彼氏持ちの高嶺の花は生徒会の玩具

朝果あさ

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高嶺の花はおねだり上手/本編その後if

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「っ·····ひ、ぁッ·····ぅ·····、せん、ぱ·····っ、もう、おれ·····、もどら·····ない、と·····、ッぁ·····」

 体を密着され、那智の体温を感じながらもひたすら腰を打ち付けられていると、いつの間にかかなりの時間が経過していた。

 時刻はとっくに0時を回っている。
 あれから数時間経つが、那智は未だ俺の上から退く気はないようだ。先程から訴えてはいるものの、那智は全く聞く耳を持たなかった。

 部屋に戻っても業務ばかりの朝日だが、相変わらず俺は朝日の部屋で寝泊まりを共にしていた。
 互いに業務が忙しい時、部屋に戻るのが遅くなる場合はあるが、この時間に戻らないのはさすがにおかしいと思うだろう。

「·····咲良、帰さないと言ったはずだが?それに誘ってきたのはお前だろう、咲良」
「っで、も·····ぉ、あさ、ひに·····、おこられ·····、ぁ·····ッ」

 すると腕をぐいっと引かれたと思えば体がふわっと浮き、那智の膝の上に座らされるのだ。
 突然栓を失ったことで、幾度となく中に出された精液が流れ落ちていくと、それだけで股の奥がびくびくと疼いてしまう。
 そして溢れ出た精液が股をつたってこぼれ落ちると、那智の衣類を汚していくのだ。

「っあ、·····や·····、だ·····ッ」
「ああ·······、駄目だろう、こんなに漏らしては」

 腰を抱かれぐっと体を密着されると、那智の顔を見下ろす体勢になり、それがなんだか気恥ずかしくて堪らなかった。

「·····せっかく咲良の中を俺でいっぱいにしたのに、もったいないね」
「ーーぁッ」

 すると腰を抱く手が尻をつたって下に下がっていくと、指の腹が窪みを撫でるのだ。
 くちくちと指が滑る焦れったさに思わず那智の頭にしがみつくと、那智はふっと笑った。

「·····で、咲良、朝日のところに戻りたい、と言ったかな」
「なあ、朝日の話はするなと言ったのはお前だろう。·····それとも、そんなに俺を妬かせたいのか、悪い子だね」
「っ、ちが·····っ、ーーっぁあ·····ッッ」

 那智は俺の尻を鷲掴みにすると、未だこぽこぽと液を垂らしている窪みに栓をするかのように、ずりゅっと突き上げるのだ。
 瞬間、目の前でチカチカと火花が弾け、先から白濁の体液がこぼれ出ると那智は笑った。

 そんな中でも俺のスマホからは先程から着信音が鳴り止まなかった。
 おそらく、というか間違いなく朝日だろう。那智は全く気にしていなかった。むしろ「出ていいよ」などと言ってくる始末だ。
 そう言いながらも俺を離さないのだから電話に出させる気は微塵もないのだろう。

「ぁ·····、や·····っぁ·····、せん、ぱ·····っ、ぅ·····ぁっ·····、」
「ああ、咲良、可愛いね、···やはり君が欲しいよ、咲良·····、」

 尻を捕まれたままひたすら那智の性器にぱちゅ、ぱちゅと打ち付けられ、揺れている性器は那智の服にずりずりと擦れていた。
 そしてとどまることを知らない熱が、再び腹の奥で込み上げてきた時だった。

 ーーピンポーン

 粘膜の音と互いの息づかいだけが響いていた部屋にチャイムが鳴り響き、俺と那智の動きがピタッと止まった。
 こんな時間に部屋を訪ねてくるなど、余程緊急なことではないのか。

 ーーーまさか、

「那智先輩、まだ起きてます?夜遅くにすいません」

 扉の奥から部屋へと響く聞き慣れた声に、肩が震えた。
 どうしよう、とぱっと那智を見下ろすと、口角が上がっている口元を隠すかのように顔に手を当てながら目を細めていたのだ。

 ーーこれは、嫌な予感しかしない。
 俺は、涙が浮かんできた瞳を那智に向けながらも抜いて欲しい、と首を横に振るしかなかった。


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