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6.モルバーン学園(二年生編)
6-13.
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トンネルが一般に開放されるには二カ月の期間を必要とした。
照明の為に発光性の高い特殊なクリスタルを一定間隔に配置し、足元を平らにする為に速硬性のある粘土を塗り地盤を固めた。
大型多足草食獣に人が乗って通れるサイズだけあって、トンネル自体が大きく、照明設置でも足場を作らないと出来ない為、かなり難航する事となった。
さらに、そのトンネルに至る道の整備も急ピッチに進められ、一大事業の様相となっている。
マンパワー的には周辺の領主を説得して、職人を派遣してもらったので作業自体は順調に進んでいた。
問題は発光性のクリスタル不足だ、
その発掘現場は迷宮やダンジョンと言った所で、それを集める為に全土に対して募集をかけた。
その為、ダンジョンや迷宮内のキャンプは大繁盛となっているらしい。
尚、学園内にある廃墟ダンジョンにはキャンプがない為、その採掘に適していないのが残念だ。
そういう意味で廃墟ダンジョンみたいな存在は勿体ないと言わざるを得ない。
永続的なセーフティーエリアが作られる仕組みというのは、未だ解明されてないのが悔やまれる。
そんなある日、廃墟ダンジョンに興味を持った学者が調査したいと学園を訪れていた。
「お初にお目にかかります陛下。第三研究所所長のアルフィーノです」
「ああ、よろしく頼む」
第三研究所はダンジョンや迷宮、および、そこに住む魔物を研究する傍らで、冒険に役に立つ魔導具を開発する研究所だ。
分厚い眼鏡で表情が見えにくいが、白衣を着て痩せているのはいかにも研究員っぽい感じだ。
そのアルフィーの持論の語りがしばらく続く。
端的に言えば、ダンジョン内のセーフティーエリアというのは、モンスターパラダイスの形成が度重なる必要があるらしい。
しかし、廃墟ダンジョンはモンスターパラダイスが発生しないという問題の焦点となる。
ここが解明されていないというポイントなのだが、所長の仮説ではダンジョン内で死人が出ていないのが原因ではないかと言う。
とはいえ、昔から生徒しか入ってない上に、その際は安全に考慮していただけあって死人が出ないのは当然の事だ。
仮に死んだとしても、ちゃんと死体を回収していただろう。
なんせ、ここの生徒は全員貴族なのだから。
「そこで、死体をダンジョンに捧げる許可を頂きたいのです」
「そんな都合よく死体は転がっていないだろ」
「いいえ、ありますよ。我が国周辺では最近、大量の死人が出ましたからね」
「ああ・・・あれか」
それは、以前から問題になっていた話だった。
海戦時、敵だけでおよそ100隻が沈んで殆どが亡くなっている。
フリゲート艦の乗員はだいたい400名を超えるというから、それこそ4万人以上が亡くなっているのだ。
尚、戦列艦は一隻あたり900名を超えるので、三隻沈んだこちらの被害も決して少なくはない。
その4万もの死体が海を漂い、早々に岸に打ち上げられたのはまだ原型を留めていたが、半年たった今、打ち上げられるのは骨だけとなっている。
侵略者の為に作る墓地はないと言いたいが、そうなると行き場のない死体が問題となる。
非人道的という者がいるかもしれんが、それでセーフティーエリアが生成されるのなら、ダンジョンの近くに慰霊碑でも作ってやっても良いと思った。
どのみち、4万体もの死体を埋める場所は見つかりっこないのだから。
そして、実験は即座に行われた。
最近、岸に打ち上げられた骨を幾つかダンジョン内に放置してみた。
少し長めの時間経過し、諦めそうになった頃に地面に溶けるように消えた。
その現象に可能性を感じて、骨を次々運び込ませた。
山盛りに積み上げた骨は翌日には消えていた。
問題は、そこからモンスターパラダイスが発生するかだ。
研究者は引き続き骨を運び入れてもらい、生徒会の主要メンバーでダンジョン攻略を行う事になった。
参加メンバーは次の通り。
会長、ブレイク・アバークロンビー、魔法剣士 三年生。
会計、ウェンディ・ダーズリー、剣士、三年生。
書記、サーシャ・ホップカーク、メイジ、三年生。
庶務、リリー・サンチェス及びエリー・サンチェス、剣士、二年生。
そして、副会長の私だ。
*
「いいか、あっちのダンジョンと違って死んでも復活しないからな」
「分かってますよぉ、カロリーナちゃんは心配性だなぁ、お姉さんに任せなさーい!」
「ウェンディ?油断しちゃあ、だめよ?」
「サーシャの方がおっとりしすぎて、油断してそうだけどな」
「ブレイクは辛辣なのだわ」
「ブレイクは好きな子に意地悪なだけね」
「ち、ちげえよっ!」
こんなメンバーで大丈夫だろうか。
照明の為に発光性の高い特殊なクリスタルを一定間隔に配置し、足元を平らにする為に速硬性のある粘土を塗り地盤を固めた。
大型多足草食獣に人が乗って通れるサイズだけあって、トンネル自体が大きく、照明設置でも足場を作らないと出来ない為、かなり難航する事となった。
さらに、そのトンネルに至る道の整備も急ピッチに進められ、一大事業の様相となっている。
マンパワー的には周辺の領主を説得して、職人を派遣してもらったので作業自体は順調に進んでいた。
問題は発光性のクリスタル不足だ、
その発掘現場は迷宮やダンジョンと言った所で、それを集める為に全土に対して募集をかけた。
その為、ダンジョンや迷宮内のキャンプは大繁盛となっているらしい。
尚、学園内にある廃墟ダンジョンにはキャンプがない為、その採掘に適していないのが残念だ。
そういう意味で廃墟ダンジョンみたいな存在は勿体ないと言わざるを得ない。
永続的なセーフティーエリアが作られる仕組みというのは、未だ解明されてないのが悔やまれる。
そんなある日、廃墟ダンジョンに興味を持った学者が調査したいと学園を訪れていた。
「お初にお目にかかります陛下。第三研究所所長のアルフィーノです」
「ああ、よろしく頼む」
第三研究所はダンジョンや迷宮、および、そこに住む魔物を研究する傍らで、冒険に役に立つ魔導具を開発する研究所だ。
分厚い眼鏡で表情が見えにくいが、白衣を着て痩せているのはいかにも研究員っぽい感じだ。
そのアルフィーの持論の語りがしばらく続く。
端的に言えば、ダンジョン内のセーフティーエリアというのは、モンスターパラダイスの形成が度重なる必要があるらしい。
しかし、廃墟ダンジョンはモンスターパラダイスが発生しないという問題の焦点となる。
ここが解明されていないというポイントなのだが、所長の仮説ではダンジョン内で死人が出ていないのが原因ではないかと言う。
とはいえ、昔から生徒しか入ってない上に、その際は安全に考慮していただけあって死人が出ないのは当然の事だ。
仮に死んだとしても、ちゃんと死体を回収していただろう。
なんせ、ここの生徒は全員貴族なのだから。
「そこで、死体をダンジョンに捧げる許可を頂きたいのです」
「そんな都合よく死体は転がっていないだろ」
「いいえ、ありますよ。我が国周辺では最近、大量の死人が出ましたからね」
「ああ・・・あれか」
それは、以前から問題になっていた話だった。
海戦時、敵だけでおよそ100隻が沈んで殆どが亡くなっている。
フリゲート艦の乗員はだいたい400名を超えるというから、それこそ4万人以上が亡くなっているのだ。
尚、戦列艦は一隻あたり900名を超えるので、三隻沈んだこちらの被害も決して少なくはない。
その4万もの死体が海を漂い、早々に岸に打ち上げられたのはまだ原型を留めていたが、半年たった今、打ち上げられるのは骨だけとなっている。
侵略者の為に作る墓地はないと言いたいが、そうなると行き場のない死体が問題となる。
非人道的という者がいるかもしれんが、それでセーフティーエリアが生成されるのなら、ダンジョンの近くに慰霊碑でも作ってやっても良いと思った。
どのみち、4万体もの死体を埋める場所は見つかりっこないのだから。
そして、実験は即座に行われた。
最近、岸に打ち上げられた骨を幾つかダンジョン内に放置してみた。
少し長めの時間経過し、諦めそうになった頃に地面に溶けるように消えた。
その現象に可能性を感じて、骨を次々運び込ませた。
山盛りに積み上げた骨は翌日には消えていた。
問題は、そこからモンスターパラダイスが発生するかだ。
研究者は引き続き骨を運び入れてもらい、生徒会の主要メンバーでダンジョン攻略を行う事になった。
参加メンバーは次の通り。
会長、ブレイク・アバークロンビー、魔法剣士 三年生。
会計、ウェンディ・ダーズリー、剣士、三年生。
書記、サーシャ・ホップカーク、メイジ、三年生。
庶務、リリー・サンチェス及びエリー・サンチェス、剣士、二年生。
そして、副会長の私だ。
*
「いいか、あっちのダンジョンと違って死んでも復活しないからな」
「分かってますよぉ、カロリーナちゃんは心配性だなぁ、お姉さんに任せなさーい!」
「ウェンディ?油断しちゃあ、だめよ?」
「サーシャの方がおっとりしすぎて、油断してそうだけどな」
「ブレイクは辛辣なのだわ」
「ブレイクは好きな子に意地悪なだけね」
「ち、ちげえよっ!」
こんなメンバーで大丈夫だろうか。
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