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第一章
第三十二話
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「お兄ちゃんは安全なんだよ。第一、今こうして無事でいるのが何よりの証拠だよ。」
「でも箱子さんはさっきまで寝てたんでちゅから、その隙に、あんなことやそんなことをヤラレちゃんだとしてもわかりまちぇんわ。」
「あんなこと、そんなこと?それっておいしいの?」
「は、箱子さん!それは直球過ぎまちゅわ。せめて高速スライダーで訊いてくだちゃいまし。」
「直球、スライダー?なんだかよくわからないけど。だったら、あたしを調べたら?」
立ち上がって、図らずも茶色スカートの裾を引き上げた箱子。絶対領域が剥き出しになった。
「そ、そんな箱子さんの直エロポーズ!萌へ、萌へ、萌へ~!」
突然に萌えて果てそうになった吝奈。
「ほらほら確認してよ。減るもんじゃないし。」
「こ、こんなチャンスはめったにありまちぇんわ。拝むとしまちゅか、秘密の花園!」
吝奈は両手を頭より高く上げて、箱子のスカートの裾をつかみ、そのまま一気に引き上げた!
「吝奈ちゃん、何してるの?」
吝奈は箱子の前で正座していた。
「あれ?おかしいでちゅわ。もう一回。」
吝奈は再び箱子のスカートをつまんでいるが、それ以上は動かない。
「吝奈、何やってるぢゃん。こんな軽い繊維が持ち上がらないなんて、どこまでお嬢様スタンスを徹底するのぢゃん。こうして、こうやってぢゃん。」
木憂華が箱子のスカートを掴んで、上下に動かしたり、振り回したりするが、微動だにしない。
「まさか、これって、箱子さんのスカートの中の秘密を朝田先生に奪われたってことでちゅの?」
「どうやらそういうことらしいぢゃん。これが朝田先生の魔法の力ぢゃん。恐るべしぢゃん。」
「でもこれで、お兄様が箱子さんに乱暴狼藉できないことがハッキリしまちたわ。よかったでちゅわ。」
眉間にシワだらけ顔だった吝奈は、ニコニコフェイスに変わった。
「あ~。疑いが晴れてよかったよ。ではそのお礼にこちらのロリっ娘を拝ませてもらおうかな。」
昆太は、喜色満面の吝奈に、手と鼻の下を伸ばそうとした。
『バチン!』
「いて!」
吝奈は巨大化した牙で昆太の手をシバいた。
「油断も隙もあったものじゃありまちぇんわ。」
吝奈の魔法もしっかり自分をガードできていた。
「でも箱子さんはさっきまで寝てたんでちゅから、その隙に、あんなことやそんなことをヤラレちゃんだとしてもわかりまちぇんわ。」
「あんなこと、そんなこと?それっておいしいの?」
「は、箱子さん!それは直球過ぎまちゅわ。せめて高速スライダーで訊いてくだちゃいまし。」
「直球、スライダー?なんだかよくわからないけど。だったら、あたしを調べたら?」
立ち上がって、図らずも茶色スカートの裾を引き上げた箱子。絶対領域が剥き出しになった。
「そ、そんな箱子さんの直エロポーズ!萌へ、萌へ、萌へ~!」
突然に萌えて果てそうになった吝奈。
「ほらほら確認してよ。減るもんじゃないし。」
「こ、こんなチャンスはめったにありまちぇんわ。拝むとしまちゅか、秘密の花園!」
吝奈は両手を頭より高く上げて、箱子のスカートの裾をつかみ、そのまま一気に引き上げた!
「吝奈ちゃん、何してるの?」
吝奈は箱子の前で正座していた。
「あれ?おかしいでちゅわ。もう一回。」
吝奈は再び箱子のスカートをつまんでいるが、それ以上は動かない。
「吝奈、何やってるぢゃん。こんな軽い繊維が持ち上がらないなんて、どこまでお嬢様スタンスを徹底するのぢゃん。こうして、こうやってぢゃん。」
木憂華が箱子のスカートを掴んで、上下に動かしたり、振り回したりするが、微動だにしない。
「まさか、これって、箱子さんのスカートの中の秘密を朝田先生に奪われたってことでちゅの?」
「どうやらそういうことらしいぢゃん。これが朝田先生の魔法の力ぢゃん。恐るべしぢゃん。」
「でもこれで、お兄様が箱子さんに乱暴狼藉できないことがハッキリしまちたわ。よかったでちゅわ。」
眉間にシワだらけ顔だった吝奈は、ニコニコフェイスに変わった。
「あ~。疑いが晴れてよかったよ。ではそのお礼にこちらのロリっ娘を拝ませてもらおうかな。」
昆太は、喜色満面の吝奈に、手と鼻の下を伸ばそうとした。
『バチン!』
「いて!」
吝奈は巨大化した牙で昆太の手をシバいた。
「油断も隙もあったものじゃありまちぇんわ。」
吝奈の魔法もしっかり自分をガードできていた。
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