35 / 163
第一章 カラハダル大森林 異世界転移 編
30.『一焼』に付す-Ⅳ
しおりを挟む
無属性初級魔法『ライト』の光が辺りを煌々と照らす中、ある一点のみ性質の違う光があった。
光の中心に佇む武は、自身の腕や足を見て成功したことを悟る。
武の体はアポロ色に燃え盛る衣に包まれ、その体組織の全ても確かな実体を持ったアポロ色の精霊の魔力へと置き換わっている。
その姿は傍から見ればまるで太陽の化身のようであっただろう。
「よかった。成功したみたいだ」
まだ数度しか経験したことのないその行為が成功したことに、ひとまず安心する武であったが、その後方にいる三人は少し違った反応を示していた。
助けに来てくれた少年がいきなり炎に包まれるというなかなかに衝撃的な絵面を見せられたソフィアたち三人であったが、驚愕はしたものの悲鳴が上がることは無く、広がっていたのはどちらかというと安堵の感情であった。
なぜなら三人は、特にソフィアなぞはその事象が何なのかを知っているからだ。
「あれは……精霊化!?」
「やっぱり、そうだよな」
『精霊化』とは精霊と一体となり、その体を変質させることで精霊の魔力を"そのままの性質"で扱うための技術だ。
ソフィア自身習得を目指している技術であるため、その難易度については隣の二人よりもよく知っている。
少なくとも、生半可な意志や魔力制御の技術で扱える力ではないのだ。
しかしその分魔物に対する効果も絶大であり、精霊化の状態から放たれる"名付き"の魔法は『精霊化魔法』と呼ばれ、普通の魔法とは一線を画す効果を魔物に対してもたらす。
この技術を扱える者たちのことをこの世界では『精霊術師』と呼び、そう呼ばれる者たちは例外なくその武功で名を馳せていた。
そのため、三人の間には安堵が広がっていたのだが――
「でも確か"名付き"の魔法は使えないって言ってたわよね……。精霊化すれば魔法無しでも中型種の魔物くらいなら簡単に倒せるのソフィア?」
その言葉で広がっていた安堵が不安へと変わる。
「そういえば言ってたね……。私も使えるわけじゃないから詳しくはわからないけど、いろんな能力が軒並み強化されるらしいし……」
きっと大丈夫なのだと、そう信じることしかソフィアたちには出来ない。
一方の武はまだ御しきれない体内の感覚に冷や汗を流していた。
体内で暴れ狂う魔力は今の武では長い時間は制御していられないのだ。
持ってあと三十秒といったところだろうか。
「さて、やるか」
武はそう口にするや否や、魔物たちに対して左腕を前にした半身になり、両足を開いて地面へと強く押し付けて固定する。
右肘を後ろに引いて力を溜め、拳に魔力を集中させる。
武が目標である魔物たちを見据えると外殻の厚い大土竜が前に出て炎の弾を率先して受けていた。
(やっぱりこの魔物たちには知性があるんじゃないか?)
そんな考えが武の頭をよぎるが、目の前で起きた変化に思考が逸れる。
キュウの残していた炎の輪が魔力を失って消滅し、雀蜂型が魔法の射撃体勢に入るために羽を動かして浮遊し始めたのだ。
辺りに暴風が吹き荒れるが、どうやらそれが原因で蜜蜂型は地面にしがみついて動けなくなっているようで、大土竜もこの暴風の中では簡単には動けないようだ。
「――好都合だ」
現状武は精霊化の維持に全力を割いているためポルテジオを展開することはできない。
わざわざ攻撃の数を減らしてくれるというならありがたいことなのだ。
魔力の充填を終え、今一度武は魔物たちを見据える。
先ほど一度逸れた思考が戻ってくると同時に、自身の行おうとしている行為に正当性はあるのかという疑問が湧き出てくる。
――知性があるということは"生物"なのではないのか。
――このただ殺すためだけの行為を自分に許してもいいのだろうか。
武は逡巡するがそれも一瞬の後には答えが出た。
(そうだ。狩猟と何も本質は変わらないじゃないか……)
雀蜂型も魔力の凝縮を終えたようで、今にも魔法を放ってこようとしている。
武は静かに心の中で決意した。
――僕が"生きる"ために"殺す"んだ
だからこそ、武はこう呟いたのだ。
「――ごめんね」
脚から腰へ、腰から背中を伝い肩、腕、そして拳へと力を伝播させ前へと突き出す。
先ほど武はアイラに「"名付き"の魔法を使えない」と答えた。
これはありのまま事実ではあるのだが、別に魔物を倒せる魔法が使えないわけではないのだ。
下手に不安を煽ることになるぐらいならその事実を伝えた方が良かったのだが、武は質問に馬鹿正直に答えてしまったのである。
完全に武の失態であったが、当の武は説明をしている暇もなかったので実際に見せることで理解してもらうことにしたのだ。
やることは武の使える他の魔法と何も変わらない。
属性化した魔力を勢いに乗せて解き放つだけだ。
ただ違う点があるとすれば――
魔力が"高純度な精霊の魔力"であることと、使用する魔力の量が文字通り"桁違い"であることだろうか。
武の拳からはまさに解き放たれたかのようにアポロ色の炎が放射状に飛び出し、前方を焼き尽くしていく。
武たちの視界はアポロ色の炎に埋め尽くされ、まるで炎の壁か形成されたかのように見えただろう。
雀蜂型の放った漆黒の魔法は一瞬の抵抗を見せたものの"焼き尽くされ"消滅し、魔物たちに関しては呑み込まれた瞬間灰も残さず燃え尽きた。
炎はその勢いを止めることなく前方を放射状に焼き尽くし、しばらくすると跡形もなく消え去る。
武の放ったその炎は実に千メートル程を駆け抜け、後には赤熱して融解した地面だけが残っていた。
あまりの光景にアイラとサキトは言葉を失っていたが、ソフィアだけはその目を輝かせて言葉を紡いだ。
「これが……精霊化の力……!」
こうして武のリベンジマッチはほとんどその場を動くことなく、まさに完全勝利という形で決着がついたのであった。
――森と武の頬に一筋の跡を残して。
光の中心に佇む武は、自身の腕や足を見て成功したことを悟る。
武の体はアポロ色に燃え盛る衣に包まれ、その体組織の全ても確かな実体を持ったアポロ色の精霊の魔力へと置き換わっている。
その姿は傍から見ればまるで太陽の化身のようであっただろう。
「よかった。成功したみたいだ」
まだ数度しか経験したことのないその行為が成功したことに、ひとまず安心する武であったが、その後方にいる三人は少し違った反応を示していた。
助けに来てくれた少年がいきなり炎に包まれるというなかなかに衝撃的な絵面を見せられたソフィアたち三人であったが、驚愕はしたものの悲鳴が上がることは無く、広がっていたのはどちらかというと安堵の感情であった。
なぜなら三人は、特にソフィアなぞはその事象が何なのかを知っているからだ。
「あれは……精霊化!?」
「やっぱり、そうだよな」
『精霊化』とは精霊と一体となり、その体を変質させることで精霊の魔力を"そのままの性質"で扱うための技術だ。
ソフィア自身習得を目指している技術であるため、その難易度については隣の二人よりもよく知っている。
少なくとも、生半可な意志や魔力制御の技術で扱える力ではないのだ。
しかしその分魔物に対する効果も絶大であり、精霊化の状態から放たれる"名付き"の魔法は『精霊化魔法』と呼ばれ、普通の魔法とは一線を画す効果を魔物に対してもたらす。
この技術を扱える者たちのことをこの世界では『精霊術師』と呼び、そう呼ばれる者たちは例外なくその武功で名を馳せていた。
そのため、三人の間には安堵が広がっていたのだが――
「でも確か"名付き"の魔法は使えないって言ってたわよね……。精霊化すれば魔法無しでも中型種の魔物くらいなら簡単に倒せるのソフィア?」
その言葉で広がっていた安堵が不安へと変わる。
「そういえば言ってたね……。私も使えるわけじゃないから詳しくはわからないけど、いろんな能力が軒並み強化されるらしいし……」
きっと大丈夫なのだと、そう信じることしかソフィアたちには出来ない。
一方の武はまだ御しきれない体内の感覚に冷や汗を流していた。
体内で暴れ狂う魔力は今の武では長い時間は制御していられないのだ。
持ってあと三十秒といったところだろうか。
「さて、やるか」
武はそう口にするや否や、魔物たちに対して左腕を前にした半身になり、両足を開いて地面へと強く押し付けて固定する。
右肘を後ろに引いて力を溜め、拳に魔力を集中させる。
武が目標である魔物たちを見据えると外殻の厚い大土竜が前に出て炎の弾を率先して受けていた。
(やっぱりこの魔物たちには知性があるんじゃないか?)
そんな考えが武の頭をよぎるが、目の前で起きた変化に思考が逸れる。
キュウの残していた炎の輪が魔力を失って消滅し、雀蜂型が魔法の射撃体勢に入るために羽を動かして浮遊し始めたのだ。
辺りに暴風が吹き荒れるが、どうやらそれが原因で蜜蜂型は地面にしがみついて動けなくなっているようで、大土竜もこの暴風の中では簡単には動けないようだ。
「――好都合だ」
現状武は精霊化の維持に全力を割いているためポルテジオを展開することはできない。
わざわざ攻撃の数を減らしてくれるというならありがたいことなのだ。
魔力の充填を終え、今一度武は魔物たちを見据える。
先ほど一度逸れた思考が戻ってくると同時に、自身の行おうとしている行為に正当性はあるのかという疑問が湧き出てくる。
――知性があるということは"生物"なのではないのか。
――このただ殺すためだけの行為を自分に許してもいいのだろうか。
武は逡巡するがそれも一瞬の後には答えが出た。
(そうだ。狩猟と何も本質は変わらないじゃないか……)
雀蜂型も魔力の凝縮を終えたようで、今にも魔法を放ってこようとしている。
武は静かに心の中で決意した。
――僕が"生きる"ために"殺す"んだ
だからこそ、武はこう呟いたのだ。
「――ごめんね」
脚から腰へ、腰から背中を伝い肩、腕、そして拳へと力を伝播させ前へと突き出す。
先ほど武はアイラに「"名付き"の魔法を使えない」と答えた。
これはありのまま事実ではあるのだが、別に魔物を倒せる魔法が使えないわけではないのだ。
下手に不安を煽ることになるぐらいならその事実を伝えた方が良かったのだが、武は質問に馬鹿正直に答えてしまったのである。
完全に武の失態であったが、当の武は説明をしている暇もなかったので実際に見せることで理解してもらうことにしたのだ。
やることは武の使える他の魔法と何も変わらない。
属性化した魔力を勢いに乗せて解き放つだけだ。
ただ違う点があるとすれば――
魔力が"高純度な精霊の魔力"であることと、使用する魔力の量が文字通り"桁違い"であることだろうか。
武の拳からはまさに解き放たれたかのようにアポロ色の炎が放射状に飛び出し、前方を焼き尽くしていく。
武たちの視界はアポロ色の炎に埋め尽くされ、まるで炎の壁か形成されたかのように見えただろう。
雀蜂型の放った漆黒の魔法は一瞬の抵抗を見せたものの"焼き尽くされ"消滅し、魔物たちに関しては呑み込まれた瞬間灰も残さず燃え尽きた。
炎はその勢いを止めることなく前方を放射状に焼き尽くし、しばらくすると跡形もなく消え去る。
武の放ったその炎は実に千メートル程を駆け抜け、後には赤熱して融解した地面だけが残っていた。
あまりの光景にアイラとサキトは言葉を失っていたが、ソフィアだけはその目を輝かせて言葉を紡いだ。
「これが……精霊化の力……!」
こうして武のリベンジマッチはほとんどその場を動くことなく、まさに完全勝利という形で決着がついたのであった。
――森と武の頬に一筋の跡を残して。
0
お気に入りに追加
73
あなたにおすすめの小説
初夜に「君を愛するつもりはない」と夫から言われた妻のその後
澤谷弥(さわたに わたる)
ファンタジー
結婚式の日の夜。夫のイアンは妻のケイトに向かって「お前を愛するつもりはない」と言い放つ。
ケイトは知っていた。イアンには他に好きな女性がいるのだ。この結婚は家のため。そうわかっていたはずなのに――。
※短いお話です。
※恋愛要素が薄いのでファンタジーです。おまけ程度です。
召喚アラサー女~ 自由に生きています!
マツユキ
ファンタジー
異世界に召喚された海藤美奈子32才。召喚されたものの、牢屋行きとなってしまう。
牢から出た美奈子は、冒険者となる。助け、助けられながら信頼できる仲間を得て行く美奈子。地球で大好きだった事もしつつ、異世界でも自由に生きる美奈子
信頼できる仲間と共に、異世界で奮闘する。
初めは一人だった美奈子のの周りには、いつの間にか仲間が集まって行き、家が村に、村が街にとどんどんと大きくなっていくのだった
***
異世界でも元の世界で出来ていた事をやっています。苦手、または気に入らないと言うかたは読まれない方が良いかと思います
かなりの無茶振りと、作者の妄想で出来たあり得ない魔法や設定が出てきます。こちらも抵抗のある方は読まれない方が良いかと思います
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
ダンマス(異端者)
AN@RCHY
ファンタジー
幼女女神に召喚で呼び出されたシュウ。
元の世界に戻れないことを知って自由気ままに過ごすことを決めた。
人の作ったレールなんかのってやらねえぞ!
地球での痕跡をすべて消されて、幼女女神に召喚された風間修。そこで突然、ダンジョンマスターになって他のダンジョンマスターたちと競えと言われた。
戻りたくても戻る事の出来ない現実を受け入れ、異世界へ旅立つ。
始めこそ異世界だとワクワクしていたが、すぐに碇石からズレおかしなことを始めた。
小説になろうで『AN@CHY』名義で投稿している、同タイトルをアルファポリスにも投稿させていただきます。
向こうの小説を多少修正して投稿しています。
修正をかけながらなので更新ペースは不明です。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる