもうつってる」
「そう。撮ってもらったのよ」
「へー」
孫たちは私からデジカメを奪うと、自由に写真を見始めた。
買ったばかりの頃は、おもちゃのように扱われるのでは、とひやひやしたが、そこはきちんと教育されているようで、あちこちボタンを押すことはあっても振り回すことはしないので、手に渡った後は自由にさせている。
娘がお菓子を届かない位置まで上げると、それを取り戻そうと孫たちが足掻き出した。
「わー、いやだー。おみやげもらったのにー」
「かえしてー」
2人してわあわあ叫んでも娘は聞く耳を持たない。
食べ物じゃなくてキーホルダーやぬいぐるみにした方が良かったかと思ったが、やはり小さい子にはお菓子が喜ぶだろう。
現に今、こういう光景を見ると選択は間違っていなかったと安心できた。
渡すタイミングは間違った気はするけども。
「ちょっとこれ見てみてー」
泣きださんばかりの孫たちに、私は鞄からデジカメを取り出した。
電源を入れて、今日撮ってきた写真を映しだす。
パンプキン城を背景にベジタブルランドの門でおすまし顔の私。
写した写真を数枚画面に表示させると、次第に孫たちも静かになって覗き込んできた。
「ぱんぷきんじょうだー」
「ばぁばわらってるー」
「じいじもうつってる」
「そう。撮ってもらったのよ」
「へー」
孫たちは私からデジカメを奪うと、自由に写真を見始めた。
買ったばかりの頃は、おもちゃのように扱われるのでは、とひやひやしたが、そこはきちんと教育されているようで、あちこちボタンを押すことはあっても振り回すことはしないので、手に渡った後は自由にさせている。
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