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いびつな本当の一枚岩
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「マドミカ。お前にとってはとるに足らない記憶の一つなんだろうが、おれにとってその出来事は屈辱以外の言葉で表現しようがない」
ぬれた女性器の中でかきまわす男性器のスピードをゆるめてマドミカの耳もとでそう語りかける。
かたく立つ薄茶色の乳首をノランがつねった。
「んぅっ」
「いい声だ。もっと聞かせろ、そうしてくれるほどに溜飲が下がっていく。お前もおれとは違う性別の生きものなんだと認識もできる」
マドミカがぐったりとしたがノランはかまわずに立ちバックをつづける。彼女が小さく首を横に振りはじめた。
「やめっ」
「やめない……お前はあのときやめてくれたがそのあとケチな賊たちに足を折られた。関係がないのは分かるが、おれのターニングポイントは間違いなくそこだったんだ」
押しつぶさんばかりにマドミカの乳房をノランがわしづかみにする。なん回もつきあげてくる男性器の快楽による、あえぎ声を出さないようにか彼女が左手で口もとをかくす。
「う」
女性器から白い液体をたらしたままでマドミカが土っぽい壁に身体をあずける。今にも膝からくずれ落ちそうな彼女を見てノランが笑い声をだした。
「す……ま、なかった」
「謝罪はいらない。楽しませてくれるだけでな」
「それでもだ。同じフミダインのものとしてわたしたちはリーダーのために一枚岩でなければ」
「さすがだな。兵士として高みにいける気高きマドミカさまはおれたちとは考えかたが違う」
「おれ、たち?」
その疑問には答えずノランがブロンドのマドミカの髪を引っぱり彼女の腹を殴った。ゆがんだ表情に興奮したようでまた男性器が膨張していく。
「くっ」
強引にしゃがませたマドミカの口にノランが膨張した男性器を近づける。亀頭にキスするだけだったがすぐに彼女はしゃぶった。
甲冑のバイザーで隠れたノランの顔をにらみあげながらも男性器の根もとまで入れる。睾丸も口の中でマドミカはもてあそぶ。
男性器から発射をした大量の白い液体を全て口で受けとめきれなかったらしく、マドミカがよだれを垂らすように乳房をよごす。
「えほっ、ごほ」
ノックの音が聞こえた。ノランが返事をすると、扉を開けて数人の男女が部屋に入ってきた。
そのメンバーの中の唯一の女はなにも身につけておらず左右の腕をそれぞれ屈強な男に拘束をされている。
「これだけの人数であそぶには手狭すぎるな」
セミロングの青い髪の女を拘束している二人とは別の男がそう言い、壁に触れると部屋が広がった。
「ベッドはどうする?」
「もっと高級なやつを他のところから」
「なんで……リーダーが」
あられもない姿で目の前にいる青い髪の女を見てか声を震わせながらマドミカは唇を動かす。
「それにホレルンも。どうして、そこに」
「お前たちが今までやってきたことじゃないか」
三日月をいくつもくっつけたようにも見えるデザインのホレルンと呼ばれたアイテムをもつ男がマドミカにそう答えた。
「フミダインがここまでの国になったのはシンプルで純粋な力によってだ。強者はほしいものを全て、弱者はそこそこの幸せしか手に入れられない」
「そうだが、ないがしろには」
「おれたちはそこそこの幸せじゃ満足できない……だからこそリーダーをこうする計画を練っていた。頓挫しそうになったが、その存在によってとうとう願いは叶った」
いや、さらに大きなかたちで願いが叶ったというべきか。と言いつつホレルンをもつ男がマドミカを見下ろす。
「それにお前たちほどの強者は知りもしなかったんだろうが、裏でおれたちは虐げられていた。こんな風にな」
両腕を縄で固定し吊るしあげたリーダーの身体に二人の男がそれぞれ一本鞭を思いきり振るう。彼女の叫び声を聞いてか、ノランとホレルンをもつ男がうれしそうに笑った。
「や、やめてくれ。やるなら……わたしだけに」
「平等だ。おれたちに上下関係はない、性別も関係ない、シンプルに純粋な力のみで判断する。だけど異国のあの方であればおれたちも」
ノランが涙をながし、祈るようなポーズをとる。
「おれもだ。おれも異国のあの方になら全てを支配されてもいいと思えた! だが、あの方はそうしなかった……生まれてはじめて誰かに対してなにかに敗北したんだ」
「お前たちは平等だろう。と鼓舞をしてくれた」
「もしかしたら……おれたちの考えかたは間違っているのかもしれないと思っていたのに。全てを肯定してくれた」
「おれもだ」
「おれもおれも。おらっ、もっと鳴け」
へたりこんだままのマドミカの頭に先ほどの変装をしたシュウジの姿が浮かんだかもしれない。が、もうどうしようもない状況だということを理解したのか彼女は震えていた。
この部屋にいる四人の男がマドミカの目には人間とは違うなにかの生きものにでも。ノランの命令にしたがい彼女が立ち上がる。
「フミダインはもう、終わりだ」
マドミカがつぶやく。そんな彼女の声がかすかに聞こえていたのか。
「ここからはじまるんだよ、フミダインは。まともな国と呼べるものかどうかは分からないがな」
二人の女のさまざまな声が朝日がのぼりきるまでその部屋から響いていた。静かになったかと思えば次は男たちの声がする。
「どうする?」
「このまま放置でいいだろうよ、あとで誰かしらが食べものだけは運ぶんだから。おれたちみたいに」
男たちが部屋を出ていくと同じように吊るされているリーダーのほうをマドミカが見た。
「わたしたちは、なにをまちがえたんでしょうか」
リーダーはなにも答えない。女性器の中からあふれる白い液体が太もものあたりをつたっていた。
ぬれた女性器の中でかきまわす男性器のスピードをゆるめてマドミカの耳もとでそう語りかける。
かたく立つ薄茶色の乳首をノランがつねった。
「んぅっ」
「いい声だ。もっと聞かせろ、そうしてくれるほどに溜飲が下がっていく。お前もおれとは違う性別の生きものなんだと認識もできる」
マドミカがぐったりとしたがノランはかまわずに立ちバックをつづける。彼女が小さく首を横に振りはじめた。
「やめっ」
「やめない……お前はあのときやめてくれたがそのあとケチな賊たちに足を折られた。関係がないのは分かるが、おれのターニングポイントは間違いなくそこだったんだ」
押しつぶさんばかりにマドミカの乳房をノランがわしづかみにする。なん回もつきあげてくる男性器の快楽による、あえぎ声を出さないようにか彼女が左手で口もとをかくす。
「う」
女性器から白い液体をたらしたままでマドミカが土っぽい壁に身体をあずける。今にも膝からくずれ落ちそうな彼女を見てノランが笑い声をだした。
「す……ま、なかった」
「謝罪はいらない。楽しませてくれるだけでな」
「それでもだ。同じフミダインのものとしてわたしたちはリーダーのために一枚岩でなければ」
「さすがだな。兵士として高みにいける気高きマドミカさまはおれたちとは考えかたが違う」
「おれ、たち?」
その疑問には答えずノランがブロンドのマドミカの髪を引っぱり彼女の腹を殴った。ゆがんだ表情に興奮したようでまた男性器が膨張していく。
「くっ」
強引にしゃがませたマドミカの口にノランが膨張した男性器を近づける。亀頭にキスするだけだったがすぐに彼女はしゃぶった。
甲冑のバイザーで隠れたノランの顔をにらみあげながらも男性器の根もとまで入れる。睾丸も口の中でマドミカはもてあそぶ。
男性器から発射をした大量の白い液体を全て口で受けとめきれなかったらしく、マドミカがよだれを垂らすように乳房をよごす。
「えほっ、ごほ」
ノックの音が聞こえた。ノランが返事をすると、扉を開けて数人の男女が部屋に入ってきた。
そのメンバーの中の唯一の女はなにも身につけておらず左右の腕をそれぞれ屈強な男に拘束をされている。
「これだけの人数であそぶには手狭すぎるな」
セミロングの青い髪の女を拘束している二人とは別の男がそう言い、壁に触れると部屋が広がった。
「ベッドはどうする?」
「もっと高級なやつを他のところから」
「なんで……リーダーが」
あられもない姿で目の前にいる青い髪の女を見てか声を震わせながらマドミカは唇を動かす。
「それにホレルンも。どうして、そこに」
「お前たちが今までやってきたことじゃないか」
三日月をいくつもくっつけたようにも見えるデザインのホレルンと呼ばれたアイテムをもつ男がマドミカにそう答えた。
「フミダインがここまでの国になったのはシンプルで純粋な力によってだ。強者はほしいものを全て、弱者はそこそこの幸せしか手に入れられない」
「そうだが、ないがしろには」
「おれたちはそこそこの幸せじゃ満足できない……だからこそリーダーをこうする計画を練っていた。頓挫しそうになったが、その存在によってとうとう願いは叶った」
いや、さらに大きなかたちで願いが叶ったというべきか。と言いつつホレルンをもつ男がマドミカを見下ろす。
「それにお前たちほどの強者は知りもしなかったんだろうが、裏でおれたちは虐げられていた。こんな風にな」
両腕を縄で固定し吊るしあげたリーダーの身体に二人の男がそれぞれ一本鞭を思いきり振るう。彼女の叫び声を聞いてか、ノランとホレルンをもつ男がうれしそうに笑った。
「や、やめてくれ。やるなら……わたしだけに」
「平等だ。おれたちに上下関係はない、性別も関係ない、シンプルに純粋な力のみで判断する。だけど異国のあの方であればおれたちも」
ノランが涙をながし、祈るようなポーズをとる。
「おれもだ。おれも異国のあの方になら全てを支配されてもいいと思えた! だが、あの方はそうしなかった……生まれてはじめて誰かに対してなにかに敗北したんだ」
「お前たちは平等だろう。と鼓舞をしてくれた」
「もしかしたら……おれたちの考えかたは間違っているのかもしれないと思っていたのに。全てを肯定してくれた」
「おれもだ」
「おれもおれも。おらっ、もっと鳴け」
へたりこんだままのマドミカの頭に先ほどの変装をしたシュウジの姿が浮かんだかもしれない。が、もうどうしようもない状況だということを理解したのか彼女は震えていた。
この部屋にいる四人の男がマドミカの目には人間とは違うなにかの生きものにでも。ノランの命令にしたがい彼女が立ち上がる。
「フミダインはもう、終わりだ」
マドミカがつぶやく。そんな彼女の声がかすかに聞こえていたのか。
「ここからはじまるんだよ、フミダインは。まともな国と呼べるものかどうかは分からないがな」
二人の女のさまざまな声が朝日がのぼりきるまでその部屋から響いていた。静かになったかと思えば次は男たちの声がする。
「どうする?」
「このまま放置でいいだろうよ、あとで誰かしらが食べものだけは運ぶんだから。おれたちみたいに」
男たちが部屋を出ていくと同じように吊るされているリーダーのほうをマドミカが見た。
「わたしたちは、なにをまちがえたんでしょうか」
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