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5.モルバーン学園(一年生編)
5-36.ラミレス王国王都にて
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お茶会と言う名のイジメ集会。
ずらりと並んだ令嬢の中に、ひときわ煌びやかな令嬢が鋭い眼つきで俺を睨む。
俺はどうしてこんなところに来てしまったのかと後悔してしまう。
すぐにイヴァ・アーデンとはまた違ったタイプの嫌な奴だという事がわかった。
「遥々田舎からよく来られましたね。一先ずは歓迎いたしますわ、カロリーナとやら」
「それはどうも、お誘い頂き、感謝致します」
「ところで、そのドレスはそちらの国の流行なのかしら?随分やぼったく見えますが」
「そうではありませんが、私の様に貧相な体でも多少見栄えよく見える様に作って頂いた物です」
「あらあらあらあら、宝石の一つも散りばめれないドレスがオーダーメイドとはどれだけ遅れてるのかしらね。もっと良い職人が育てばかの国も多少は繁栄するかもしれませんわ」
それはまるでこちらの服飾が優れているかの様な言い草だった。
そもそも、俺は必要としていなかったし、それこそドレスじゃない方が良いとまで思っている。
スーツなんて前世でも柄ではなかったが、いっそその方が楽だと思う程だ。
そこで張り合う必要はないのだが、頂き物を貶されて黙ってられる程、俺の心は広く無かった。
「なるほど、ラミレス王国の令嬢たちは宝石をちりばめないと、映えない人物が多いという事なのでしょうね。その土地にはその土地の流行りと言うのがあると言いますね、成程、こちらの国の令嬢はそうでもしないと・・・という訳ですね」
「なんですって!」
紅茶の入っていたカップを床にたたきつけた。
そのしぶきが俺にまで飛んでくるのだが、もっと被害を受けるのはその当人、フローレンス・フェレーラ、公爵令嬢で貴族の中で一番の権力者らしい。
奇しくも両国トップクラスの公爵令嬢対決がここに始まったのだった。
とはいえ、中身が大人の俺は本気でやり合うつもりなんて毛頭ないんだぞ。
「大丈夫ですか?ドレスにシミが付いてしまいますよ」
「それは貴女も同じでしょう、こちらで洗って行けば良いわ、その間メイドの服なら貸してあげますわよ」
「それには及びません、このドレス、防水加工がしっかりしていますので、フローレンス様こそお急ぎになられた方が良いのではありませんか?」
「はっ、この程度のドレス、シミが取れなくなれば捨てるまでですわ」
「これだから成金は・・・。陛下が資金繰りで悩んでいるというのに公爵令嬢が率先して浪費を始める、嘆かわしい話です」
「浪費と言いますが、貴女のドレスだってすぐに成長して着れなくなるのではなくて?それこそ浪費というものですわ」
「最低限のパーティードレスのどこが浪費なのでしょう?」
「貴女自身にドレスを作ること自体が生地の浪費だと言っているのよ」
「はぁ、ではその苦情は陛下に申し付けください、これは陛下が選び、オーダーして頂いたドレスですので」
「まぁ!!」
「そのドレスを宝石が付いていないからと蔑んだ事は陛下にお伝えしておきます。宝石なんかより高価なアクセサリーを着けていますので、ドレスに宝石を着ける必要性は感じませんけどね」
「宝石なんかより高価ですって?」
「ええ、例えばこの指輪、ヘイトリングは魔物を引寄せ・・・ああ、あなた方が魔物だったのですか。王国に蔓延る魔物がこーんなに」
「失礼ね!」
「成程成程、陛下がバーランド王国に嫁を探しに来たのも納得ができます、魔物相手では陛下もその気にならないのでしょう」
「いいわよ、その挑発、受けて立ちます!決闘よ!」
手袋をぺしっと投げつけられ、唖然とした。
この令嬢が戦うのか───
そう思うと哀れで仕方がない。
「それで決闘のルールは何かな、あと勝者は何を得るのですか」
「そうね、剣で勝負を決めましょう。勝った方が王妃の座に座る、勿論逃げないわよね」
「は?王妃の座に誰が座るかなんて、貴女や私が決めれるとでも思っているとはどれだけ常識がないのかしら、とんだ越権行為ですよ。公爵令嬢ともあろうお方がこの程度の知識で王妃になりたい?笑わせようとするのでしたら、もう少しお知的な話にしてただけます?」
「い・・・わせて・・・おけば・・・いいでしょう、ではこれまでの侮辱を謝罪しなさい、それで許してあげますわ!」
「侮辱とは何の事でしょうか、事実を陳列したに過ぎませんよ。それを曲解して侮辱だととらえるのは勝手ですが、私は嘘は申し上げておりませんから、謝罪はしても撤回はできませんよ」
「もういいですわ!それで、決闘は今すぐしますよ、代理を建てるのは自由って事で、1時間以内に誰が戦うか決めなさい!」
1時間以内とか無茶を言う。
ところが戦うのが俺なのだから問題は無い、久しぶりに体を動かせるとなると楽しみでわくわくしていた。
「では、私が「私が戦うのだわ」
唐突にリリーが割り込んできた。
「リリー、何を勝手に」
「護衛役としての本分を果たすの。任せるのだわ」
「サンチェス家の懐刀を使うなんて卑怯ですわ!」
「リリー、貴女それ程に強いの?」
「ご想像に任せるのだわ」
「代理はやめよ!本人同士で戦う事、魔法も何でもありよ!」
「それでいいのなら、いいのですが、私が勝った場合、何をして頂けるのですか?」
「そうね、今最先端と言われているデザイナーを紹介しますわ。一着分のお代くらいは出してあげてもよろしいのよ」
「いえ、そういうのは結構です。陛下に頂いたドレスで満足していますので」
「え、じゃあ・・・何か欲しい物はあるのかしら?」
「そうですね~・・・では、お友達になってくださいな」
フローレンスは俺の提案が理解できないらしく、頭を抱えてしまった。
令嬢仲間と円陣を組み、俺の思惑について話し合いが続き1時間経過した頃、どうにか決闘する運びとなった。
*
「そ、その、貴女が勝てなくても、お友達くらいならなってあげても構いませんわよ」
「あら、お優しいのですね、その心配はご無用ですよ。必ず勝ちますから」
「へ、へぇ、まぁいいですわ。私も容赦はしませんからね!」
「ところで勝敗はどうやって決めるのですか?殺しても問題ないのです?」
「ぶ、物騒な事を言わないでください、ラミレス王国での決闘は頭に付けた羽根を落とした方が勝利、または相手を傷つけた方が反則負けですわ」
「はぁ・・・ちょっとぬるいルールなのですね、奴隷同士を戦わせる闘技場の方がまだ楽しそうなのに」
「恐ろしい事をいわないでくださいます?」
ずらりと並んだ令嬢の中に、ひときわ煌びやかな令嬢が鋭い眼つきで俺を睨む。
俺はどうしてこんなところに来てしまったのかと後悔してしまう。
すぐにイヴァ・アーデンとはまた違ったタイプの嫌な奴だという事がわかった。
「遥々田舎からよく来られましたね。一先ずは歓迎いたしますわ、カロリーナとやら」
「それはどうも、お誘い頂き、感謝致します」
「ところで、そのドレスはそちらの国の流行なのかしら?随分やぼったく見えますが」
「そうではありませんが、私の様に貧相な体でも多少見栄えよく見える様に作って頂いた物です」
「あらあらあらあら、宝石の一つも散りばめれないドレスがオーダーメイドとはどれだけ遅れてるのかしらね。もっと良い職人が育てばかの国も多少は繁栄するかもしれませんわ」
それはまるでこちらの服飾が優れているかの様な言い草だった。
そもそも、俺は必要としていなかったし、それこそドレスじゃない方が良いとまで思っている。
スーツなんて前世でも柄ではなかったが、いっそその方が楽だと思う程だ。
そこで張り合う必要はないのだが、頂き物を貶されて黙ってられる程、俺の心は広く無かった。
「なるほど、ラミレス王国の令嬢たちは宝石をちりばめないと、映えない人物が多いという事なのでしょうね。その土地にはその土地の流行りと言うのがあると言いますね、成程、こちらの国の令嬢はそうでもしないと・・・という訳ですね」
「なんですって!」
紅茶の入っていたカップを床にたたきつけた。
そのしぶきが俺にまで飛んでくるのだが、もっと被害を受けるのはその当人、フローレンス・フェレーラ、公爵令嬢で貴族の中で一番の権力者らしい。
奇しくも両国トップクラスの公爵令嬢対決がここに始まったのだった。
とはいえ、中身が大人の俺は本気でやり合うつもりなんて毛頭ないんだぞ。
「大丈夫ですか?ドレスにシミが付いてしまいますよ」
「それは貴女も同じでしょう、こちらで洗って行けば良いわ、その間メイドの服なら貸してあげますわよ」
「それには及びません、このドレス、防水加工がしっかりしていますので、フローレンス様こそお急ぎになられた方が良いのではありませんか?」
「はっ、この程度のドレス、シミが取れなくなれば捨てるまでですわ」
「これだから成金は・・・。陛下が資金繰りで悩んでいるというのに公爵令嬢が率先して浪費を始める、嘆かわしい話です」
「浪費と言いますが、貴女のドレスだってすぐに成長して着れなくなるのではなくて?それこそ浪費というものですわ」
「最低限のパーティードレスのどこが浪費なのでしょう?」
「貴女自身にドレスを作ること自体が生地の浪費だと言っているのよ」
「はぁ、ではその苦情は陛下に申し付けください、これは陛下が選び、オーダーして頂いたドレスですので」
「まぁ!!」
「そのドレスを宝石が付いていないからと蔑んだ事は陛下にお伝えしておきます。宝石なんかより高価なアクセサリーを着けていますので、ドレスに宝石を着ける必要性は感じませんけどね」
「宝石なんかより高価ですって?」
「ええ、例えばこの指輪、ヘイトリングは魔物を引寄せ・・・ああ、あなた方が魔物だったのですか。王国に蔓延る魔物がこーんなに」
「失礼ね!」
「成程成程、陛下がバーランド王国に嫁を探しに来たのも納得ができます、魔物相手では陛下もその気にならないのでしょう」
「いいわよ、その挑発、受けて立ちます!決闘よ!」
手袋をぺしっと投げつけられ、唖然とした。
この令嬢が戦うのか───
そう思うと哀れで仕方がない。
「それで決闘のルールは何かな、あと勝者は何を得るのですか」
「そうね、剣で勝負を決めましょう。勝った方が王妃の座に座る、勿論逃げないわよね」
「は?王妃の座に誰が座るかなんて、貴女や私が決めれるとでも思っているとはどれだけ常識がないのかしら、とんだ越権行為ですよ。公爵令嬢ともあろうお方がこの程度の知識で王妃になりたい?笑わせようとするのでしたら、もう少しお知的な話にしてただけます?」
「い・・・わせて・・・おけば・・・いいでしょう、ではこれまでの侮辱を謝罪しなさい、それで許してあげますわ!」
「侮辱とは何の事でしょうか、事実を陳列したに過ぎませんよ。それを曲解して侮辱だととらえるのは勝手ですが、私は嘘は申し上げておりませんから、謝罪はしても撤回はできませんよ」
「もういいですわ!それで、決闘は今すぐしますよ、代理を建てるのは自由って事で、1時間以内に誰が戦うか決めなさい!」
1時間以内とか無茶を言う。
ところが戦うのが俺なのだから問題は無い、久しぶりに体を動かせるとなると楽しみでわくわくしていた。
「では、私が「私が戦うのだわ」
唐突にリリーが割り込んできた。
「リリー、何を勝手に」
「護衛役としての本分を果たすの。任せるのだわ」
「サンチェス家の懐刀を使うなんて卑怯ですわ!」
「リリー、貴女それ程に強いの?」
「ご想像に任せるのだわ」
「代理はやめよ!本人同士で戦う事、魔法も何でもありよ!」
「それでいいのなら、いいのですが、私が勝った場合、何をして頂けるのですか?」
「そうね、今最先端と言われているデザイナーを紹介しますわ。一着分のお代くらいは出してあげてもよろしいのよ」
「いえ、そういうのは結構です。陛下に頂いたドレスで満足していますので」
「え、じゃあ・・・何か欲しい物はあるのかしら?」
「そうですね~・・・では、お友達になってくださいな」
フローレンスは俺の提案が理解できないらしく、頭を抱えてしまった。
令嬢仲間と円陣を組み、俺の思惑について話し合いが続き1時間経過した頃、どうにか決闘する運びとなった。
*
「そ、その、貴女が勝てなくても、お友達くらいならなってあげても構いませんわよ」
「あら、お優しいのですね、その心配はご無用ですよ。必ず勝ちますから」
「へ、へぇ、まぁいいですわ。私も容赦はしませんからね!」
「ところで勝敗はどうやって決めるのですか?殺しても問題ないのです?」
「ぶ、物騒な事を言わないでください、ラミレス王国での決闘は頭に付けた羽根を落とした方が勝利、または相手を傷つけた方が反則負けですわ」
「はぁ・・・ちょっとぬるいルールなのですね、奴隷同士を戦わせる闘技場の方がまだ楽しそうなのに」
「恐ろしい事をいわないでくださいます?」
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