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第二章
第二十五部分
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『ギー、ガシャン。ギー、ガシャン。ギー、ガシャン。』
金属が床に擦れる雑音と金属同士の衝突音が不快感を引き起こす。生徒会室の奥からゾンビのような今にも倒れそうで不安定な足取りで甲冑姿の華莉奈が出てきた。
「誠におまんたせいたしましたわ。」
「お嬢様。かなり危険なワードに入ってます。一文字を足しただけで、放送禁止ですから、ご注意ください。」
「な、なんだ、その格好は!中世騎士の亡霊か?」
「なんとまあ失礼な物言いですこと。これだから庶民かつパンツ魔王は見る目なし、タマナシですわ。」
「お嬢様。見る目なしだけに留めるべきです。」
「これがワタクシの戦闘服ですから、これで正々堂々の勝負と行きますわ。強く、優しく、美しく、お覚悟はよろしくて。」
「どこかで聞いたようなセリフだな。いずれにせよ、オレは戦う意思などないぞ。」
「そちらになくてもこちらにあるのだから、攻めますわよ。どんどん行きまくって、昇天させてみせますわ。」
「日本語的には正しいのですが、お嬢様が使われると、どうしてもエロく聞こえてしまいます。」
「幼い頃から鍛えてきたフェンシングの腕前を見せつけますわ。」
サーベルを突きまくる華莉奈。大悟は避けるのがやっと。制服の袖を何度か掠めたため、制服のあちこちが破れている。
「やめろ。オレには生徒会長を積極的に攻撃する意思はない。第一、こちらには武器も何もないんだからな。」
「武器がない?そんなの当たり前ですわ。今ここで行われていることは一方的惨殺ターンですから。」
「一般生徒を惨殺とはまともじゃないぞ。完全に犯罪だ。」
「刑法に触れることは一切ありませんわ。これはパンツ魔王という悪魔を断罪しているだけですから。おとなしくサーベルの錆になりなさい。サーベルに下半身が餌食になって、『オネエ』になっても知りませんわよ。ホーホホホッ。」
「お嬢様。急所を狙うのは戦いの基本ではありますが、『オネエ』にするのは少々憐憫の情を禁じ得ません。」
「そんなことを言うなら、オレを助けてくれよ。」
「ワタクシのメイドの穂芙良が他人の言うことなど聞くハズありませんわ。穂芙良はワタクシに絶対服従ですから。ワタクシの靴を舐めるし、おシ●の穴すら拒むことはありませんわ。」
「お嬢様。そこはご勘弁くださいませ。メイドにも人権があります。」
主従の会話が進んでいる間も華莉奈の攻撃は止まず、大悟のからだのあちこちから血が滲んでいる。
「くっそー。致命傷を受けていないだけマシだが、痛みはどんどん増してきてやがる。」
その頃ユリは豊胸グッズと熱闘していた。たくさんのパットをとっかえひっかえしている。
「これもダメ、あれもダメ。どうしてサイズがこんなに合わないのかしら。アタシのオッパイが核別に美しいからかしら。やっぱりこんなところでも罪なのね。」
変なところでプライドの高いユリであった。貧乳という劣等感を乗り越えるための自己防衛本能を活性化させているのかもしれない。
「でもアタシって、どうしてこんなことしてるのかしら。胸サイズが小さいことなんて、生きて行くのには何の問題もないんだけど。胸が大きくなったらどうなるのかしら。誰かを喜ばせるため?誰って、誰?・・・男子のことよね?」
ユリの頭には浮かんだのは尖がり髪。ユリの思考とからだがフリーズしてしまった。
金属が床に擦れる雑音と金属同士の衝突音が不快感を引き起こす。生徒会室の奥からゾンビのような今にも倒れそうで不安定な足取りで甲冑姿の華莉奈が出てきた。
「誠におまんたせいたしましたわ。」
「お嬢様。かなり危険なワードに入ってます。一文字を足しただけで、放送禁止ですから、ご注意ください。」
「な、なんだ、その格好は!中世騎士の亡霊か?」
「なんとまあ失礼な物言いですこと。これだから庶民かつパンツ魔王は見る目なし、タマナシですわ。」
「お嬢様。見る目なしだけに留めるべきです。」
「これがワタクシの戦闘服ですから、これで正々堂々の勝負と行きますわ。強く、優しく、美しく、お覚悟はよろしくて。」
「どこかで聞いたようなセリフだな。いずれにせよ、オレは戦う意思などないぞ。」
「そちらになくてもこちらにあるのだから、攻めますわよ。どんどん行きまくって、昇天させてみせますわ。」
「日本語的には正しいのですが、お嬢様が使われると、どうしてもエロく聞こえてしまいます。」
「幼い頃から鍛えてきたフェンシングの腕前を見せつけますわ。」
サーベルを突きまくる華莉奈。大悟は避けるのがやっと。制服の袖を何度か掠めたため、制服のあちこちが破れている。
「やめろ。オレには生徒会長を積極的に攻撃する意思はない。第一、こちらには武器も何もないんだからな。」
「武器がない?そんなの当たり前ですわ。今ここで行われていることは一方的惨殺ターンですから。」
「一般生徒を惨殺とはまともじゃないぞ。完全に犯罪だ。」
「刑法に触れることは一切ありませんわ。これはパンツ魔王という悪魔を断罪しているだけですから。おとなしくサーベルの錆になりなさい。サーベルに下半身が餌食になって、『オネエ』になっても知りませんわよ。ホーホホホッ。」
「お嬢様。急所を狙うのは戦いの基本ではありますが、『オネエ』にするのは少々憐憫の情を禁じ得ません。」
「そんなことを言うなら、オレを助けてくれよ。」
「ワタクシのメイドの穂芙良が他人の言うことなど聞くハズありませんわ。穂芙良はワタクシに絶対服従ですから。ワタクシの靴を舐めるし、おシ●の穴すら拒むことはありませんわ。」
「お嬢様。そこはご勘弁くださいませ。メイドにも人権があります。」
主従の会話が進んでいる間も華莉奈の攻撃は止まず、大悟のからだのあちこちから血が滲んでいる。
「くっそー。致命傷を受けていないだけマシだが、痛みはどんどん増してきてやがる。」
その頃ユリは豊胸グッズと熱闘していた。たくさんのパットをとっかえひっかえしている。
「これもダメ、あれもダメ。どうしてサイズがこんなに合わないのかしら。アタシのオッパイが核別に美しいからかしら。やっぱりこんなところでも罪なのね。」
変なところでプライドの高いユリであった。貧乳という劣等感を乗り越えるための自己防衛本能を活性化させているのかもしれない。
「でもアタシって、どうしてこんなことしてるのかしら。胸サイズが小さいことなんて、生きて行くのには何の問題もないんだけど。胸が大きくなったらどうなるのかしら。誰かを喜ばせるため?誰って、誰?・・・男子のことよね?」
ユリの頭には浮かんだのは尖がり髪。ユリの思考とからだがフリーズしてしまった。
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