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第一章
第二十七話
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「イチニノサンなんて掛け声出したら掴むタイミングが合わせられるよ。見た目幼女は頭脳も幼女だね。かわいくて、萌ネ、萌ネ、萌ネ~!」
「しまったでちゅわ。作戦ミスでちゅわ!」
「なんていうことはなく、作戦通りぢゃん。これで貴様の両手が塞がってるぢゃん。しかも萌えて油断することも計算のうちぢゃん。いまぢゃん!」
吝奈は牙を昆太のお腹に突き刺した。
「キューリー夫人博士さん。この風穴から男子の血を吸いまくるのでちゅわ!」
木憂華はビビって後方待機していた。
「キューリー夫人博士さん。早く血を抜き取るんでちゅわ。今やらないと、逃げられてしまいまちゅわよ。」
「で、でも相手は男子だよ。ナニするかわからないぢゃん。」
「だったら余計に早く処分しないといけまちぇんわ。それにこの男子の血液はスゴくおいしかったのではありまちぇんか?」
「そうだったぢゃん。たしかに、アレはどこにもない味ぢゃん。ほ、ほしいぢゃん。やってやるぢゃん!」
木憂華は注射器を取り出して、針を取り替えた。その針は優に5メートルはあり、昆太に届いた。小さなシリンダーはバケツ大のフラスコに接続されている。
針はズギューンという音を立てながら、昆太から濁った色の赤い血を奪っていく。昆太は貧血状態になり、意識を失ってしまった。
「ようやく静かになりまちたわ。これで、箱子さんの純潔は守られまちたわ。」
意識を失った昆太はうつ伏せに倒れている。
ビビりの対象が力尽きたところで、木憂華はバケツシリンダーを抱えてホクホク顔である。
「これだけあればあんな実験やそんな実験、こんな実験ができるぢゃん。どれだけ酔えるか、未知の酔いが手招きしてるぢゃん。」
「あまり打ち過ぎは体によろしくなくてよ。血の注入は適量にしてくだちゃいな。さあ、クライマックスシリーズでちゅわ。いや不老不死シリーズかちら?どっちでもいいでちゅけど、悪にトドメを刺すのは幼女冥利に尽きませんけど、し、仕方ないから刺して差し上げまちゅから感謝しなちゃい。」
牙を両手で持って、昆太にトドメをさそうとする吝奈。
「モンスター男子の息の根を完全に止めるには、やはり頭でちゅわ。おあつらえ向きに、後ろが狙いやすいポジションにありまちゅわ。」
牙を振り上げて、昆太の後頭部をめがけたその時。
「しまったでちゅわ。作戦ミスでちゅわ!」
「なんていうことはなく、作戦通りぢゃん。これで貴様の両手が塞がってるぢゃん。しかも萌えて油断することも計算のうちぢゃん。いまぢゃん!」
吝奈は牙を昆太のお腹に突き刺した。
「キューリー夫人博士さん。この風穴から男子の血を吸いまくるのでちゅわ!」
木憂華はビビって後方待機していた。
「キューリー夫人博士さん。早く血を抜き取るんでちゅわ。今やらないと、逃げられてしまいまちゅわよ。」
「で、でも相手は男子だよ。ナニするかわからないぢゃん。」
「だったら余計に早く処分しないといけまちぇんわ。それにこの男子の血液はスゴくおいしかったのではありまちぇんか?」
「そうだったぢゃん。たしかに、アレはどこにもない味ぢゃん。ほ、ほしいぢゃん。やってやるぢゃん!」
木憂華は注射器を取り出して、針を取り替えた。その針は優に5メートルはあり、昆太に届いた。小さなシリンダーはバケツ大のフラスコに接続されている。
針はズギューンという音を立てながら、昆太から濁った色の赤い血を奪っていく。昆太は貧血状態になり、意識を失ってしまった。
「ようやく静かになりまちたわ。これで、箱子さんの純潔は守られまちたわ。」
意識を失った昆太はうつ伏せに倒れている。
ビビりの対象が力尽きたところで、木憂華はバケツシリンダーを抱えてホクホク顔である。
「これだけあればあんな実験やそんな実験、こんな実験ができるぢゃん。どれだけ酔えるか、未知の酔いが手招きしてるぢゃん。」
「あまり打ち過ぎは体によろしくなくてよ。血の注入は適量にしてくだちゃいな。さあ、クライマックスシリーズでちゅわ。いや不老不死シリーズかちら?どっちでもいいでちゅけど、悪にトドメを刺すのは幼女冥利に尽きませんけど、し、仕方ないから刺して差し上げまちゅから感謝しなちゃい。」
牙を両手で持って、昆太にトドメをさそうとする吝奈。
「モンスター男子の息の根を完全に止めるには、やはり頭でちゅわ。おあつらえ向きに、後ろが狙いやすいポジションにありまちゅわ。」
牙を振り上げて、昆太の後頭部をめがけたその時。
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