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青年期

2章19話

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俺達はギルドに来て今回のリザルトを確認していた。

受付はランさんだった。
「今回もすごい量ですね。では結果を伝えるとオークの魔石583個とオークジェネラルの魔石18個オークキングの魔石1個武器が50本ですね。
合計大金貨15枚と金貨3枚大銀貨26枚です」

俺はそれを聞いて売却額が高すぎると感じて
「ランさん。オークキングの魔石の売却額は?」

「大金貨10枚です!」

かなり高いな。まぁ、あれだけ強かったからな。
「大金貨3枚、金貨3枚と、大銀貨はパーティー資産へ」

俺は金額を伝え振り返り2人へ

「あまりにも報酬が高いからどうする?各自カードに貯金した方が良いぞ?1人大金貨4枚だ」

俺はそう伝えるとリールは

「アロウ私は何枚入れたら良いかわからないから決めて」

そう言われたので

「リールは今日から3日間休みにするからその間最低限の算術の勉強だな」

そう言うとガーンと効果音が聞こえる位絶望みたいな顔をしていた。

「私は、大金貨3枚と金貨4枚と大銀貨10枚は貯金で」

「リールは大銀貨10枚以外は貯金な?」

そう伝え、2人のカードをランさんに渡し。
俺は全部貯金した。

2人にカードを返して。
俺もカードを受け取り全ての報告を終わらす。

3人でギルドを出ようとするとシルムが入ってきた。
「おう!アロウ達も帰りか?」

「あぁ、シルムそういえば魔術書の爺さんと知り合いだよな?
最近見ないんだけど会える時間を知らないか?」

「ローデン老か?あの爺さんアロウとカルナ嬢に触発されて
魔術修行してるぞ?なんか用があったのか?」

まじかあの爺さんまだ強くなるのかよなんて思っていた。

「今日杖をドロップしてな。
爺さんに魔術鑑定してもらおうかなって思っててな」

シルムは納得した様な顔をした後。
「俺が鑑定しよう。杖だしな」

俺は言われるがまま杖を取り出すとシルムはスキルを発動した。

「ふーん当たりだな。いい杖だな。ミスリルの杖で効果は『魔力向上』『魔術ストック』『打撃力UP』だ。ヤミ嬢ちゃんにピッタリだな」

そうニカッと笑いヤミの武器としてオススメされた。

「おぉ、ありがとうシルム。金払うよ」
そう言うと手を振り断られた。

「今度また料理作ってくれよ。お前が作る料理すげー美味いからな」
シルムはそう言うので

「あ、そういえばあの屋敷買い取ったから今度訪ねて来てくれよ」

拠点を買った事を教えた。

「おう、また行かせてもらうぜ」

そう言ってシルムは報告の為か受付へと向かって行った。

今回は、多少の失敗はあれど結果は大成功と言う事で俺達《黒銀の殲滅者》は好調の滑り出しとなったのであった。
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