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第一章
第三十四話
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「もう先生、ちゃんと聞いてよ。このお兄ちゃんは、異世界の人間なんだよ!」
「まともな人間じゃないことぐらいはわかるわ。その腹出し体操服に、ぎっちぎちのブーメランブルマじゃからのう。異世界というよりはヘンタイじゃな。」
朝田教師は、昆太の下腹部をじっと見つめている。
「きゃあ。恥ずかしいよ~。」
慌てて、はちきれそうなブルマを手で隠す昆太。内股にしているのが、奇妙に艶めかしい。
「先生、からかってないで、どうしたらいいか、教えてよ。」
「それはタダではだめじゃな。ジーっ。」
今度は箱子の胸をガン見する朝田教師。
「また、セクハラ!嫌だよ。」
「毎日毎日辛いモノとセクハラしとるんじゃ。同じことばかりで飽きておるわ。貴様らの要求もすごくデカいぞ。まずは、異世界から来たとかということを証明してもらわんとな。今の状態はタダの変態ブーメランブルマじゃからな。そうじゃの。見たところ、男子に見えるぞ。男子ということであれば、化け物ということになるがの。」
「先生、男子のことを知ってるの?」
「し、知ってるわ。え~っと、今から百万年前に出会ったぞ。たぶん。」
「なんだか、雲行きが怪しくなってきたような気がするぢゃん。先生、男子って、この世界で見た者がいないじゃないかぢゃん?」
ツッコミは木憂華の担当である。
「そうじゃ。男子というのは都市、いや田舎伝説じゃ!」
机平面に張り付いていた残りの顔面下半分を引き剥がした。
「だから儂も長年男子を探しておった。この世界には男子はいない。男子がいるとしたら、それこそ異世界なんじゃ。」
「ということは、やはりあんちゃんは男子なのぢゃん?コ、コワい!キャー!」
「ちょっと待ってよ、キューリー夫人博士。お兄ちゃんが男子ならば、男子って、危険な生物じゃないんじゃないの?」
「そういうことじゃ。こ、これが兄者!初めて見たわ。うれしい。百万年待った甲斐があったというものじゃ。すりすり。」
朝田教師は机から完全離脱して、昆太の顔に自分の顔をマーキングした。
「ひゃあ。濡れてるよ~!」
涎にまみれていた顔を擦り付けたのだから、唾液が昆太に移転するのは物理的に当然の現象である。
「まともな人間じゃないことぐらいはわかるわ。その腹出し体操服に、ぎっちぎちのブーメランブルマじゃからのう。異世界というよりはヘンタイじゃな。」
朝田教師は、昆太の下腹部をじっと見つめている。
「きゃあ。恥ずかしいよ~。」
慌てて、はちきれそうなブルマを手で隠す昆太。内股にしているのが、奇妙に艶めかしい。
「先生、からかってないで、どうしたらいいか、教えてよ。」
「それはタダではだめじゃな。ジーっ。」
今度は箱子の胸をガン見する朝田教師。
「また、セクハラ!嫌だよ。」
「毎日毎日辛いモノとセクハラしとるんじゃ。同じことばかりで飽きておるわ。貴様らの要求もすごくデカいぞ。まずは、異世界から来たとかということを証明してもらわんとな。今の状態はタダの変態ブーメランブルマじゃからな。そうじゃの。見たところ、男子に見えるぞ。男子ということであれば、化け物ということになるがの。」
「先生、男子のことを知ってるの?」
「し、知ってるわ。え~っと、今から百万年前に出会ったぞ。たぶん。」
「なんだか、雲行きが怪しくなってきたような気がするぢゃん。先生、男子って、この世界で見た者がいないじゃないかぢゃん?」
ツッコミは木憂華の担当である。
「そうじゃ。男子というのは都市、いや田舎伝説じゃ!」
机平面に張り付いていた残りの顔面下半分を引き剥がした。
「だから儂も長年男子を探しておった。この世界には男子はいない。男子がいるとしたら、それこそ異世界なんじゃ。」
「ということは、やはりあんちゃんは男子なのぢゃん?コ、コワい!キャー!」
「ちょっと待ってよ、キューリー夫人博士。お兄ちゃんが男子ならば、男子って、危険な生物じゃないんじゃないの?」
「そういうことじゃ。こ、これが兄者!初めて見たわ。うれしい。百万年待った甲斐があったというものじゃ。すりすり。」
朝田教師は机から完全離脱して、昆太の顔に自分の顔をマーキングした。
「ひゃあ。濡れてるよ~!」
涎にまみれていた顔を擦り付けたのだから、唾液が昆太に移転するのは物理的に当然の現象である。
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