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2章2次職へ
#16 2次職昇格ミッション
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「はぁぁぁぁ!!」
洞窟の中、二足歩行の犬、コボルトという魔物を左手に持った剣で切り裂く金髪の青年。
ダンジョンでは下から2番目の難易度の場所で1人で複数のコボルトを虐殺していた。ら
コボルト達も必死に、金髪の青年を仕留めようと動くも彼は攻撃を右手の短剣で弾き素早く左手の剣で切り裂いていく。
上位種達も動き始めるも止まらない……
コボルト達は、動揺していた。
この青年、軽装で皮鎧の胸当てを着けている以外防具は無い
一撃与えれば餌になる筈なのに、と
腕や足は太く食い出がありそうだと群がるも駆逐されてしまっている。
既に後ろの方では、恐慌状態に陥り逃げ回っているコボルト達も居る。
それもその筈だ。
青年がひとたび剣を震えば2、3体が上と下や右と左に泣き別れているのだ。
「~~~~~~~~~~~」
何かを叫びながら、笑顔で迫ってくる死神を見てコボルト達は自分の死を悟った。
◇
「ふぅ、お小遣いっ♪お小遣いっ♪♪」
俺は、鼻歌を歌いながらコボルト相手に小遣い稼ぎをしていた。
ティアとステラとパーティーを組んでから3ヶ月が経っているがやはり経験の差はデカかったのだ。
俺は最低級のダンジョンにしか潜ってなかったので、ランクがめちゃくちゃ低くく2人の入るダンジョンへ同行すれば入れるが実績としては寄生野郎にしか見えないと新・受付嬢にアドバイスされたのだ。
「グーフィスさん、良かったですね。エラー野郎が紐野郎や寄生野郎に昇格ですね?」
と、
勿論、冗談なのだが。
結構傷付いた……ティアやステラは気にしないと言うが。
そもそもパーティーリーダーは何故か俺なのだ。
彼女達は、前回のスタンピートの功績によりDランク昇格している。
俺?、モチのロンFランクだ。
今までの不遇な対処からEランクに上げても良いので無いかと意見が出たそうだが。
「上がってくる奴はそのままでも上がってくると儂は思うがね?」
このグランドギルドマスターの一言によりそのままになった。
それから、俺は1人で貢献度ポイントを貯めていち早くランクを上げる為に奔走していた。
はっきり言って金が足らんのも理由の一つだった。
ティアやステラは防具に金を積み込めば良いが俺は剣の素材や品質を上げないと上のダンジョンでは通用しないのだ。
ティアには弓が効かなくても、マジックアローがある為Dランクダンジョンでも普通に通用する。
それと2次職への道が見えないのも焦っている理由でもある。
「ステータスオープン」
-------------------------------------------
グーフィス
職業:剣士★
Lv100/100
経験値:1000/1000
スキル:剣術Lv5、双剣術Lv5
武技:強撃、スラッシュ、チャージ、極地
-------------------------------------------
「ふぅ、なんだろうねコレはほんとに……いつになったら効果が出るの?」
俺は、ガックリと肩を落とす。
普通初期職業のレベルカンストをさせると2次職に自動的に上がる筈なのに
俺の場合は、★マークが着いて終わりだった。
チヨばぁに確認をすると、極稀にミッションが起きる人が居るのだと言う。
それがこの★マークなのだという。
しかし見返りはとても大きく職業としては優遇される職に就けるのだという。
俺は背嚢にドロップ品を入れて奥に向かった。
「よし!ボス部屋辿り着いた。これが終われば俺もEランクだ!」
俺はEランク昇格の為にここに来たが思ったよりダンジョンの魔物が弱かったので攻略してさっさとEランクへ昇格しようとしていた。
本音を言うと引き返して帰るよりボスを倒して転移装置で帰った方が早いと言うのもある。
「ん?おかしい……」
ここの事前調査の話では、ここにはコボルト20匹とコボルトロードが居るはずなのに何もいない。
「!!!」
後ろの扉が急に閉じた……
俺は何が何だが分からぬまま混乱していると突然声が聞こえて来た。
『2次職昇格の試練を始める、汝の力を示せ』
渋い声がそう言うと目の前に、魔法陣が現れ
ボスが出現した。
「おいおいおい、神様はどんだけ俺の事嫌いなんだよ?」
俺は冷や汗をかいて居た。
目の前に居るのは確かに二足歩行の犬だが
体格を見る限り違う……あれは上位種中の上位種のワーウルフだ。
3mは有ろうかと思う程デカく筋骨隆々だった。
コボルト50体集まっても勝てやしないレベルの魔物だ。
「グルるるるるぅ」
涎を垂らし俺を睨むワーウルフ。
既に俺は、短剣と剣を抜いて注視していた
ーーが見えなかった。
「ぐへっ」
俺はワーウルフから回し蹴りを食らっていた
ボス部屋の壁に当たって止まった瞬間にすぐに立ち上がる。
ワーウルフは再び、霞の様に消えたと認知した瞬間に
俺は極地のスキルを使う
このスキルは、クランの奴に剣で切り付けられた時に発現したスキルで
脳のリミッターを外し、知覚領域を増やすスキルだ。
ワーウルフは既に目の前来て居て、再び回し蹴りを俺に食らわせようと背中を向けていたので俺は左手に持つ剣を振り下ろし右の短剣はワーウルフの足に刃が刺さる様にガードする
「ニタニタしやがって、舐めんじゃねぇぇぇ」
ワーウルフの背中とオマケで尻尾に右足にダメージを与えてやった。
「グルル?」
ワーウルフは攻撃を食らった事を不思議そうになりながら距離を取った……が。
俺の横に尻尾が落ちている事に気付きブチ切れた。
「ガァァァァァァ」
キレて単調な攻撃なら俺も対処のしようがあると思ったが……
如何せん速すぎる、リミッターを外している状態で互角なのだ。
噛み付きや、致命傷を食らわない様にするので手一杯だ。
先程よりも、速く尚且つ力がこもった攻撃に苦戦する。
逆転の目を探すも焦っている状態では思い浮かばず。
覚悟を決める。
肉を切らせて骨を断つプラス玉砕覚悟で攻撃をする事にする。
俺は、ワーウルフの右手の爪の攻撃をガードせずに皮鎧で受けた。
皮鎧がゆっくりと弾け飛んで俺の鍛え上げた胸筋まで達した事が分かる。
俺は右手の短剣でワーウルフの口に短剣を突き出していた
「グルァ!?」
大慌てで首を左へと傾け避けようとするワーウルフに
俺は右手の剣を振り上げていた。
互いに胸へと傷を負った。
だが、圧倒的に不利なのは俺の方だった。
極地により、リミッターを強制的に外している為
脳への負担がやばい。
頭が焼け切れそうだった
だがしかし、だからこそ俺は余裕を見せて笑った。
「油断してるからそうなるんだぜ、オオカミ野郎がっ!」
次は、俺の方から踏み出していた。
ワーウルフは格下に傷を負った意味が分からず混乱していたが俺が前身した為左手で突きを放った。
俺はそれを避け剣を振るうが、3mを超えるワーウルフの腕はとても長くその射程距離を避けて1歩前身したとは言え剣が届く距離では無い。
「俺に飛び道具が無いと思ったか!クソがぁ」
俺はスラッシュを右の腰だめから左斜め上へと振り上げた剣の勢いのまま鞭の様に右斜め上から左下へとスラッシュを2発放った。
完全に油断していたワーウルフはモロにスラッシュを受けてバッテン印の傷を胸に着けた。
洞窟の中、二足歩行の犬、コボルトという魔物を左手に持った剣で切り裂く金髪の青年。
ダンジョンでは下から2番目の難易度の場所で1人で複数のコボルトを虐殺していた。ら
コボルト達も必死に、金髪の青年を仕留めようと動くも彼は攻撃を右手の短剣で弾き素早く左手の剣で切り裂いていく。
上位種達も動き始めるも止まらない……
コボルト達は、動揺していた。
この青年、軽装で皮鎧の胸当てを着けている以外防具は無い
一撃与えれば餌になる筈なのに、と
腕や足は太く食い出がありそうだと群がるも駆逐されてしまっている。
既に後ろの方では、恐慌状態に陥り逃げ回っているコボルト達も居る。
それもその筈だ。
青年がひとたび剣を震えば2、3体が上と下や右と左に泣き別れているのだ。
「~~~~~~~~~~~」
何かを叫びながら、笑顔で迫ってくる死神を見てコボルト達は自分の死を悟った。
◇
「ふぅ、お小遣いっ♪お小遣いっ♪♪」
俺は、鼻歌を歌いながらコボルト相手に小遣い稼ぎをしていた。
ティアとステラとパーティーを組んでから3ヶ月が経っているがやはり経験の差はデカかったのだ。
俺は最低級のダンジョンにしか潜ってなかったので、ランクがめちゃくちゃ低くく2人の入るダンジョンへ同行すれば入れるが実績としては寄生野郎にしか見えないと新・受付嬢にアドバイスされたのだ。
「グーフィスさん、良かったですね。エラー野郎が紐野郎や寄生野郎に昇格ですね?」
と、
勿論、冗談なのだが。
結構傷付いた……ティアやステラは気にしないと言うが。
そもそもパーティーリーダーは何故か俺なのだ。
彼女達は、前回のスタンピートの功績によりDランク昇格している。
俺?、モチのロンFランクだ。
今までの不遇な対処からEランクに上げても良いので無いかと意見が出たそうだが。
「上がってくる奴はそのままでも上がってくると儂は思うがね?」
このグランドギルドマスターの一言によりそのままになった。
それから、俺は1人で貢献度ポイントを貯めていち早くランクを上げる為に奔走していた。
はっきり言って金が足らんのも理由の一つだった。
ティアやステラは防具に金を積み込めば良いが俺は剣の素材や品質を上げないと上のダンジョンでは通用しないのだ。
ティアには弓が効かなくても、マジックアローがある為Dランクダンジョンでも普通に通用する。
それと2次職への道が見えないのも焦っている理由でもある。
「ステータスオープン」
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グーフィス
職業:剣士★
Lv100/100
経験値:1000/1000
スキル:剣術Lv5、双剣術Lv5
武技:強撃、スラッシュ、チャージ、極地
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「ふぅ、なんだろうねコレはほんとに……いつになったら効果が出るの?」
俺は、ガックリと肩を落とす。
普通初期職業のレベルカンストをさせると2次職に自動的に上がる筈なのに
俺の場合は、★マークが着いて終わりだった。
チヨばぁに確認をすると、極稀にミッションが起きる人が居るのだと言う。
それがこの★マークなのだという。
しかし見返りはとても大きく職業としては優遇される職に就けるのだという。
俺は背嚢にドロップ品を入れて奥に向かった。
「よし!ボス部屋辿り着いた。これが終われば俺もEランクだ!」
俺はEランク昇格の為にここに来たが思ったよりダンジョンの魔物が弱かったので攻略してさっさとEランクへ昇格しようとしていた。
本音を言うと引き返して帰るよりボスを倒して転移装置で帰った方が早いと言うのもある。
「ん?おかしい……」
ここの事前調査の話では、ここにはコボルト20匹とコボルトロードが居るはずなのに何もいない。
「!!!」
後ろの扉が急に閉じた……
俺は何が何だが分からぬまま混乱していると突然声が聞こえて来た。
『2次職昇格の試練を始める、汝の力を示せ』
渋い声がそう言うと目の前に、魔法陣が現れ
ボスが出現した。
「おいおいおい、神様はどんだけ俺の事嫌いなんだよ?」
俺は冷や汗をかいて居た。
目の前に居るのは確かに二足歩行の犬だが
体格を見る限り違う……あれは上位種中の上位種のワーウルフだ。
3mは有ろうかと思う程デカく筋骨隆々だった。
コボルト50体集まっても勝てやしないレベルの魔物だ。
「グルるるるるぅ」
涎を垂らし俺を睨むワーウルフ。
既に俺は、短剣と剣を抜いて注視していた
ーーが見えなかった。
「ぐへっ」
俺はワーウルフから回し蹴りを食らっていた
ボス部屋の壁に当たって止まった瞬間にすぐに立ち上がる。
ワーウルフは再び、霞の様に消えたと認知した瞬間に
俺は極地のスキルを使う
このスキルは、クランの奴に剣で切り付けられた時に発現したスキルで
脳のリミッターを外し、知覚領域を増やすスキルだ。
ワーウルフは既に目の前来て居て、再び回し蹴りを俺に食らわせようと背中を向けていたので俺は左手に持つ剣を振り下ろし右の短剣はワーウルフの足に刃が刺さる様にガードする
「ニタニタしやがって、舐めんじゃねぇぇぇ」
ワーウルフの背中とオマケで尻尾に右足にダメージを与えてやった。
「グルル?」
ワーウルフは攻撃を食らった事を不思議そうになりながら距離を取った……が。
俺の横に尻尾が落ちている事に気付きブチ切れた。
「ガァァァァァァ」
キレて単調な攻撃なら俺も対処のしようがあると思ったが……
如何せん速すぎる、リミッターを外している状態で互角なのだ。
噛み付きや、致命傷を食らわない様にするので手一杯だ。
先程よりも、速く尚且つ力がこもった攻撃に苦戦する。
逆転の目を探すも焦っている状態では思い浮かばず。
覚悟を決める。
肉を切らせて骨を断つプラス玉砕覚悟で攻撃をする事にする。
俺は、ワーウルフの右手の爪の攻撃をガードせずに皮鎧で受けた。
皮鎧がゆっくりと弾け飛んで俺の鍛え上げた胸筋まで達した事が分かる。
俺は右手の短剣でワーウルフの口に短剣を突き出していた
「グルァ!?」
大慌てで首を左へと傾け避けようとするワーウルフに
俺は右手の剣を振り上げていた。
互いに胸へと傷を負った。
だが、圧倒的に不利なのは俺の方だった。
極地により、リミッターを強制的に外している為
脳への負担がやばい。
頭が焼け切れそうだった
だがしかし、だからこそ俺は余裕を見せて笑った。
「油断してるからそうなるんだぜ、オオカミ野郎がっ!」
次は、俺の方から踏み出していた。
ワーウルフは格下に傷を負った意味が分からず混乱していたが俺が前身した為左手で突きを放った。
俺はそれを避け剣を振るうが、3mを超えるワーウルフの腕はとても長くその射程距離を避けて1歩前身したとは言え剣が届く距離では無い。
「俺に飛び道具が無いと思ったか!クソがぁ」
俺はスラッシュを右の腰だめから左斜め上へと振り上げた剣の勢いのまま鞭の様に右斜め上から左下へとスラッシュを2発放った。
完全に油断していたワーウルフはモロにスラッシュを受けてバッテン印の傷を胸に着けた。
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