36 / 84
第二章
第六部分
しおりを挟む
わずかに時間が経過した時。
『ガタガタガタガタ!』
「やめろ!なにやってるんだ?ウチが壊れてしまうだろ!」
栄知は猿轡を嵌めているが、自力で外して大声を出していた。
「両者ともリングアウトだ!」
栄知は、腕を左右に広げて、二組の間に割り込んできた。結果、二組の動きは停止した。
「ふう。おおごとになる前に止められてよかった。おや、両サイドには激しい緊張感があったハズだが、この感触は。ぷにゅ、ぷにゅ。」
「きゃあああ~!」「きゃあきゃあ」「ムカムカ~!」
久里朱は赤面の悲鳴を上げて、桜子は喜びの悲鳴を上げて、接触のなかった梅子は怒りをあらわにした。
「栄知のエッチ!」「お兄ちゃんのエロ豊作!」「お兄ちゃんがエロ不作!」
栄知は久里朱、桜子の胸を揉み、梅子にはノータッチであった。
「ごめん!」
しかし、今はエロ豊作、不作で騒いでる時ではないのは全員が理解しており、展開は次のステージへ進んだ。
(栄知は猿轡をしてたわ。拉致は本当だったわね。)
久里朱は栄知の置かれた状況を把握した。
「はあはあ。久里朱がどうしてウチに来てるんだ?」
「た、たまたま通り魔したかっただけよ。それより、今すぐ服を着なさいよ!」
栄知のからだを覆う繊維は猿轡のみであった。久里朱は全力で顔をそむけたが、目は開いたままだった。
「うわ!そうだった。オレは長風呂でのぼせてしまったようだ。バタン。」
栄知は白目を剥いて、その場に倒れてしまった。栄知はずっと風呂場に押し込められていたのである。
「「お兄ちゃんズが萎れてる!」」
「そっちじゃないでしょ!・・・それも大事だけど。」
「「ジーッ。これはかなりエッチだね。エロ魔法少女だよ。うんうん。」」
梅子桜子は、お兄ちゃんズをガン見している久里朱に対して汚物視線ビームを与えていた。
「こ、これは栄知が心配で、全身を見ていただけなんだから。」
結局、栄知は二組がどうして争っていたのか、わからないままだった。
『ガタガタガタガタ!』
「やめろ!なにやってるんだ?ウチが壊れてしまうだろ!」
栄知は猿轡を嵌めているが、自力で外して大声を出していた。
「両者ともリングアウトだ!」
栄知は、腕を左右に広げて、二組の間に割り込んできた。結果、二組の動きは停止した。
「ふう。おおごとになる前に止められてよかった。おや、両サイドには激しい緊張感があったハズだが、この感触は。ぷにゅ、ぷにゅ。」
「きゃあああ~!」「きゃあきゃあ」「ムカムカ~!」
久里朱は赤面の悲鳴を上げて、桜子は喜びの悲鳴を上げて、接触のなかった梅子は怒りをあらわにした。
「栄知のエッチ!」「お兄ちゃんのエロ豊作!」「お兄ちゃんがエロ不作!」
栄知は久里朱、桜子の胸を揉み、梅子にはノータッチであった。
「ごめん!」
しかし、今はエロ豊作、不作で騒いでる時ではないのは全員が理解しており、展開は次のステージへ進んだ。
(栄知は猿轡をしてたわ。拉致は本当だったわね。)
久里朱は栄知の置かれた状況を把握した。
「はあはあ。久里朱がどうしてウチに来てるんだ?」
「た、たまたま通り魔したかっただけよ。それより、今すぐ服を着なさいよ!」
栄知のからだを覆う繊維は猿轡のみであった。久里朱は全力で顔をそむけたが、目は開いたままだった。
「うわ!そうだった。オレは長風呂でのぼせてしまったようだ。バタン。」
栄知は白目を剥いて、その場に倒れてしまった。栄知はずっと風呂場に押し込められていたのである。
「「お兄ちゃんズが萎れてる!」」
「そっちじゃないでしょ!・・・それも大事だけど。」
「「ジーッ。これはかなりエッチだね。エロ魔法少女だよ。うんうん。」」
梅子桜子は、お兄ちゃんズをガン見している久里朱に対して汚物視線ビームを与えていた。
「こ、これは栄知が心配で、全身を見ていただけなんだから。」
結局、栄知は二組がどうして争っていたのか、わからないままだった。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
姫騎士様と二人旅、何も起きないはずもなく……
踊りまんぼう
ファンタジー
主人公であるセイは異世界転生者であるが、地味な生活を送っていた。 そんな中、昔パーティを組んだことのある仲間に誘われてとある依頼に参加したのだが……。 *表題の二人旅は第09話からです
(カクヨム、小説家になろうでも公開中です)
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する
美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」
御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。
ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。
✳︎不定期更新です。
21/12/17 1巻発売!
22/05/25 2巻発売!
コミカライズ決定!
20/11/19 HOTランキング1位
ありがとうございます!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
どうも、死んだはずの悪役令嬢です。
西藤島 みや
ファンタジー
ある夏の夜。公爵令嬢のアシュレイは王宮殿の舞踏会で、婚約者のルディ皇子にいつも通り罵声を浴びせられていた。
皇子の罵声のせいで、男にだらしなく浪費家と思われて王宮殿の使用人どころか通っている学園でも遠巻きにされているアシュレイ。
アシュレイの誕生日だというのに、エスコートすら放棄して、皇子づきのメイドのミュシャに気を遣うよう求めてくる皇子と取り巻き達に、呆れるばかり。
「幼馴染みだかなんだかしらないけれど、もう限界だわ。あの人達に罰があたればいいのに」
こっそり呟いた瞬間、
《願いを聞き届けてあげるよ!》
何故か全くの別人になってしまっていたアシュレイ。目の前で、アシュレイが倒れて意識不明になるのを見ることになる。
「よくも、義妹にこんなことを!皇子、婚約はなかったことにしてもらいます!」
義父と義兄はアシュレイが状況を理解する前に、アシュレイの体を持ち去ってしまう。
今までミュシャを崇めてアシュレイを冷遇してきた取り巻き達は、次々と不幸に巻き込まれてゆき…ついには、ミュシャや皇子まで…
ひたすら一人づつざまあされていくのを、呆然と見守ることになってしまった公爵令嬢と、怒り心頭の義父と義兄の物語。
はたしてアシュレイは元に戻れるのか?
剣と魔法と妖精の住む世界の、まあまあよくあるざまあメインの物語です。
ざまあが書きたかった。それだけです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる