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第一章
第十九部分
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「悪魔、副会長やって、何、悪い。」
「そうじゃん。そんなことより、あたいたちがあんたたちをここに呼んだ理由は、改めて、1位を取らないと、使い魔の地位を固めてしまうということを伝達するためだしぃ。」
そして、重い二つの言葉を明日萌はいつものように朴訥と呟いた。
「風邪薬、大量。」
「ドキッ、ですわ!」
「どっから、辛し明太子。」
「ぐわっ、激辛!」
「十分に心当たりがあるみたいだしぃ。1位を取らないと、そのまま、魔獣と鬼になってしまうじゃん。」
「光葉さんは鬼になるんですの。ワタクシの、魔獣の方がマシですわね。ウフッ。」
「湖線は魔獣になるんだ。わたしはヒューマノイドの近縁種の、鬼だからまだいいかも。エヘッ。」
湖線と光葉はまったく無駄な五十歩百歩的発想に逃避していた。
「何がうれしいのかわからない。ふたり、危機的状況、忘れるな。」
「「はっ。そうだった。」」
「お互いに、相手を蹴落とす日常が待ってるじゃん。すごく緊張感のある高校生活をエンジョイできるじゃん。」
「光葉さんを常に押し退けて進まないといけませんわ。それって、すごく楽しいことかもですわ。しかし、いくら鬼でも、それでいいんですの?」
「湖線を毎日蹴散らすなんて、ゲームみたいで願ってもないことだ。い、いや、いちおう魔獣でも幼馴染みだし。」
「何、ブツブツ言ってる。それから、これからのふたり、生徒会メンバーになる。」
「ええ?いきなり生徒会役員にですの?」
「役員?そんな立派なものじゃないしぃ。使い魔なんだから、当たり前じゃん。」
「ま、まさか、使い魔ってことは、わたしたちは、パシリってこと?」
「大正解。ふたり、明日萌たちのお使い。」
「言うまでもないじゃん。今日からバンバン労役に励んでもらうしぃ。」
「「えええ~!!」」
ふたりの顔から血の気が引いて、釣り上げられたサバのようになった。
「そうじゃん。そんなことより、あたいたちがあんたたちをここに呼んだ理由は、改めて、1位を取らないと、使い魔の地位を固めてしまうということを伝達するためだしぃ。」
そして、重い二つの言葉を明日萌はいつものように朴訥と呟いた。
「風邪薬、大量。」
「ドキッ、ですわ!」
「どっから、辛し明太子。」
「ぐわっ、激辛!」
「十分に心当たりがあるみたいだしぃ。1位を取らないと、そのまま、魔獣と鬼になってしまうじゃん。」
「光葉さんは鬼になるんですの。ワタクシの、魔獣の方がマシですわね。ウフッ。」
「湖線は魔獣になるんだ。わたしはヒューマノイドの近縁種の、鬼だからまだいいかも。エヘッ。」
湖線と光葉はまったく無駄な五十歩百歩的発想に逃避していた。
「何がうれしいのかわからない。ふたり、危機的状況、忘れるな。」
「「はっ。そうだった。」」
「お互いに、相手を蹴落とす日常が待ってるじゃん。すごく緊張感のある高校生活をエンジョイできるじゃん。」
「光葉さんを常に押し退けて進まないといけませんわ。それって、すごく楽しいことかもですわ。しかし、いくら鬼でも、それでいいんですの?」
「湖線を毎日蹴散らすなんて、ゲームみたいで願ってもないことだ。い、いや、いちおう魔獣でも幼馴染みだし。」
「何、ブツブツ言ってる。それから、これからのふたり、生徒会メンバーになる。」
「ええ?いきなり生徒会役員にですの?」
「役員?そんな立派なものじゃないしぃ。使い魔なんだから、当たり前じゃん。」
「ま、まさか、使い魔ってことは、わたしたちは、パシリってこと?」
「大正解。ふたり、明日萌たちのお使い。」
「言うまでもないじゃん。今日からバンバン労役に励んでもらうしぃ。」
「「えええ~!!」」
ふたりの顔から血の気が引いて、釣り上げられたサバのようになった。
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