不幸を嘆く牢獄の盲目魔法少女に願いを

第三章

第六部分

「あれ？引っ込みがーるはいったい何をしたいんだ？」
「これで許してよ。」
意外にも黒い大胆なレース下着であった。
「引っ込みガールが大胆な行動に出たよ。こちらこそ、ヨロシクお願いします！」
「タラ～。ほ、欲しいかもですわ～。」
メラニアが意外な一面を見せた。
美保詩は、猥雑げなメラニアの顔を見て、魔法少女はやっぱりガチユリなんだと再認識した。一方で、このままでは、ウィンピアがメラニアにからだを売る代わりに、願いを叶えてしまうと、危惧した。
「引っ込みガールがそう出るなら、ほしも負けないよ。こちらこそ、ヨロシクお願いします！」
美保詩もからだを張ることを決意して、服を脱ぎだした。白い下着姿の美保詩もなかなかのバディであった。
ポッチャリのエリザベスとやせ形のメラニアは自分の体型をチェックした。
メラニアとエリザベスは『ぐぬぬぬ』と唸り声を上げながら、頭から湯気を出している。
ウィンピアと美保詩は照れて赤くなり、エリザベスとメラニアは怒りで紅潮していた。
「もうガマンできないべ！」「もうガマンできませんわ！」
ふたりは嫉妬に燃えて、ウィンピアと美保詩とよつどもえの取っ組み合いとなった。
ホコリが舞って、視界が閉ざされようとしていた時。
『キンコンカンコ～ン』
昭和のチャイムが鳴った。こういうところは刑務所的である。
『ゴホン。館内放送だ。囚人どもよ、耳をかっぽじいて、よく聞きなよ。』
威圧的な音声の主は緋色だった。
『刑期短縮イベントＡＶアルティメットベインを開催する。イベントで勝てば刑期が短縮される。ここから脱出されるチャンスだ！』
真っ先に反応したのはウィンピア。隅っこぐらしから、表に出てきた。そもそもウィンピアには刑期の長さは示されていないのである。
「えっ、今のは何。もしかしたら、あたしがここを出られる可能性があるってこと？」
ウィンピアの問いに、メラニアが冷静に回答した。
「ウィンピア樣、その通りでございますわ。但し、バトルで勝利する必要がありますけど。」
「それって、ＡＶバトル!?どんな恥ずかしいプレイになるの？」