真・枕営業の魔法少女

木mori

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第二章

第六部分

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わずかに時間が経過した時。
『ガタガタガタガタ!』
「やめろ!なにやってるんだ?ウチが壊れてしまうだろ!」
栄知は猿轡を嵌めているが、自力で外して大声を出していた。
「両者ともリングアウトだ!」
栄知は、腕を左右に広げて、二組の間に割り込んできた。結果、二組の動きは停止した。
「ふう。おおごとになる前に止められてよかった。おや、両サイドには激しい緊張感があったハズだが、この感触は。ぷにゅ、ぷにゅ。」
「きゃあああ~!」「きゃあきゃあ」「ムカムカ~!」
久里朱は赤面の悲鳴を上げて、桜子は喜びの悲鳴を上げて、接触のなかった梅子は怒りをあらわにした。
「栄知のエッチ!」「お兄ちゃんのエロ豊作!」「お兄ちゃんがエロ不作!」
栄知は久里朱、桜子の胸を揉み、梅子にはノータッチであった。
「ごめん!」
しかし、今はエロ豊作、不作で騒いでる時ではないのは全員が理解しており、展開は次のステージへ進んだ。
(栄知は猿轡をしてたわ。拉致は本当だったわね。)
久里朱は栄知の置かれた状況を把握した。
「はあはあ。久里朱がどうしてウチに来てるんだ?」
「た、たまたま通り魔したかっただけよ。それより、今すぐ服を着なさいよ!」
栄知のからだを覆う繊維は猿轡のみであった。久里朱は全力で顔をそむけたが、目は開いたままだった。
「うわ!そうだった。オレは長風呂でのぼせてしまったようだ。バタン。」
栄知は白目を剥いて、その場に倒れてしまった。栄知はずっと風呂場に押し込められていたのである。
「「お兄ちゃんズが萎れてる!」」
「そっちじゃないでしょ!・・・それも大事だけど。」
「「ジーッ。これはかなりエッチだね。エロ魔法少女だよ。うんうん。」」
梅子桜子は、お兄ちゃんズをガン見している久里朱に対して汚物視線ビームを与えていた。
「こ、これは栄知が心配で、全身を見ていただけなんだから。」
結局、栄知は二組がどうして争っていたのか、わからないままだった。
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