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6.モルバーン学園(二年生編)
6-21.プルサウンにて
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さっさと用事を済ませて早く帰りたいと考えるのは私だけではないらしく、全員が街を見て回ると言う事をしなかった。
会談の日時が3日後だと言うのに、寄り道をせず移動したせいか早々に首都に到着してしまう。
2日の間、観光する気にもなれず鍛錬でもして時間を潰そうかと思っていたら、私達の到着がプルサウンの役人の耳に入ったらしい。
その役人が訪ねて来て、何を話すのかと思えば皇帝リーシュナル様の話ばかりだった。
先日読んだ本の内容を朗読されているような気分だった。
その役人の長話が終わると、続いて偉そうな人物が挨拶してくる。
「私は序列48位第二サークルのグショネンである」
「第二サークル?」
「なんだそんな事も知らぬのか。我々の組織は───」
プルサウンの組織は序列が決まっており、その第一サークルは序列1位から24位、第二サークルは25位から48位までとなっていて、それが第十サークルまで続くらしい。
尚、皇族は別格扱いでその中に入らず、皇族内で序列を持つそうだ。
「多少は外交相手について勉強するほうがいいですぞ」
「そんな事か、興味はないね、帰る前に忘れそうだ」
「これだから子供は・・・」
「何か言ったか?」
「気にしないでくれたまえ。それよりもこちらの要求を先に伝えておく」
グショネンは対ソルレーン向けの軍備支援、および、ベマオスからの撤退と返還を求めてきた。
軍備支援はソルレーンに対抗するのに必要だというのだが、我らの軍が侵入するのは拒否するというのだろう。
ベマオスに至っては、その土地がそもそもプルサウンの土地である上、自然を保護する為、勝手な開拓を許さないと主張した。
「ベマオスはバーランドの領地であるのは明らかだ。そもそもそちらから侵入する方法がないのではないか」
「いえいえ、この本を見れば分かる事ですが、あの土地ならずすべての土地は皇帝リーシュナル様の物なのですよ」
そっと出された本は先日、宿屋で見た本だった。
そういう物を持ち歩いてる時点で尋常ではない恐ろしさがある。
いわゆる、狂信者と言う奴だろうか?
「そんな証拠は何処にも無い、少なくとも足跡の一つすらないぞ。せめて石碑の一つでも残しておくべきだったな。それよりもこちらの要求を伝えておく。それは───」
こちらの要求は関税や滞在期間の免除、ドラゴンを使った上空飛行、領土上空通過、領土内着陸の無条件許可と並べ立てた。
その要求に対してグショネンは眉間に皺をよせ、まるで聞かなかったかのように話を自国の要求の話に戻した。
「ベマオスについては、ラミレス行きの通路の閉鎖で妥協する事も出来ます。それに、我々の要求を呑んで頂ければ貴女には別格の対応をしてあげましょう、ほら、彼らを呼んできなさい」
グショネンは役人に指示して少しすると私の年齢に近い男子が4名程並んだ。
年下の甘えん坊タイプ、元気な同い年、知的な年上、まるで女子みたいな同い年。
「この中からすきな者を夜伽の相手に、もしくは全員でもいいですぞ」
「何を言っているのわからん」
「はっきり言った方が良いですかな?では改めて言いましょう。この者達を男娼として囲って良いと言っておるのですよ。ほら、お前ら挨拶するんだ」
「カロリーナさまぁ、僕を選んでくれると嬉しいなっ」
「カロリーナ、俺を選べよ」
「カロリーナ君、私を選ぶべきだ」
「カロリーナちゃん、あたし、頑張るからっ」
改めて言われても理解ができなかた。
それぞれ顔立ちが良いのは分かる、いわゆる美少年たちだ。
だが、私がそんな者達になびかないのは前世のお陰だろう。
「はっきりいって不要だ。特にお前、一国の女王の名前を気軽く呼び捨てにするな」
「おやおや、お気に召しませんか。男娼とはいきませんが、皇族の中から年頃の者を婿として送る事はできますぞ」
「知っての通り、私の婚約者は一人だ。それ以上の男関係は必要はない。
「ですが、嫁ぐ事で女王の座を失い、それで良いのでしょうか?いいえ、よくないでしょう」
「それでいいんだよ!話がそれだけなら帰れ!!!」
「短絡的になるほあ長としてどうかとおもいますが・・・。仕方ありませんな、最終手段になりますが皇帝リーシュナル様の嫁になる事を許可しましょう、交渉は直接会ってからして頂く事になりますが、これは光栄な事ですぞ」
「いい加減にしろ、それ以上くだらないはないをするのであれば斬る」
「頑固でございますな、せめて宿を移って頂けますでしょうか。来賓をこんな安宿に泊めたとあってはこちらの威信に関わりますので」
それから一言、二言、愚痴を残して去っていった。
4人の男娼を残していったが、当然、追い出した。
*
「・・・疲れた」
「お疲れ様です、カロリーナ様」
「フラヴィアはあの誰かに惹かれたりするのか?」
「そうですね、しいて言えばカロリーナ様のような純粋な娘であれば私の好みでしたが」
「純粋って、私はそこまで純潔でもないぞ」
「あら、オルドリッジ様とはかなり進んでるのですね」
「・・・そうでもないが・・・」
「どっちですの?」
会談の日時が3日後だと言うのに、寄り道をせず移動したせいか早々に首都に到着してしまう。
2日の間、観光する気にもなれず鍛錬でもして時間を潰そうかと思っていたら、私達の到着がプルサウンの役人の耳に入ったらしい。
その役人が訪ねて来て、何を話すのかと思えば皇帝リーシュナル様の話ばかりだった。
先日読んだ本の内容を朗読されているような気分だった。
その役人の長話が終わると、続いて偉そうな人物が挨拶してくる。
「私は序列48位第二サークルのグショネンである」
「第二サークル?」
「なんだそんな事も知らぬのか。我々の組織は───」
プルサウンの組織は序列が決まっており、その第一サークルは序列1位から24位、第二サークルは25位から48位までとなっていて、それが第十サークルまで続くらしい。
尚、皇族は別格扱いでその中に入らず、皇族内で序列を持つそうだ。
「多少は外交相手について勉強するほうがいいですぞ」
「そんな事か、興味はないね、帰る前に忘れそうだ」
「これだから子供は・・・」
「何か言ったか?」
「気にしないでくれたまえ。それよりもこちらの要求を先に伝えておく」
グショネンは対ソルレーン向けの軍備支援、および、ベマオスからの撤退と返還を求めてきた。
軍備支援はソルレーンに対抗するのに必要だというのだが、我らの軍が侵入するのは拒否するというのだろう。
ベマオスに至っては、その土地がそもそもプルサウンの土地である上、自然を保護する為、勝手な開拓を許さないと主張した。
「ベマオスはバーランドの領地であるのは明らかだ。そもそもそちらから侵入する方法がないのではないか」
「いえいえ、この本を見れば分かる事ですが、あの土地ならずすべての土地は皇帝リーシュナル様の物なのですよ」
そっと出された本は先日、宿屋で見た本だった。
そういう物を持ち歩いてる時点で尋常ではない恐ろしさがある。
いわゆる、狂信者と言う奴だろうか?
「そんな証拠は何処にも無い、少なくとも足跡の一つすらないぞ。せめて石碑の一つでも残しておくべきだったな。それよりもこちらの要求を伝えておく。それは───」
こちらの要求は関税や滞在期間の免除、ドラゴンを使った上空飛行、領土上空通過、領土内着陸の無条件許可と並べ立てた。
その要求に対してグショネンは眉間に皺をよせ、まるで聞かなかったかのように話を自国の要求の話に戻した。
「ベマオスについては、ラミレス行きの通路の閉鎖で妥協する事も出来ます。それに、我々の要求を呑んで頂ければ貴女には別格の対応をしてあげましょう、ほら、彼らを呼んできなさい」
グショネンは役人に指示して少しすると私の年齢に近い男子が4名程並んだ。
年下の甘えん坊タイプ、元気な同い年、知的な年上、まるで女子みたいな同い年。
「この中からすきな者を夜伽の相手に、もしくは全員でもいいですぞ」
「何を言っているのわからん」
「はっきり言った方が良いですかな?では改めて言いましょう。この者達を男娼として囲って良いと言っておるのですよ。ほら、お前ら挨拶するんだ」
「カロリーナさまぁ、僕を選んでくれると嬉しいなっ」
「カロリーナ、俺を選べよ」
「カロリーナ君、私を選ぶべきだ」
「カロリーナちゃん、あたし、頑張るからっ」
改めて言われても理解ができなかた。
それぞれ顔立ちが良いのは分かる、いわゆる美少年たちだ。
だが、私がそんな者達になびかないのは前世のお陰だろう。
「はっきりいって不要だ。特にお前、一国の女王の名前を気軽く呼び捨てにするな」
「おやおや、お気に召しませんか。男娼とはいきませんが、皇族の中から年頃の者を婿として送る事はできますぞ」
「知っての通り、私の婚約者は一人だ。それ以上の男関係は必要はない。
「ですが、嫁ぐ事で女王の座を失い、それで良いのでしょうか?いいえ、よくないでしょう」
「それでいいんだよ!話がそれだけなら帰れ!!!」
「短絡的になるほあ長としてどうかとおもいますが・・・。仕方ありませんな、最終手段になりますが皇帝リーシュナル様の嫁になる事を許可しましょう、交渉は直接会ってからして頂く事になりますが、これは光栄な事ですぞ」
「いい加減にしろ、それ以上くだらないはないをするのであれば斬る」
「頑固でございますな、せめて宿を移って頂けますでしょうか。来賓をこんな安宿に泊めたとあってはこちらの威信に関わりますので」
それから一言、二言、愚痴を残して去っていった。
4人の男娼を残していったが、当然、追い出した。
*
「・・・疲れた」
「お疲れ様です、カロリーナ様」
「フラヴィアはあの誰かに惹かれたりするのか?」
「そうですね、しいて言えばカロリーナ様のような純粋な娘であれば私の好みでしたが」
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「あら、オルドリッジ様とはかなり進んでるのですね」
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