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5.モルバーン学園(一年生編)
5-78.バーランド近海にて
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空高く上昇してからの、急降下。
聖女を上空に残し、尻尾と俺は船団に向かった。
聖女が尻尾を触ってて、特に何も感じなかったのは、もう堅くなったと思ったからだ。
それならば尻尾で体当たりでの攻撃をしても問題ないと思った訳だ。
精神体である今なら、俺ごと突撃しても問題ないのが最大のメリットだ。
「いくぞおおおお!」
気合を入れて叫んだところで、聖女くらいにしか聞こえないのだろうが、それも離れて結局誰も聞いていない状況。
それでも、突撃する時の礼儀みたいなものなのだから、必要な事だった。
目標はマストだけだ───
船を破壊する必要はない、半数も航行不能に出来れば良いだろう。
速度を上げて船の前方からマストに突撃してなぎ倒す。
思った通り、俺は痛くも痒くもない。
次々とマストを破壊していても船員は動揺するだけで、何もできない。
こんな攻撃方法は想定外なのだろう。
俺だって想像できなかったさ。
凡そ半分を潰した所で聖女を受け止めた。
船団の上空で船団を見下ろしてると、聖女が大喜びする。
「あはははは、いい気味!いい気味だわ!アレシフェルンの人達なんて皆死ねばいいのよ!あははははは!」
何か開けてはいけない扉を開けたような気分だ。
奴隷のような扱いをされれば、仕方がない事ではある。
「ねぇ・・・えっと」
「カロリーナだ」
「カロリーナ君、残りも同じ様に出来ない?いっそ、沈没すればいいのに」
本体と合流されると面倒かもしれない、沈没させるのはやり過ぎだが、それくらいは良いだろうと思って、残りのマストも破壊した。
この後、彼らに待ち受ける悲劇なんてものにはこの時、知る由も無かった。
一仕事終えて、聖女もご機嫌になった。
「そうだ、名前を聞いておこうか」
「名前なんてないよ、聖女って呼ばれてるくらい」
「酷い話だな、好きな名前名乗るか?それとも俺が名づけしようか?」
「お願い!なんでもいいよ!」
「うーん・・・じゃあランでどうだ、可愛くて綺麗な花の名前だが」
「ありがとう!ラン・・・いい名前」
そんな話をしていると、味方の旗艦の上空に到着した。
船員が俺の尻尾に気付き、敵ではないと認識してくれる。
その上で、乗ってる女の子に対して、誰だろうかと疑問符を浮かべるのは当然の事。
俺は尻尾と聖女を甲板に残し、体に戻って出迎える事にした。
小さくなった尻尾と共に本体に戻る。
俺の尻尾の有用性をオルドリッジ様に言えば、どれだけ喜ばれるだろうかと考えながら、体と重なるようにして融合した。
その瞬間、全身が打撲したかのような激痛が走る!
「うわああああああ!!!」
つまりは精神体だったから何も感じなかっただけで、俺の尻尾はまだまだ堅くなって成熟した訳ではないという事だ。
その声を聞きつけたのはオルドリッジ様と娘。
「どうした!大丈夫か!」
「カロリーナ様!何があったのですか!」
「フランチェスカさん、すまないが回復術をかけてくれないか、全身が痛い」
「わかりました」
「オルドリッジ様は、甲板に来たばかりの少女をここに呼んでくれるか、俺の名前を使ってくれ」
「分かった、大丈夫なんだな」
「当たり前だろ」
回復術で癒されていると全快した頃にランが部屋に入って来た。
オルドリッジ様は訳が分からないような顔をし、ランは部屋の中をキョロキョロと何かを探している様子だった。
「カロリーナ、この子は一体」
「その子の名前はラン、敵の旗艦で保護した聖女だ」
「あの防御術をつかった方が、え?どうしてここに?」
「ちょっと精神体になって偵察に行ったついでに連れてきた。ああ、そうだ敵の本体じゃない方の船団のマストを全部折っといたから、航行不能になってると思うぞ」
「・・・お前、えげつない事をするな」
「どうしてだ?」
「漂流した船員の末路ってどうなると思う?」
「どうって・・・適当な島に上陸するんじゃないのか?」
「運よく陸地が見つかればいいけどな、海で漂流した場合、水が尽きて食料が尽きて、最終的には餓死する」
「おお、それはヤバイな、ま、まぁ遅れて来る本隊に拾われるだろう・・・多分」
そんな状況でランは一人、茫然と俺を見つめていた。
俺の顔に何かついているのかと思ったがどうやらそうでもないらしい。
「ラン、どうかしたか?」
「あなたがカロリーナく・・・・さん?」
「そうだ」
「かわいいいいい!!」
そう言って抱き着いて来たのだが、その言動に目くじらを立てたのは娘だった。
「ランさん、カロリーナ様とお呼びください、ラミレス王国の陛下の婚約者で、バーランド王国の公爵令嬢ですよ」
「あ、ごめんなさい、私、こんな汚い恰好なのに抱き着いちゃって・・・あれ?」
抱き着いて俺に触れた所だけランの服の汚れがとれていた。
ボロいながらも洗ったような見た目になっている。
俺の服の清浄機能が働いたのだろう。
その事に全員が驚いている事に、俺も驚いた。
「それに、ランさんの顔も綺麗になってます、どういう魔法ですか」
「そう言う服なんだよ。ラン、ちゃんと、顔をこの服で拭いてみろ」
「いいの?」
「かまわん、水で洗うよりも綺麗になるぞ」
スカートの裾を持ち上げ、顔を拭くと本当に綺麗になった。
服と首輪さえどうにかすれば、そこそこ見栄えは良くなるだろう。
*
「ところで、あっちでは奴隷だったのか」
「はい、奴隷でした。その、私、こちらでも奴隷になるのでしょうか」
「それはないだろ?カロリーナ」
「ああ、当然だ。最低でも平民として暮らしていける様にするさ」
「私、軍属でも大丈夫です、船を守ったりできますから!」
「それは頼もしいな、平民よりも良い待遇は保障できる、問題はどちらの国の所属になるかだな」
「あの、できたら、カロリーナちゃ・・・様と同じ国がいいです!軍属でないのでしたら、カロリーナ様の身の回りの世話をさせてもらえれば・・・」
「だったら、付き人として学園の寮に住むか、二年後はラミレス王国に行く事になるがそれでいいか?あくまで予定と言う事になるが」
「はい!」
聖女を上空に残し、尻尾と俺は船団に向かった。
聖女が尻尾を触ってて、特に何も感じなかったのは、もう堅くなったと思ったからだ。
それならば尻尾で体当たりでの攻撃をしても問題ないと思った訳だ。
精神体である今なら、俺ごと突撃しても問題ないのが最大のメリットだ。
「いくぞおおおお!」
気合を入れて叫んだところで、聖女くらいにしか聞こえないのだろうが、それも離れて結局誰も聞いていない状況。
それでも、突撃する時の礼儀みたいなものなのだから、必要な事だった。
目標はマストだけだ───
船を破壊する必要はない、半数も航行不能に出来れば良いだろう。
速度を上げて船の前方からマストに突撃してなぎ倒す。
思った通り、俺は痛くも痒くもない。
次々とマストを破壊していても船員は動揺するだけで、何もできない。
こんな攻撃方法は想定外なのだろう。
俺だって想像できなかったさ。
凡そ半分を潰した所で聖女を受け止めた。
船団の上空で船団を見下ろしてると、聖女が大喜びする。
「あはははは、いい気味!いい気味だわ!アレシフェルンの人達なんて皆死ねばいいのよ!あははははは!」
何か開けてはいけない扉を開けたような気分だ。
奴隷のような扱いをされれば、仕方がない事ではある。
「ねぇ・・・えっと」
「カロリーナだ」
「カロリーナ君、残りも同じ様に出来ない?いっそ、沈没すればいいのに」
本体と合流されると面倒かもしれない、沈没させるのはやり過ぎだが、それくらいは良いだろうと思って、残りのマストも破壊した。
この後、彼らに待ち受ける悲劇なんてものにはこの時、知る由も無かった。
一仕事終えて、聖女もご機嫌になった。
「そうだ、名前を聞いておこうか」
「名前なんてないよ、聖女って呼ばれてるくらい」
「酷い話だな、好きな名前名乗るか?それとも俺が名づけしようか?」
「お願い!なんでもいいよ!」
「うーん・・・じゃあランでどうだ、可愛くて綺麗な花の名前だが」
「ありがとう!ラン・・・いい名前」
そんな話をしていると、味方の旗艦の上空に到着した。
船員が俺の尻尾に気付き、敵ではないと認識してくれる。
その上で、乗ってる女の子に対して、誰だろうかと疑問符を浮かべるのは当然の事。
俺は尻尾と聖女を甲板に残し、体に戻って出迎える事にした。
小さくなった尻尾と共に本体に戻る。
俺の尻尾の有用性をオルドリッジ様に言えば、どれだけ喜ばれるだろうかと考えながら、体と重なるようにして融合した。
その瞬間、全身が打撲したかのような激痛が走る!
「うわああああああ!!!」
つまりは精神体だったから何も感じなかっただけで、俺の尻尾はまだまだ堅くなって成熟した訳ではないという事だ。
その声を聞きつけたのはオルドリッジ様と娘。
「どうした!大丈夫か!」
「カロリーナ様!何があったのですか!」
「フランチェスカさん、すまないが回復術をかけてくれないか、全身が痛い」
「わかりました」
「オルドリッジ様は、甲板に来たばかりの少女をここに呼んでくれるか、俺の名前を使ってくれ」
「分かった、大丈夫なんだな」
「当たり前だろ」
回復術で癒されていると全快した頃にランが部屋に入って来た。
オルドリッジ様は訳が分からないような顔をし、ランは部屋の中をキョロキョロと何かを探している様子だった。
「カロリーナ、この子は一体」
「その子の名前はラン、敵の旗艦で保護した聖女だ」
「あの防御術をつかった方が、え?どうしてここに?」
「ちょっと精神体になって偵察に行ったついでに連れてきた。ああ、そうだ敵の本体じゃない方の船団のマストを全部折っといたから、航行不能になってると思うぞ」
「・・・お前、えげつない事をするな」
「どうしてだ?」
「漂流した船員の末路ってどうなると思う?」
「どうって・・・適当な島に上陸するんじゃないのか?」
「運よく陸地が見つかればいいけどな、海で漂流した場合、水が尽きて食料が尽きて、最終的には餓死する」
「おお、それはヤバイな、ま、まぁ遅れて来る本隊に拾われるだろう・・・多分」
そんな状況でランは一人、茫然と俺を見つめていた。
俺の顔に何かついているのかと思ったがどうやらそうでもないらしい。
「ラン、どうかしたか?」
「あなたがカロリーナく・・・・さん?」
「そうだ」
「かわいいいいい!!」
そう言って抱き着いて来たのだが、その言動に目くじらを立てたのは娘だった。
「ランさん、カロリーナ様とお呼びください、ラミレス王国の陛下の婚約者で、バーランド王国の公爵令嬢ですよ」
「あ、ごめんなさい、私、こんな汚い恰好なのに抱き着いちゃって・・・あれ?」
抱き着いて俺に触れた所だけランの服の汚れがとれていた。
ボロいながらも洗ったような見た目になっている。
俺の服の清浄機能が働いたのだろう。
その事に全員が驚いている事に、俺も驚いた。
「それに、ランさんの顔も綺麗になってます、どういう魔法ですか」
「そう言う服なんだよ。ラン、ちゃんと、顔をこの服で拭いてみろ」
「いいの?」
「かまわん、水で洗うよりも綺麗になるぞ」
スカートの裾を持ち上げ、顔を拭くと本当に綺麗になった。
服と首輪さえどうにかすれば、そこそこ見栄えは良くなるだろう。
*
「ところで、あっちでは奴隷だったのか」
「はい、奴隷でした。その、私、こちらでも奴隷になるのでしょうか」
「それはないだろ?カロリーナ」
「ああ、当然だ。最低でも平民として暮らしていける様にするさ」
「私、軍属でも大丈夫です、船を守ったりできますから!」
「それは頼もしいな、平民よりも良い待遇は保障できる、問題はどちらの国の所属になるかだな」
「あの、できたら、カロリーナちゃ・・・様と同じ国がいいです!軍属でないのでしたら、カロリーナ様の身の回りの世話をさせてもらえれば・・・」
「だったら、付き人として学園の寮に住むか、二年後はラミレス王国に行く事になるがそれでいいか?あくまで予定と言う事になるが」
「はい!」
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