26 / 50
第3章 冒険者育成学園ー1年目前期編ー
第11話 夢見る少女と勝ち目のない裁判
しおりを挟む
洞窟爆破事件から約一週間が経過しましたが、犯人は未だ名乗り出ていませんでした。
ソフィアは爆破事件の翌日にアリアと共に、カルナに対して提訴を起こしていました。カイアス学園長は担当のスパイク先生に処分を任せると述べていましたが、提訴を起こしたことで裁判が行われることとなりました。
ソフィアが提訴に踏み切った理由は、貴族の娘であるカルナが他の貴族に虚偽の申告をし、アリアを犯人に仕立て上げようとしている可能性があったからです。ソフィアは、そのための証拠を集め、アリアが無実であることを示そうとしています。
提訴された側には直ちに連絡が行き、裁判の準備が進められました。そして、提訴から五日が経った今日、裁判が始まります。
この国では、ハンターや強盗、殺人などの重大な犯罪は国に訴状を提出し、受理されると国王が裁判長を務めます。しかし、今回の事件は学園内で発生したものであり、ソフィアたちが学園調和監査局に訴えた結果、裁判長はビーリス公爵が担当することとなりました。裁判官裁としてカイアス学園長が選ばれました。
原告席にはアリアとソフィアが座り、被告席にはカルナとその弁護人が座っています。カルナは腕を組み、余裕の表情を浮かべています。
裁判長であるビーリスが口を開きます。
「これより、被告人カルナ・マテリアに対する殺人未遂事件の審理を開始します」
ソフィアは立ち上がり、証拠書類を手に取りながら被告人カルナを鋭く見つめました。
「被告人は、課外授業の二日目に道具屋で購入した爆弾を洞窟に仕掛け、二人の生徒を殺害しようとした疑いがあります。私が現場から採取した指紋や爆弾の破片を調べたところ、被告人が購入した爆弾と同じ種類であることが判明しました。これらの証拠を写真とともに提出します」
ソフィアは証拠を一つずつ法廷に提示し、裁判長たちに説明を続けました。
「一枚目の写真は事件前日に設置されたと思われる爆弾の写真です。二枚目の写真はご覧の通り、被告人とその仲間が爆弾を持って洞窟に向かっている様子が映っています。また、現場で見つかった爆弾の破片に採取された指紋も、被告人のものと一致しています」
次に、被告人の弁護人が立ち上がり、冷静に反論を始めました。
「裁判長、この写真には疑問が残ります。被告人が購入したという証拠にはなりませんし、画像からは爆弾が設置された瞬間を確認することはできません。指紋についても、被告人のものではなく、捏造された可能性があると主張します」
ソフィアは証人として、爆弾を販売していた店員を呼びました。店員を見たカルナは、組んでいた腕を下ろし、顔色が変わりました。
ソフィアはそのまま商人に質問を始めました。
「証人、あなたは事件前日、被告人が複数の爆弾を購入したと証言しましたが、それは事実ですか?」
証人のおばちゃんは少し考え込んでから答えました。
「はい、カルナさんが当店で爆弾を複数個購入されたことを覚えています」
「その時、特に変わった様子はありませんでしたか?」
「いえ、特に変わった様子はありませんでした」
ソフィアは頷き、話を続けました。
「裁判長、この証言により、被告人が爆弾を購入した直接的な証拠が示されました。また、爆弾を設置した箇所が衝撃で崩れるように設計されていたことからも、その悪質さが認められます。したがって、被告人に対して禁固刑五年を求めます」
最後に、裁判長が被告人に発言を求めました。
「被告人、何か言いたいことはありますか?」
カルナは小さく頷き、震える声で答えました。
「私は……本当にやっていません。あの日、店で爆弾を購入したのは事実ですが、原告を傷つけるようなことはしていません」
続いて、カルナの弁護人が発言しました。
「確かに被告人が爆弾を購入したことはありますが、それを洞窟に運び、爆発させた証拠は存在しません。爆発させた動機も不明であり、従って被告人の無実を訴えます」
裁判長は一度目を閉じ、深く息を吐きました。そして、ゆっくりと口を開きました。
「両者、今回の発言に嘘偽りはありませんね?」
「無論です」
「はい……」
自信満々なソフィアに対して、力弱いカルナの言葉でした。
「では、真実を見極めます。『イリュージョン・オブ・バタフライ』」
ビーリスが背中から蝶の羽を出現させ、美しい羽を羽ばたかせ、その鱗粉をソフィアとカルナに振りかけました。
「では、『真実の鱗粉《トゥルース・パウダー》』原告側のソフィアさんに再度問います。あなたの発言に嘘偽りはありませんね?」
「ありません」
「分かりました。被告人カルナさんにも問います。あなたの発言に嘘偽りはありませんね?」
「は……う、い、は、い、いえ」
カルナの言葉は震えており、その抵抗も虚しく終わりました。
「真実を述べてください」
「わ、私はメルジーナ様の成績が下がったのは、アリア・ヴァレンティンのせいだと思い、爆弾を使いました。怪我をさせてメルジーナ様と離れ離れにしてやろうと思っていました。一緒に行動していたのは誤算でした。殺意はありませんでしたが、反省はしていません」
「それが真実ですね。原告アリアさん、被告人に何か伝えたいことはありますか?」
アリアは申し訳なさそうに言います。
「うーん、メルジーナちゃんの成績が下がったのが私のせいだったんだね。ごめんね」
ビーリスは再びカルナに発言権を与えました。
「そうよ! 全部あんたのせいよ! 最悪だわ! 裁判なんか起こして! 私が負けるはずはなかったのに! この田舎娘が!」
カルナは憤怒の表情で声を荒げます。
「やれやれ、貴族の娘ってのはどうやら自分の非を認めることができないようだね。自白していれば、こんな事態にはならなかったのに」
ソフィアの言葉にカルナはさらに激昂しました。
「私は貴族の娘よ! あんたが余計なことをしなければ、この田舎娘はとっくに処刑されていたのよ! 証拠隠滅しようにも、ずっとあんたたちが職員室に蔓延って、私が入る隙がなかったの!」
「本性を現したね。君は最初から勝ち目のない裁判だったんだよ。職員室に居座っていたのは、君が入れないようにするためだよ。少しは考えないのか? 何故、複数犯なのに君だけが提訴されているのか。何故、被害者であるメルジーナがこの場にいないのか。何故、殺人未遂で提訴されたのか。君には一生答えられない問いだろうけどね」
「くそやろーーーーっ!!! ぶっ殺してやるぅー!!! この性悪女ーーー! 『ダイヤモンドカッター』!」
カルナはダイヤモンドのように輝く物質を作り出し、それを刃の形に変えてソフィアに向けて放ちました。
「えいっ!」
アリアの拳がカルナの技を粉々に砕きました。
カルナの顔が真っ青になり、絶望の表情で「この……化け物……」と呟きました。
カルナの弁護人は顔を下に向け、見て見ぬふりをしています。
周りの人々は二人のやり取りを冷静に見守っていました。ビーリスは言い争いが終わったのを確認し、落ち着いた様子で話を続けます。
「この事件の判決は、後日下すことにします。被告人は判決が下るまでギルド警備隊の留置場に収容します。以上で本日の審理を終了します」
木槌が再び打たれ、法廷内の緊張が解かれました。カルナは手錠をかけられ、無言で法廷を後にしました。
ソフィアは爆破事件の翌日にアリアと共に、カルナに対して提訴を起こしていました。カイアス学園長は担当のスパイク先生に処分を任せると述べていましたが、提訴を起こしたことで裁判が行われることとなりました。
ソフィアが提訴に踏み切った理由は、貴族の娘であるカルナが他の貴族に虚偽の申告をし、アリアを犯人に仕立て上げようとしている可能性があったからです。ソフィアは、そのための証拠を集め、アリアが無実であることを示そうとしています。
提訴された側には直ちに連絡が行き、裁判の準備が進められました。そして、提訴から五日が経った今日、裁判が始まります。
この国では、ハンターや強盗、殺人などの重大な犯罪は国に訴状を提出し、受理されると国王が裁判長を務めます。しかし、今回の事件は学園内で発生したものであり、ソフィアたちが学園調和監査局に訴えた結果、裁判長はビーリス公爵が担当することとなりました。裁判官裁としてカイアス学園長が選ばれました。
原告席にはアリアとソフィアが座り、被告席にはカルナとその弁護人が座っています。カルナは腕を組み、余裕の表情を浮かべています。
裁判長であるビーリスが口を開きます。
「これより、被告人カルナ・マテリアに対する殺人未遂事件の審理を開始します」
ソフィアは立ち上がり、証拠書類を手に取りながら被告人カルナを鋭く見つめました。
「被告人は、課外授業の二日目に道具屋で購入した爆弾を洞窟に仕掛け、二人の生徒を殺害しようとした疑いがあります。私が現場から採取した指紋や爆弾の破片を調べたところ、被告人が購入した爆弾と同じ種類であることが判明しました。これらの証拠を写真とともに提出します」
ソフィアは証拠を一つずつ法廷に提示し、裁判長たちに説明を続けました。
「一枚目の写真は事件前日に設置されたと思われる爆弾の写真です。二枚目の写真はご覧の通り、被告人とその仲間が爆弾を持って洞窟に向かっている様子が映っています。また、現場で見つかった爆弾の破片に採取された指紋も、被告人のものと一致しています」
次に、被告人の弁護人が立ち上がり、冷静に反論を始めました。
「裁判長、この写真には疑問が残ります。被告人が購入したという証拠にはなりませんし、画像からは爆弾が設置された瞬間を確認することはできません。指紋についても、被告人のものではなく、捏造された可能性があると主張します」
ソフィアは証人として、爆弾を販売していた店員を呼びました。店員を見たカルナは、組んでいた腕を下ろし、顔色が変わりました。
ソフィアはそのまま商人に質問を始めました。
「証人、あなたは事件前日、被告人が複数の爆弾を購入したと証言しましたが、それは事実ですか?」
証人のおばちゃんは少し考え込んでから答えました。
「はい、カルナさんが当店で爆弾を複数個購入されたことを覚えています」
「その時、特に変わった様子はありませんでしたか?」
「いえ、特に変わった様子はありませんでした」
ソフィアは頷き、話を続けました。
「裁判長、この証言により、被告人が爆弾を購入した直接的な証拠が示されました。また、爆弾を設置した箇所が衝撃で崩れるように設計されていたことからも、その悪質さが認められます。したがって、被告人に対して禁固刑五年を求めます」
最後に、裁判長が被告人に発言を求めました。
「被告人、何か言いたいことはありますか?」
カルナは小さく頷き、震える声で答えました。
「私は……本当にやっていません。あの日、店で爆弾を購入したのは事実ですが、原告を傷つけるようなことはしていません」
続いて、カルナの弁護人が発言しました。
「確かに被告人が爆弾を購入したことはありますが、それを洞窟に運び、爆発させた証拠は存在しません。爆発させた動機も不明であり、従って被告人の無実を訴えます」
裁判長は一度目を閉じ、深く息を吐きました。そして、ゆっくりと口を開きました。
「両者、今回の発言に嘘偽りはありませんね?」
「無論です」
「はい……」
自信満々なソフィアに対して、力弱いカルナの言葉でした。
「では、真実を見極めます。『イリュージョン・オブ・バタフライ』」
ビーリスが背中から蝶の羽を出現させ、美しい羽を羽ばたかせ、その鱗粉をソフィアとカルナに振りかけました。
「では、『真実の鱗粉《トゥルース・パウダー》』原告側のソフィアさんに再度問います。あなたの発言に嘘偽りはありませんね?」
「ありません」
「分かりました。被告人カルナさんにも問います。あなたの発言に嘘偽りはありませんね?」
「は……う、い、は、い、いえ」
カルナの言葉は震えており、その抵抗も虚しく終わりました。
「真実を述べてください」
「わ、私はメルジーナ様の成績が下がったのは、アリア・ヴァレンティンのせいだと思い、爆弾を使いました。怪我をさせてメルジーナ様と離れ離れにしてやろうと思っていました。一緒に行動していたのは誤算でした。殺意はありませんでしたが、反省はしていません」
「それが真実ですね。原告アリアさん、被告人に何か伝えたいことはありますか?」
アリアは申し訳なさそうに言います。
「うーん、メルジーナちゃんの成績が下がったのが私のせいだったんだね。ごめんね」
ビーリスは再びカルナに発言権を与えました。
「そうよ! 全部あんたのせいよ! 最悪だわ! 裁判なんか起こして! 私が負けるはずはなかったのに! この田舎娘が!」
カルナは憤怒の表情で声を荒げます。
「やれやれ、貴族の娘ってのはどうやら自分の非を認めることができないようだね。自白していれば、こんな事態にはならなかったのに」
ソフィアの言葉にカルナはさらに激昂しました。
「私は貴族の娘よ! あんたが余計なことをしなければ、この田舎娘はとっくに処刑されていたのよ! 証拠隠滅しようにも、ずっとあんたたちが職員室に蔓延って、私が入る隙がなかったの!」
「本性を現したね。君は最初から勝ち目のない裁判だったんだよ。職員室に居座っていたのは、君が入れないようにするためだよ。少しは考えないのか? 何故、複数犯なのに君だけが提訴されているのか。何故、被害者であるメルジーナがこの場にいないのか。何故、殺人未遂で提訴されたのか。君には一生答えられない問いだろうけどね」
「くそやろーーーーっ!!! ぶっ殺してやるぅー!!! この性悪女ーーー! 『ダイヤモンドカッター』!」
カルナはダイヤモンドのように輝く物質を作り出し、それを刃の形に変えてソフィアに向けて放ちました。
「えいっ!」
アリアの拳がカルナの技を粉々に砕きました。
カルナの顔が真っ青になり、絶望の表情で「この……化け物……」と呟きました。
カルナの弁護人は顔を下に向け、見て見ぬふりをしています。
周りの人々は二人のやり取りを冷静に見守っていました。ビーリスは言い争いが終わったのを確認し、落ち着いた様子で話を続けます。
「この事件の判決は、後日下すことにします。被告人は判決が下るまでギルド警備隊の留置場に収容します。以上で本日の審理を終了します」
木槌が再び打たれ、法廷内の緊張が解かれました。カルナは手錠をかけられ、無言で法廷を後にしました。
0
お気に入りに追加
24
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
【取り下げ予定】愛されない妃ですので。
ごろごろみかん。
恋愛
王妃になんて、望んでなったわけではない。
国王夫妻のリュシアンとミレーゼの関係は冷えきっていた。
「僕はきみを愛していない」
はっきりそう告げた彼は、ミレーゼ以外の女性を抱き、愛を囁いた。
『お飾り王妃』の名を戴くミレーゼだが、ある日彼女は側妃たちの諍いに巻き込まれ、命を落としてしまう。
(ああ、私の人生ってなんだったんだろう──?)
そう思って人生に終止符を打ったミレーゼだったが、気がつくと結婚前に戻っていた。
しかも、別の人間になっている?
なぜか見知らぬ伯爵令嬢になってしまったミレーゼだが、彼女は決意する。新たな人生、今度はリュシアンに関わることなく、平凡で優しい幸せを掴もう、と。
*年齢制限を18→15に変更しました。
私の代わりが見つかったから契約破棄ですか……その代わりの人……私の勘が正しければ……結界詐欺師ですよ
Ryo-k
ファンタジー
「リリーナ! 貴様との契約を破棄する!」
結界魔術師リリーナにそう仰るのは、ライオネル・ウォルツ侯爵。
「彼女は結界魔術師1級を所持している。だから貴様はもう不要だ」
とシュナ・ファールと名乗る別の女性を部屋に呼んで宣言する。
リリーナは結界魔術師2級を所持している。
ライオネルの言葉が本当なら確かにすごいことだ。
……本当なら……ね。
※完結まで執筆済み
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
愛されなかった私が転生して公爵家のお父様に愛されました
上野佐栁
ファンタジー
前世では、愛されることなく死を迎える主人公。実の父親、皇帝陛下を殺害未遂の濡れ衣を着せられ死んでしまう。死を迎え、これで人生が終わりかと思ったら公爵家に転生をしてしまった主人公。前世で愛を知らずに育ったために人を信頼する事が出来なくなってしまい。しばらくは距離を置くが、だんだんと愛を受け入れるお話。
30年待たされた異世界転移
明之 想
ファンタジー
気づけば異世界にいた10歳のぼく。
「こちらの手違いかぁ。申し訳ないけど、さっさと帰ってもらわないといけないね」
こうして、ぼくの最初の異世界転移はあっけなく終わってしまった。
右も左も分からず、何かを成し遂げるわけでもなく……。
でも、2度目があると確信していたぼくは、日本でひたすら努力を続けた。
あの日見た夢の続きを信じて。
ただ、ただ、異世界での冒険を夢見て!!
くじけそうになっても努力を続け。
そうして、30年が経過。
ついに2度目の異世界冒険の機会がやってきた。
しかも、20歳も若返った姿で。
異世界と日本の2つの世界で、
20年前に戻った俺の新たな冒険が始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる