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少女漫画みたいな
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ついにやって来たデート当日。その日は珍しく朝の5時から起床して、顔を洗った。今日くらいちゃんとお化粧をしなくちゃ、なんて思い昨日買ってきた化粧道具たちを広げた。
「えーっと、まず化粧下地を……パールひとつ分ってどの大きさのパールなんだろう…………」
初めてのフルメイクは全く加減が分からなかった。そして色々雑に塗りたくった結果、私の顔はおてもやんのようになってしまった。塗り過ぎたまんまるのチークが実にバカっぽい。私はガックリとしながら化粧を落とし、結局いつも通り眉毛だけを描き足した。
集合は、私の最寄駅。現地集合で大丈夫だと伝えたのだけれど、高野先生に心配だからダメと言い切られた。目的地は隣県の端の方なので、電車ではなく彼の車に乗せてもらう予定だ。
今日はあまり気温が上がらず、秋らしい気候になると朝の天気予報で言っていた。私はお気に入りの小さなレモン柄の入ったワンピースに、カーキのカーディガンを羽織った。今日のために新調したパンプスに足を入れ、まだ寝室にいる両親に行ってきますと声をかけて玄関を開けた。
外の空気は少しひんやりとしていて、アナウンサーが告げていた通り秋らしい陽気だった。暖かかった家の中との気温差で、鼻の奥がツンとした。まだ朝日は東の空に浮かんでいた。
駅までは、バスを使って向かった。日曜6時どきの車内は、人もまばらで空席が目立った。私はぼうっと窓の外を眺めながら、駅への到着を待った。はやる気持ちとは裏腹に、バスは何度も信号に引っかかりその度に私は早く早く、と駄々をこねる子供みたいな気分になった。
ようやく駅に到着し、小走りでロータリへと向かうとそこにはすでに黒色の車がポツンと止まっていた。中には、白いニットを着た高野先生の姿。
「お。推しの私服姿……」
目に眩しいその姿に私は思わずくらりと来てしまったが、なんとか気を取り直して彼の車に駆け寄った。私に気がついた彼は小さく手を振って、車に乗るよう促した。
「お、おはようございます。この度はとんだご足労を…………」
私が深々と頭を下げると、彼はそんなに畏まらないでくださいと困ったように笑った。彼はアクセルを踏んで、ゆっくり車を発進させた。身長の高い高野先生にこの車は狭いらしく、運転している姿は少し窮屈そうだった。
近くのバイパスから高速道路に乗り換えて、車はすごいスピードで目的地へと向かっていった。道中彼は
「車酔いは大丈夫ですか?」
「飲み物は……」
「お手洗いは……」
などと、少し過保護なんじゃないかと思うほどにあれこれ私の世話を焼いてくれた。
「意外と世話焼きなんですね」
私が笑うと、彼は
「意外ですか?」
と聞き返した。
「あ、いや! それは言葉のあやというか……なんとなく先生ってクールな感じがするから」
私がしどろもどろになりながら必死で話していると彼は、あはは、メガネだからですかね。と言って右手でメガネをくい、と持ち上げた。
「知ってると思いますけど、見た目に反して情熱的ですよ。僕は」
彼が急に熱っぽい声を出すので、私は彼と寝た時のことを思い出して顔を赤くした。その様子をちらりと見遣った彼は、満足そうにふふっと笑って再び正面を向いた。
途中、一度サービスエリアに停まって2人でソフトクリームを食べた。私は抹茶味、高野先生はチョコレート味を選んだ。見目麗しい高野先生がワッフルコーンにぐるぐると巻かれたソフトクリームを食べている姿はなんだかアンバランスでおかしかった。外見的にはイタリアンジェラートなんかが似合いそうなのに。
楽しく談笑しながら、ドライブの時間はあっという間に過ぎていった。私は集中して運転する彼の横顔を視線でなぞり、脳に焼き付けた。この関係だって、いつまで続くかわからない。私は必死に、推しとの素敵な夢の時間を少しでも鮮明に記憶に留めようと、必死だった。そんな自分が少しだけ悲しかった。
目的地の駐車場は私たち以外に車は停まっておらず、ガラガラだった。開園時間とほぼ同時にやってくる物好きはなかなかいないらしい。高野先生曰く、ここはあまりガイドブックなどにも載っていない穴場なのだという。駐車場から数分歩くと、だだっ広い平原が視界に入った。
「う……わあ! 綺麗!」
眼前に広がる、色とりどりの花畑。正面が小高い丘になっており、その奥には紺色の山々が見えた。咲いているのはどれもコスモスで、白、黄、オレンジ、ピンク、赤の花々が風に揺らいでいた。それはさながら天国のようで、無邪気な天使が歌い遊んでいそうな、少女漫画みたいな光景だった。
「ここは、昔家族と来た思い出の場所なんです。僕の家庭は両親共に忙しくて、あまり家族で出かけるというようなことがなくて。このコスモス畑は、花好きな祖母の誕生日に家族みんなで遊びに来ました。弟なんてすごくはしゃいでて。はしゃぎすぎて思い切り転んだから、しばらく僕がおんぶしてあげたんですよ」
彼は懐かしいなぁ、と呟き故郷を懐かしむ若者のような目でその景色を眺めていた。
それからしばらく、ふたりでコスモス畑を散策した。花を踏まないように気をつけながら、たくさんたくさん歩いた。風を受けて揺れるコスモス同士が肩を揺らして笑い合っているように見えて、微笑ましかった。
ふたりで屈んで変わった形のコスモスを眺めていた時のことだった。私が花の観察に夢中になっていると、ふいに隣からカシャ、というスマートフォンのシャッター音が聞こえた。はっとして音のした方を見てみると、そこにはスマートフォンを向けた高野先生が目を細めてこちらを見つめていた。
「ごめんなさい。はるの先生があまりにも嬉しそうにしているから」
彼は照れ臭そうに言った。
「私なんかをカメラロールに入れてくださるんですか……?」
私などがキラキライケメンの彼のスマートフォンの容量を使っていいのだろうか、という懸念から出た言葉に高野先生は、
「ええ」
とだけ答えた。私はほっと胸を撫で下ろし、再び歩き出そうと立ち上がると不意に右手が掴まれた。いつも穏やかな先生とは思えない強い力だった。私は驚いて、進もうとしていた足を止めた。こんなことは初めてだった。あの日の帰り、彼とは一度だけ手を繋いだけれど、その手は優しくて柔らかかった。
恐る恐るまだしゃがんでいる彼の顔を見ると眉間には一本の縦線が浮かんでいて、いつも浮かべている柔らかな笑みがすっかりなくなっていた。何かまずいことを言ってしまったのだろうか。ごくりと唾を飲み、彼の言葉を待った。
「あなたは、自分に自信がなさ過ぎます。私なんか、と自分を卑下するのはおよしなさい。それを聞くたびに、僕は悲しい気持ちになる」
彼は本当に悲しそうな顔をして、言った。彼は時々、古風な言い回しをした。そういう時、私は彼が近代の小説家のように思えた。
「はは、すみません。でも、ほら。私、干物ちゃんですし。先生のクラスの中村くんにもよくからかわれてます」
彼の反応はなかった。くすり、とも笑わず硬く口を結んだままだった。
「彼には、僕から一言言っておきます。あなたは干物ではありません。はるの先生は、素敵な女性です」
彼は、はっきりと言い切った。そして、腰を上げて私の隣に立った。
「もうこの話はおしまいにしましょう。僕たちは今日、楽しいデートに来たのですから」
すでに彼の眉間から皺は消えていて、そこにはいつもの優しい笑顔が浮かんでいた。高野先生の隣を歩きながら、ある疑問が浮かんだ。
どうして彼は、私のことを素敵な女性と言い切ることができたのだろう。私たちって、そんなに深く関わっていたっけ……
私たちはただの一度寝た、それだけの関係だというのに。
しかし、そんな質問をしてこの穏やかな空気を壊すわけにもいかず、きっと何となく口に出た言葉なのだろうと自分を無理やり納得させた。すると、高野先生が再び私の手を握った。先ほどとは違う、優しい愛情を持った握り方だった。
私はわからなかった。遊びの相手にしたって、もっと適した女性はたくさんいる。彼ほどの美貌を持ってすれば、相手は掃いて捨てるほどいるであろう。
どうして私なのだろう。高野先生は私のことを知っているように振る舞っているけれど、私は彼について何も知らない。心にモヤモヤを抱えたまま、私たちはコスモス畑を後にした。
「えーっと、まず化粧下地を……パールひとつ分ってどの大きさのパールなんだろう…………」
初めてのフルメイクは全く加減が分からなかった。そして色々雑に塗りたくった結果、私の顔はおてもやんのようになってしまった。塗り過ぎたまんまるのチークが実にバカっぽい。私はガックリとしながら化粧を落とし、結局いつも通り眉毛だけを描き足した。
集合は、私の最寄駅。現地集合で大丈夫だと伝えたのだけれど、高野先生に心配だからダメと言い切られた。目的地は隣県の端の方なので、電車ではなく彼の車に乗せてもらう予定だ。
今日はあまり気温が上がらず、秋らしい気候になると朝の天気予報で言っていた。私はお気に入りの小さなレモン柄の入ったワンピースに、カーキのカーディガンを羽織った。今日のために新調したパンプスに足を入れ、まだ寝室にいる両親に行ってきますと声をかけて玄関を開けた。
外の空気は少しひんやりとしていて、アナウンサーが告げていた通り秋らしい陽気だった。暖かかった家の中との気温差で、鼻の奥がツンとした。まだ朝日は東の空に浮かんでいた。
駅までは、バスを使って向かった。日曜6時どきの車内は、人もまばらで空席が目立った。私はぼうっと窓の外を眺めながら、駅への到着を待った。はやる気持ちとは裏腹に、バスは何度も信号に引っかかりその度に私は早く早く、と駄々をこねる子供みたいな気分になった。
ようやく駅に到着し、小走りでロータリへと向かうとそこにはすでに黒色の車がポツンと止まっていた。中には、白いニットを着た高野先生の姿。
「お。推しの私服姿……」
目に眩しいその姿に私は思わずくらりと来てしまったが、なんとか気を取り直して彼の車に駆け寄った。私に気がついた彼は小さく手を振って、車に乗るよう促した。
「お、おはようございます。この度はとんだご足労を…………」
私が深々と頭を下げると、彼はそんなに畏まらないでくださいと困ったように笑った。彼はアクセルを踏んで、ゆっくり車を発進させた。身長の高い高野先生にこの車は狭いらしく、運転している姿は少し窮屈そうだった。
近くのバイパスから高速道路に乗り換えて、車はすごいスピードで目的地へと向かっていった。道中彼は
「車酔いは大丈夫ですか?」
「飲み物は……」
「お手洗いは……」
などと、少し過保護なんじゃないかと思うほどにあれこれ私の世話を焼いてくれた。
「意外と世話焼きなんですね」
私が笑うと、彼は
「意外ですか?」
と聞き返した。
「あ、いや! それは言葉のあやというか……なんとなく先生ってクールな感じがするから」
私がしどろもどろになりながら必死で話していると彼は、あはは、メガネだからですかね。と言って右手でメガネをくい、と持ち上げた。
「知ってると思いますけど、見た目に反して情熱的ですよ。僕は」
彼が急に熱っぽい声を出すので、私は彼と寝た時のことを思い出して顔を赤くした。その様子をちらりと見遣った彼は、満足そうにふふっと笑って再び正面を向いた。
途中、一度サービスエリアに停まって2人でソフトクリームを食べた。私は抹茶味、高野先生はチョコレート味を選んだ。見目麗しい高野先生がワッフルコーンにぐるぐると巻かれたソフトクリームを食べている姿はなんだかアンバランスでおかしかった。外見的にはイタリアンジェラートなんかが似合いそうなのに。
楽しく談笑しながら、ドライブの時間はあっという間に過ぎていった。私は集中して運転する彼の横顔を視線でなぞり、脳に焼き付けた。この関係だって、いつまで続くかわからない。私は必死に、推しとの素敵な夢の時間を少しでも鮮明に記憶に留めようと、必死だった。そんな自分が少しだけ悲しかった。
目的地の駐車場は私たち以外に車は停まっておらず、ガラガラだった。開園時間とほぼ同時にやってくる物好きはなかなかいないらしい。高野先生曰く、ここはあまりガイドブックなどにも載っていない穴場なのだという。駐車場から数分歩くと、だだっ広い平原が視界に入った。
「う……わあ! 綺麗!」
眼前に広がる、色とりどりの花畑。正面が小高い丘になっており、その奥には紺色の山々が見えた。咲いているのはどれもコスモスで、白、黄、オレンジ、ピンク、赤の花々が風に揺らいでいた。それはさながら天国のようで、無邪気な天使が歌い遊んでいそうな、少女漫画みたいな光景だった。
「ここは、昔家族と来た思い出の場所なんです。僕の家庭は両親共に忙しくて、あまり家族で出かけるというようなことがなくて。このコスモス畑は、花好きな祖母の誕生日に家族みんなで遊びに来ました。弟なんてすごくはしゃいでて。はしゃぎすぎて思い切り転んだから、しばらく僕がおんぶしてあげたんですよ」
彼は懐かしいなぁ、と呟き故郷を懐かしむ若者のような目でその景色を眺めていた。
それからしばらく、ふたりでコスモス畑を散策した。花を踏まないように気をつけながら、たくさんたくさん歩いた。風を受けて揺れるコスモス同士が肩を揺らして笑い合っているように見えて、微笑ましかった。
ふたりで屈んで変わった形のコスモスを眺めていた時のことだった。私が花の観察に夢中になっていると、ふいに隣からカシャ、というスマートフォンのシャッター音が聞こえた。はっとして音のした方を見てみると、そこにはスマートフォンを向けた高野先生が目を細めてこちらを見つめていた。
「ごめんなさい。はるの先生があまりにも嬉しそうにしているから」
彼は照れ臭そうに言った。
「私なんかをカメラロールに入れてくださるんですか……?」
私などがキラキライケメンの彼のスマートフォンの容量を使っていいのだろうか、という懸念から出た言葉に高野先生は、
「ええ」
とだけ答えた。私はほっと胸を撫で下ろし、再び歩き出そうと立ち上がると不意に右手が掴まれた。いつも穏やかな先生とは思えない強い力だった。私は驚いて、進もうとしていた足を止めた。こんなことは初めてだった。あの日の帰り、彼とは一度だけ手を繋いだけれど、その手は優しくて柔らかかった。
恐る恐るまだしゃがんでいる彼の顔を見ると眉間には一本の縦線が浮かんでいて、いつも浮かべている柔らかな笑みがすっかりなくなっていた。何かまずいことを言ってしまったのだろうか。ごくりと唾を飲み、彼の言葉を待った。
「あなたは、自分に自信がなさ過ぎます。私なんか、と自分を卑下するのはおよしなさい。それを聞くたびに、僕は悲しい気持ちになる」
彼は本当に悲しそうな顔をして、言った。彼は時々、古風な言い回しをした。そういう時、私は彼が近代の小説家のように思えた。
「はは、すみません。でも、ほら。私、干物ちゃんですし。先生のクラスの中村くんにもよくからかわれてます」
彼の反応はなかった。くすり、とも笑わず硬く口を結んだままだった。
「彼には、僕から一言言っておきます。あなたは干物ではありません。はるの先生は、素敵な女性です」
彼は、はっきりと言い切った。そして、腰を上げて私の隣に立った。
「もうこの話はおしまいにしましょう。僕たちは今日、楽しいデートに来たのですから」
すでに彼の眉間から皺は消えていて、そこにはいつもの優しい笑顔が浮かんでいた。高野先生の隣を歩きながら、ある疑問が浮かんだ。
どうして彼は、私のことを素敵な女性と言い切ることができたのだろう。私たちって、そんなに深く関わっていたっけ……
私たちはただの一度寝た、それだけの関係だというのに。
しかし、そんな質問をしてこの穏やかな空気を壊すわけにもいかず、きっと何となく口に出た言葉なのだろうと自分を無理やり納得させた。すると、高野先生が再び私の手を握った。先ほどとは違う、優しい愛情を持った握り方だった。
私はわからなかった。遊びの相手にしたって、もっと適した女性はたくさんいる。彼ほどの美貌を持ってすれば、相手は掃いて捨てるほどいるであろう。
どうして私なのだろう。高野先生は私のことを知っているように振る舞っているけれど、私は彼について何も知らない。心にモヤモヤを抱えたまま、私たちはコスモス畑を後にした。
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