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真のトラブルメーカー

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 トラブルメーカーって2種類居るの知ってますか?

 行く先々でトラブルを起こす人と、トラブルが寄ってきて結果問題を起こす人。

 私は後者でした。

 今は懐かしの地元ではある日突然顔も名前も知らない強面のお兄さん達から声を掛けられ本人確認されたと同時にボコボコにされる。

 何故か土下座を強要される(ヤンキーの基礎的行動) 意味が分からないので取り敢えず事情を聞こうとすると歯向かったと認識されて追加ボコボコにされる。

 結局理由を聞くと知らない奴が赤井の名前を使ってあることないことを吹聴してると。

 ちなみに吹聴してた奴は拡声器役。

 地元から逃げ出すまでの赤井の日常w

 これが思わぬ弊害を生み出すことになる。

 トラブルというものはトラブルメーカーになるのだ。

 田舎の噂や悪口は風の速さの如く広まるのが速い。
 つまり、仕事先の関係者から『陰口を叩く奴』と認識されたり
 
 知り合いが貶されたと怒り仕事を渡されなくなったり軽く見られ仕事の連絡が来ない等の所謂社会的制裁兼私刑を受けたのだ。

 私はその時、1ヶ月仕事を干され。
 毒親から逃げていたので帰る場所も無く、事情を説明して大家さんに土下座してアパート周りの仕事をして家賃を減額プラス延滞していた。

 副業禁止にしている癖に会社からは日当月額払いなのに『待機』

 辞めると言えば今度は世話してやったのにと厚かましいお言葉を頂戴して更に干され業界自体に居場所が無くなった。
 そもそも名前が珍しかったが為に独り歩きした名前の悪意の威力は凄まじかった。

 今度は悪評を広めたり、利用する奴まで出てきて警察から顔写真を求められたりもした。

 名前を騙り婦女暴行ゴニョニョをした奴が居たと。
 そもそも違う件で警察がマークしていたと(無関係な事件)言うことで関わってないことを知ってるので無実を証明しておかないと大変なことになると言われ犯罪者でも無いのに指紋や顔写真まで撮られる羽目に。

 最後は車から人の視線が来たり人がこちらを見ただけでも恐怖を感じ。
 田舎の夜は出歩く人がほぼ居ないので夜しか出歩けなくなり

 仕事を干されてお金も無かったので病院で診察を受けて行政の力に頼りお金を借りて地元から逃げ出した。

 地元で身動きが出来んくなったトドメは幼なじみの親友だった子からの

『おめぇクズだな』

 が致命傷だった。 信じて欲しかったけん。
でも1つもやってないことで大勢で来られたら言い返しても勝てんやん。

 トラブルメーカーになりやすい人は心の拠り所が無いこと。

 まともな親も一緒に跳ね返してくれる友達もおらんかったのが最初の1歩。

 そして、人を悪くいう時は悪意をもって着色したり話を脚色したりしたらいけん。

 貴方の口から出た言葉は人を1人通したら10倍の悪意の濃さになって広まる。

 だからどんなに嫌いでも1つだけでもいい所を言うのを忘れないで欲しい。

 "他人の悪口を言う時はいい所も言え"

 これは地元を逃げ出して今居る地域に来たまだ心のしこりが残ってる時に尊敬できる人に言われた大切な言葉。

『お前の話は胸糞悪いな。人に話す時は客観的に話せ。お前の私情を持ち込むな気分が悪くなる。
 確かに辛かったかもしれないけど、俺はその人達のことを知らないから同情も何もできない。
 でもいい所も教えてくれるならもっと対話したり対外関係を強化すべきだったとか言えるやろ?』

 言われてハッとした。自分が顔だけ知ってる人の悪口を知人から聞くとその人の悪い所ばかり見えて
 関係が拗れる、結果私は自分がされたことを遠回しにしていたと言うことになると。

 その後。仕事の都合で物理的に距離が出来て5、6年会えてないけど未だにその人のその言葉は大事にしてる。

 悪口は軽口。褒め口は留口。上手くはないけれど私はこう思って行動してる。

 軽口だから突発的に言っちゃうけどね。
でもそれを発信してしまうと誰かからヘイトを稼いでる。
 それが最後には胸に楔を打ち込まれる日が来るのかもしれない。

 ただ……毒親毒兄妹だけは未だに許せないと言うよりフラッシュバックするから忘れられないだけだけど。

 もう悪口というより憎悪という悪感情なんだと思う。

 人を呪わば穴二つ、でも人と人なら少数派や弱者が絶対に被害を被るというトラブルメーカーにならないようにしてくださいね。

終わり!!
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