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第1章経験値と努力の行方
#13スタンピード掃討戦
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俺達は小規模ダンジョン群に向けて前身して行き外に出てしまっている魔物の掃討戦が開始された。
朝日が完全に昇り切った後、作戦は終了した。
「あ"ーーーーー疲れたぁ」
皆満身創痍だった。
最後に結構大きめのゴブリンの群に出会ったのだ。
その時はジェネラルや上位種ばっかりで俺もジェネラルに切り付けたりティアもバンバンマジックアローを使って掃討していた。
流石にログは残らないが、経験値は貰えたのでガッツリ稼げた。
経験値ボーナスの中には貢献度経験値がある。
最後に倒した人だけが経験値貰えるとなると争いが起きるからな。
その経験値の割合はレベルに応じて支払われるのだ。
初期職業はレベルそのままの割合。
2次職はレベル+100分と初期職業からの足し算た数÷100の割合になる。
例えば2次職の56レベルの場合、初期職業のレベル100足して1.56割の経験値が貰える。
初期職は経験値の上限が低いので割合が低くても結構旨みがあるのだ。
「よし!今日はどれだけ上がったかな?ステータスオープン」
-------------------------------------------
グーフィス
職業:剣士
Lv58/100
経験値:375/580
スキル:剣術Lv5、双剣術Lv3
武技:強撃、スラッシュ、チャージ
-------------------------------------------
「うひょひょひょ」
俺は笑いが止まらなかった。
そんな突然の俺の奇行にティアはドン引きしつつも
「グーフィス君?結構レベル上がったんですか?」
そう聞いてくるので普通にステータス画面をティアに共有化して見せた。
「ふむふむ、結構上がってます……ん?あれ?グーフィス君上げ始めてから3日しか経ってないのにこれは異常ですよ!」
確かにその通りだが、普通だろうと思う。
「いや普通雑魚倒して上げてくレベルを格上ばかり相手してりゃこれ位上がるだろ?流石にレベル20代でオークの相手したら1発で死ぬだろうけどな」
そう俺はあっけらかんと話す。
そもそもレベル0の時の経験値捨ててた時の事を考えるともう充分戦闘経験はあるし下地はあるので少し格上と戦っても死ぬ事は無いと思ってたし。
どこの世界にレベル0で魔物と戦うアホが居ると思ってるんだと俺は思う。
まぁでもそんなアホな事をしたからこその今の自分の力だとも思う。
俺の今の戦力が異常だとは言え、それはあくまでも最底辺の中ではという略称付きだ。
上を見ればキリが無い。
ゴブリン種=コボルト種<オーク種<オーガ種とどんどん魔物は強さを増して行くのだから。
俺の目標は高くいつか竜種とも戦えるAランク冒険者だからな。
正直Sランクは高み過ぎて想像がつかないのだ。
ランクの高いダンジョンが無いこの街にはそうそうにSランクは来ないし。
そもそも人類最強戦力であり、好き勝手に生きてる人も居ると言うし。
有名なSランクで言うと、『戦場の武器商人』と呼ばれるドワーフ族のガルドさんが居る。
普段は武器を作る為にどこかの山に篭っているのに、ふらっと戦場に出てきて自分の作った武器を使い戦場をめちゃくちゃにしたかと思うと、片方に武器を売り付けて武器の性能を確認してまたふらっと帰って行くとかな。
戦場に大穴あけて爆笑してたと思ったら武器投げ捨てて
「こんのくそ!ガラクタがぁぁ」
と叫んだのも有名だ。
こんな感じで、他のSランク冒険者もほぼ人前に現れないから謎の場合も多いのだ。
そんなこんなでティアと談笑していた所
「ぶへぇー」
といきなり冒険者の1人がぶっ飛んできた。
俺はそいつを受け止め驚いていると
「何だこのゴブリン?ファイターか?」
拳で戦うゴブリンが出た様だが、何か様子が変だ。
軒並み、人が吹っ飛んで行くのだ。
近接戦闘が主だった冒険者達がボコボコにされている。
「つ、強すぎる……ジェネラルより強いかもしれん」
冷や汗をかきながら、盾使いの男が盾を砕かれ吹き飛ばされていた。
ふむ、見た事ある動きをしているな。
あれはロイさんが前に教えてくれた事のあるカンフーって奴だな。
どっかの国の特殊武術で魔力とは違う力を使って戦う武術だ。
俺は次の標的になっていた、冒険者とそのゴブリンの間に立ち入り。
ロイさんに教えて貰った受け流しをしながらそのまま腕に飛び付き腕に関節技を決め込んだ。
だが、くそバカ力だった。
「ぐぬぅぅぅぅ、誰か早く討伐しろぉぉぉ。抑えきれん」
「お、おう」
無事にそのゴブリンは討伐された。
「ログにコイツの名前が記録されてる筈だ。確認してみろ」
俺は討伐した人にカードを確認させた。
そこには"変異種ゴブリン"と明記されていた。
コイツCランクなのか。
「おい、エラーお前さっきの動き何だよ!?変異種ゴブリンを抑え込むとかおかしいだろ!?」
そんな事を言われたので。
「ロイさんに教わったんだよ。俺を排除しようと実力行使に出た時に初回殺しの技を複数授けて貰ったんだ。さっきの奴も俺には討伐は出来ないけど抑え込む事は出来ただろ?」
へぇーと納得していた。
ロイさんって名前言えば全部納得して貰えるんじゃ……とちょっと思ってしまった。
「おい、お前ら変異種なんて出てきちまったんだ。最後にもう1度周りを確認してから引き上げるぞ!」
一応リーダーの男が、指示を出し。
その後30分捜索したがゴブリンは居ない事を確認して俺達は連立式スタンピートを終える事が出来たのであった。
俺とティアは街に戻り、ギルドへ報告に行った所。
俺はいきなり拘束されたのであった。
朝日が完全に昇り切った後、作戦は終了した。
「あ"ーーーーー疲れたぁ」
皆満身創痍だった。
最後に結構大きめのゴブリンの群に出会ったのだ。
その時はジェネラルや上位種ばっかりで俺もジェネラルに切り付けたりティアもバンバンマジックアローを使って掃討していた。
流石にログは残らないが、経験値は貰えたのでガッツリ稼げた。
経験値ボーナスの中には貢献度経験値がある。
最後に倒した人だけが経験値貰えるとなると争いが起きるからな。
その経験値の割合はレベルに応じて支払われるのだ。
初期職業はレベルそのままの割合。
2次職はレベル+100分と初期職業からの足し算た数÷100の割合になる。
例えば2次職の56レベルの場合、初期職業のレベル100足して1.56割の経験値が貰える。
初期職は経験値の上限が低いので割合が低くても結構旨みがあるのだ。
「よし!今日はどれだけ上がったかな?ステータスオープン」
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グーフィス
職業:剣士
Lv58/100
経験値:375/580
スキル:剣術Lv5、双剣術Lv3
武技:強撃、スラッシュ、チャージ
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「うひょひょひょ」
俺は笑いが止まらなかった。
そんな突然の俺の奇行にティアはドン引きしつつも
「グーフィス君?結構レベル上がったんですか?」
そう聞いてくるので普通にステータス画面をティアに共有化して見せた。
「ふむふむ、結構上がってます……ん?あれ?グーフィス君上げ始めてから3日しか経ってないのにこれは異常ですよ!」
確かにその通りだが、普通だろうと思う。
「いや普通雑魚倒して上げてくレベルを格上ばかり相手してりゃこれ位上がるだろ?流石にレベル20代でオークの相手したら1発で死ぬだろうけどな」
そう俺はあっけらかんと話す。
そもそもレベル0の時の経験値捨ててた時の事を考えるともう充分戦闘経験はあるし下地はあるので少し格上と戦っても死ぬ事は無いと思ってたし。
どこの世界にレベル0で魔物と戦うアホが居ると思ってるんだと俺は思う。
まぁでもそんなアホな事をしたからこその今の自分の力だとも思う。
俺の今の戦力が異常だとは言え、それはあくまでも最底辺の中ではという略称付きだ。
上を見ればキリが無い。
ゴブリン種=コボルト種<オーク種<オーガ種とどんどん魔物は強さを増して行くのだから。
俺の目標は高くいつか竜種とも戦えるAランク冒険者だからな。
正直Sランクは高み過ぎて想像がつかないのだ。
ランクの高いダンジョンが無いこの街にはそうそうにSランクは来ないし。
そもそも人類最強戦力であり、好き勝手に生きてる人も居ると言うし。
有名なSランクで言うと、『戦場の武器商人』と呼ばれるドワーフ族のガルドさんが居る。
普段は武器を作る為にどこかの山に篭っているのに、ふらっと戦場に出てきて自分の作った武器を使い戦場をめちゃくちゃにしたかと思うと、片方に武器を売り付けて武器の性能を確認してまたふらっと帰って行くとかな。
戦場に大穴あけて爆笑してたと思ったら武器投げ捨てて
「こんのくそ!ガラクタがぁぁ」
と叫んだのも有名だ。
こんな感じで、他のSランク冒険者もほぼ人前に現れないから謎の場合も多いのだ。
そんなこんなでティアと談笑していた所
「ぶへぇー」
といきなり冒険者の1人がぶっ飛んできた。
俺はそいつを受け止め驚いていると
「何だこのゴブリン?ファイターか?」
拳で戦うゴブリンが出た様だが、何か様子が変だ。
軒並み、人が吹っ飛んで行くのだ。
近接戦闘が主だった冒険者達がボコボコにされている。
「つ、強すぎる……ジェネラルより強いかもしれん」
冷や汗をかきながら、盾使いの男が盾を砕かれ吹き飛ばされていた。
ふむ、見た事ある動きをしているな。
あれはロイさんが前に教えてくれた事のあるカンフーって奴だな。
どっかの国の特殊武術で魔力とは違う力を使って戦う武術だ。
俺は次の標的になっていた、冒険者とそのゴブリンの間に立ち入り。
ロイさんに教えて貰った受け流しをしながらそのまま腕に飛び付き腕に関節技を決め込んだ。
だが、くそバカ力だった。
「ぐぬぅぅぅぅ、誰か早く討伐しろぉぉぉ。抑えきれん」
「お、おう」
無事にそのゴブリンは討伐された。
「ログにコイツの名前が記録されてる筈だ。確認してみろ」
俺は討伐した人にカードを確認させた。
そこには"変異種ゴブリン"と明記されていた。
コイツCランクなのか。
「おい、エラーお前さっきの動き何だよ!?変異種ゴブリンを抑え込むとかおかしいだろ!?」
そんな事を言われたので。
「ロイさんに教わったんだよ。俺を排除しようと実力行使に出た時に初回殺しの技を複数授けて貰ったんだ。さっきの奴も俺には討伐は出来ないけど抑え込む事は出来ただろ?」
へぇーと納得していた。
ロイさんって名前言えば全部納得して貰えるんじゃ……とちょっと思ってしまった。
「おい、お前ら変異種なんて出てきちまったんだ。最後にもう1度周りを確認してから引き上げるぞ!」
一応リーダーの男が、指示を出し。
その後30分捜索したがゴブリンは居ない事を確認して俺達は連立式スタンピートを終える事が出来たのであった。
俺とティアは街に戻り、ギルドへ報告に行った所。
俺はいきなり拘束されたのであった。
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