4 / 23
いざ異世界
その2☆ 助けてください!!
しおりを挟む
空がほんのり赤くなっております。
森の中であたりが暗くて良く見えなくなっておりす。
只今草藪の陰の方からガザガサ音がしております。
怖い、めっちゃ怖いですわ!?
「ピギャァァァ!!!」
第一村人発見♪いやいやあきらかにそんな見た目じゃない!
俺の後ろの方の草藪から緑の小さなバケモノが飛び出してきた。
おそらくラノベ異世界定番のゴブリンだ。
小さいといっても今の俺より少し小さい位でまともに戦えばまず間違いなく負ける!
自分の装備といえば白いワンピースとサンダル、さっき何気なく拾った木の枝・・・
ゴブリンの方は小汚ない腰巻きに今の俺の腕の太さはあるだろうこん棒。
こんな時の対処法は熊みたいに目をそらさず後ずさればいいのか!?
どうする、どうする
とその時ゴブリンがこん棒を振り上げながら襲いかかってきた。
俺は振り返ると先があるであろう道っぽい藪の中を一生懸命走った。
あんな対話すら無理そうな緑のバケモノからは逃げるしかない。
「うわぁぁぁ!!」
思わず情けない声が出た。仕方ない。
必死に逃げるがそこは女の子になってるせいか足がとてつもなく遅い。
元々インドアな俺も遅いのだけど。
ズンズンと足音が近付いてくるのがわかる。
「誰かぁぁぁ!!助けてぇぇぇ!!!」
もっと情けない声が出た。だから仕方ない。
もう耳元まで足音が息づかいが聞こえて来る。
振り返る余裕なんてない。
そんな時
ズシャッ
「ピギッ」
何かを切りつけたような音と共にゴトッと何かが落ちる音が聞こえた。
思わず立ち止まり恐る恐る振り返るとそこには一人の男の人が立っていた。
「大丈夫ですか?お怪我はありませんか?」
そういった彼は俺を見下ろしていた。
彼の身長は俺の生前?の頃の身長よりも高くスラッとした姿が薄闇に浮かんでいた。
「たっ助けていただいて、あっありがとうございます。」
必死に走っていたせいか俺は肩を揺らしながお礼をいい彼に近づいた。
近付くととても軽装で胸当てや籠手なんかの簡単なものとその片手には片手で扱えるくらいの長さの剣しか装備していない。
だか驚いたのは彼の見た目だ。
彼の髪型は金髪でそれほど長くも短くもないが綺麗に整えてありとても爽やかな見た目になっている。
そして目は恐らくグリーンに近いはず。暗くて良く見えない。
ただ、あきらかに人と違うのがその耳である。
その耳は横にスゥーっと伸びておりそれを見てすぐに浮かぶ種族がいるくらいだ。
「エルフ・・・」
しまった!思わず言ってしまった。
「おしいです。私はハーフエルフなんですよ。」
彼は微笑みながら言った。
イケメンでした!!めっちゃイケメンでした!!
「すっすみません!初めて見たので」
正直第一村人?はハーフエルフで俺は凄く興奮した。
本当に異世界に来たと今この瞬間に物凄く実感したのだ。
「いえ、気にしてませんよ。ただこれから夜になるとここは危険です。移動しましょう。この先に私達が野営しているばしょがあるので。」
彼はそう言い微笑むと俺の手を握り野営する場所?がある方へ進むのであった。
って手を繋ぐ意味がわからん!!
森の中であたりが暗くて良く見えなくなっておりす。
只今草藪の陰の方からガザガサ音がしております。
怖い、めっちゃ怖いですわ!?
「ピギャァァァ!!!」
第一村人発見♪いやいやあきらかにそんな見た目じゃない!
俺の後ろの方の草藪から緑の小さなバケモノが飛び出してきた。
おそらくラノベ異世界定番のゴブリンだ。
小さいといっても今の俺より少し小さい位でまともに戦えばまず間違いなく負ける!
自分の装備といえば白いワンピースとサンダル、さっき何気なく拾った木の枝・・・
ゴブリンの方は小汚ない腰巻きに今の俺の腕の太さはあるだろうこん棒。
こんな時の対処法は熊みたいに目をそらさず後ずさればいいのか!?
どうする、どうする
とその時ゴブリンがこん棒を振り上げながら襲いかかってきた。
俺は振り返ると先があるであろう道っぽい藪の中を一生懸命走った。
あんな対話すら無理そうな緑のバケモノからは逃げるしかない。
「うわぁぁぁ!!」
思わず情けない声が出た。仕方ない。
必死に逃げるがそこは女の子になってるせいか足がとてつもなく遅い。
元々インドアな俺も遅いのだけど。
ズンズンと足音が近付いてくるのがわかる。
「誰かぁぁぁ!!助けてぇぇぇ!!!」
もっと情けない声が出た。だから仕方ない。
もう耳元まで足音が息づかいが聞こえて来る。
振り返る余裕なんてない。
そんな時
ズシャッ
「ピギッ」
何かを切りつけたような音と共にゴトッと何かが落ちる音が聞こえた。
思わず立ち止まり恐る恐る振り返るとそこには一人の男の人が立っていた。
「大丈夫ですか?お怪我はありませんか?」
そういった彼は俺を見下ろしていた。
彼の身長は俺の生前?の頃の身長よりも高くスラッとした姿が薄闇に浮かんでいた。
「たっ助けていただいて、あっありがとうございます。」
必死に走っていたせいか俺は肩を揺らしながお礼をいい彼に近づいた。
近付くととても軽装で胸当てや籠手なんかの簡単なものとその片手には片手で扱えるくらいの長さの剣しか装備していない。
だか驚いたのは彼の見た目だ。
彼の髪型は金髪でそれほど長くも短くもないが綺麗に整えてありとても爽やかな見た目になっている。
そして目は恐らくグリーンに近いはず。暗くて良く見えない。
ただ、あきらかに人と違うのがその耳である。
その耳は横にスゥーっと伸びておりそれを見てすぐに浮かぶ種族がいるくらいだ。
「エルフ・・・」
しまった!思わず言ってしまった。
「おしいです。私はハーフエルフなんですよ。」
彼は微笑みながら言った。
イケメンでした!!めっちゃイケメンでした!!
「すっすみません!初めて見たので」
正直第一村人?はハーフエルフで俺は凄く興奮した。
本当に異世界に来たと今この瞬間に物凄く実感したのだ。
「いえ、気にしてませんよ。ただこれから夜になるとここは危険です。移動しましょう。この先に私達が野営しているばしょがあるので。」
彼はそう言い微笑むと俺の手を握り野営する場所?がある方へ進むのであった。
って手を繋ぐ意味がわからん!!
0
お気に入りに追加
40
あなたにおすすめの小説
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
性癖の館
正妻キドリ
ファンタジー
高校生の姉『美桜』と、小学生の妹『沙羅』は性癖の館へと迷い込んだ。そこは、ありとあらゆる性癖を持った者達が集う、変態達の集会所であった。露出狂、SMの女王様と奴隷、ケモナー、ネクロフィリア、ヴォラレフィリア…。色々な変態達が襲ってくるこの館から、姉妹は無事脱出できるのか!?
冤罪で自殺未遂にまで追いやられた俺が、潔白だと皆が気付くまで
一本橋
恋愛
ある日、密かに想いを寄せていた相手が痴漢にあった。
その犯人は俺だったらしい。
見覚えのない疑惑をかけられ、必死に否定するが周りからの反応は冷たいものだった。
罵倒する者、蔑む者、中には憎悪をたぎらせる者さえいた。
噂はすぐに広まり、あろうことかネットにまで晒されてしまった。
その矛先は家族にまで向き、次第にメチャクチャになっていく。
慕ってくれていた妹すらからも拒絶され、人生に絶望した俺は、自ずと歩道橋へ引き寄せられるのだった──
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
冤罪をかけられ、彼女まで寝取られた俺。潔白が証明され、皆は後悔しても戻れない事を知ったらしい
一本橋
恋愛
痴漢という犯罪者のレッテルを張られた鈴木正俊は、周りの信用を失った。
しかし、その実態は私人逮捕による冤罪だった。
家族をはじめ、友人やクラスメイトまでもが見限り、ひとり孤独へとなってしまう。
そんな正俊を慰めようと現れた彼女だったが、そこへ私人逮捕の首謀者である“山本”の姿が。
そこで、唯一の頼みだった彼女にさえも裏切られていたことを知ることになる。
……絶望し、身を投げようとする正俊だったが、そこに学校一の美少女と呼ばれている幼馴染みが現れて──
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる