彼氏に性欲処理にされてた受けが幸せになるまで

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「ん⋯」

　どれくらい寝ていたのだろうか。頬杖ついていた手が痛い。

　ガヤガヤ

　あちらこちらから話声が聞こえてくる。

「これ飲みやすくてさー」
「この後どう？」
「俺もそれ好きなんだよね」

　相手を落とすためだけの会話。聞いているとうるさくて頭が痛くなってきた。

　翔太は「うぅ⋯」と額を抑え思わず唸ってしまう。

　トンッ

　目の前には水の入ったグラスが置かれた。

「ママ⋯」

　見上げるとやれやれとしたように、翔太をみるママの姿があった。翔太が起きたのを見て、水を持ってきてくれたようだった。

「ありがと、」

　まだちゃんと開かない目を頑張ってあけた。グラスを持ち1口水を飲む。

　くっそ、酒がきいてて頭が痛い。水1口飲むだけで一苦労だ。

「ごめ、今日もうかえる、、」

　頭が痛すぎて早く帰って寝たい。ベッドに入って横になりたい。

　俺の頭はもう寝ることしか考えられなかった。ママに申し訳ない気持ちもありながら、「お会計お願い」と翔太は口にした。

　カランカラン

　翔太が店を出る。自分の世界に入っているお客さんたちは誰も翔太を気に止めていなかった。






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これからもっと可哀想な受けになってしまうかもしれない( ˊᵕˋ ;)